【占星術基礎知識】ホロスコープを読む前に知っておきたい3つのこと

占星術に興味をもち、「自分でホロスコープを読みたい!」と思った時、いきなりホロスコープを読み始める前に、知っておきたい基礎知識があります。

占星術をこれから学ぼぶ方のために、ホロスコープを読む前に知っておきたい、最低限の基礎知識をまとめました。

目次

基礎知識1.ホロスコープの出生図を作るために必要な情報

出生図とは、あなたが生まれたとき、その瞬間の星空を、西洋占星術のルールでホロスコープチャートのなかに表したものです。

出生図のことをネイタルチャートと呼ぶこともあります。

ネイタルチャートを出すのに必要な情報は次の3つ。

■出生年月日

■出生時間(何時何分)

■出生場所

なぜネイタルチャートに出生日時と場所が必要なの?

■出生年月日が必要な理由

太陽系の惑星は、太陽のまわりを公転しているので、年が違うと惑星の位置は大きく違ってきます。
また地球は太陽のまわりを公転しているので、月日が違うと、地球から見える太陽の方角が変わるんですね。同様に、他の惑星も移動しています。

そのため、誕生日が違えば、ホロスコープチャートに表れる天体の位置は異なるんですね。

■出生時間が必要な理由

出生時間は、何時何分までわかれば大丈夫です。

時間が必要なのは、地球が自転しているから。

時間により天体の位置が異なることは、誰もが体験として実感できると思います。朝と夜では太陽の位置も月の位置も異なりますよね。同じ日・同じ場所であっても、朝、地球から見上げた空模様と、夜の星空は、天体の位置が違います。

■場所が必要な理由

地球は球体です。そのため、どこから星空を見上げるか?によって見てる方角が違います。同じ瞬間であっても、日本とアメリカから見た空模様は違います。そのため、場所の情報、具体的には緯度経度が必要です。

基礎知識2.ホロスコープチャートの出し方

ホロスコープを読むには、ホロスコープチャートが必要です。

手書きすることもできますが、まずは無料でホロスコープチャートを自動作成してくれるサイトを利用してみてください。必要な情報を入れると自動でホロスコープチャートが作成されます。

おススメのサイトを紹介しますね。

ホロスコープチャートを無料作成できるおすすめサイト

●Astrodienst

https://www.astro.com/horoscopes/ja

こちらのサイトは、いろいろな種類のホロスコープチャートが作成できますが、まずは「出生図、上昇点(アセンダント)」のチャートから作成してください。

●さくっとホロスコープ

http://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html

基礎知識3.ホロスコープを構成する主な要素

これからホロスコープを学ぶ方は、まずは、次の4つをおさえておけば大丈夫です。

1.12星座(12サイン)

12感覚と占星術

星占いでおなじみの12星座。

西洋占星術では12星座のことを12サインといいます。実際の星空の星座と、ホロスコープ上のサインは実は少しずれています。

12サインは、ひとのもつ「感覚」「ニュアンス」「世界観」を表しています。そのため、とらえどころのないものなので、基本的な意味に加えて、感覚的に理解ができるようになると、ホロスコープは楽しくなってきますよ。

12サインの基本的な意味

おひつじ座:ものごとを新しく始めようとする勢い、純粋さ。新しくスタートする勇気

おうし座:物質的で感覚的なものを求める堅実さと美意識

ふたご座:変化を楽しむ機敏な反応力。知性的で深入りしない

かに座:仲間意識、豊かな情感、尊敬できる人や価値観を模倣する力

しし座:心のなかから沸き起こる感動、創造的な気分

おとめ座:仕事能力などの実務・実用性、他者からの要求に応えようとする姿勢

てんびん座:多くの人を観察し、他人の個性を知ろうとする。協力関係。

さそり座:興味のある人や組織などと深くかかわることで、自己の可能性を開花したいという願い

いて座:哲学や思想などの抽象的なもの、フェアな競争意識 

やぎ座:社会的に貢献しようとする傾向、保守的な面

みずがめ座:自由と未来のための革新的な行動、多くの人との友好関係

うお座:社会的な価値ではなく魂や精神の領域への興味

ここに書いたものだけではなく、12サインが持つ意味は幅広くたくさんあります。すべてを覚えるというよりは「12サインってこんな感じ」を感覚的にとらえていくのがおすすめです。

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2.12ハウス

ハウスは地上で生きていく上での活動分野です。性格や心理的な傾向などを表すものではなく、個人の人生における具体的な活動領域を表します。

12ハウスの基本的な意味

第1ハウス:自分自身

第2ハウス:才能、仕事

第3ハウス:知性、初等教育

第4ハウス:住居、両親、家庭

第5ハウス:創作、趣味、投機、創造

第6ハウス:労働、健康、実務

第7ハウス:結婚、パートナーシップ、裁判、対人環境

第8ハウス:遺産、性、継承、共同体、金融、融資、生

第9ハウス:外国思想、宗教、学問

第10ハウス:キャリア、ステータス、社会参加

第11ハウス:友人、サークル活動、交友グループ

第12ハウス:秘密、潜在意識、マスメディア、精神世界

自分の天体がどのハウスにあるかを見ると、自分の人生におけるテーマとなる領域がわかります。

3.10天体

ホロスコープに描かれる天体は全部で10個。

月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星

天体は、わたしたち自身です。個人の主体を10個に分割したものが天体として、ホロスコープ上に表示されています。

月:個人の人格の基礎、幼児期に形成された性格傾向

水星:個人の知性の傾向や知能の使い方

金星:個人の感受性、対人的な愛情や芸術を楽しむ力

太陽:個人の主体的な目的、意義ある人生を生きようとする意志

火星:個人を社会で活かしていくための積極性、行動力

木星:他者を容認する寛大さ、善意

土星:自己管理能力、社会的に生きるための厳格さ

天王星:当たり前の日常を突破しようとする独自性や新規性

海王星:自意識を捨てた先の忘我、夢の状態

冥王星:日常生活を安定させている常識を壊すような、宇宙からやってくる力

月~太陽までは個人的なもので、火星~土星は社会との関わりとの間に存在する自己です。天王星~冥王星までは、宇宙と自己の関わりとして存在する自己です。

4.アスペクト

天体同士は、アスペクトでつながっていますアスペクトは「力」であり、アスペクトという角度でつながることで「作用」がうまれます。

角度による力の種類

0度:ふたつの天体の影響が混ざり合います

60度:ふたつの天体が助け合います

90度:ふたつの天体がぶつかり合います

120度:ふたつの天体連携します

180度:ふたつの天体が刺激し合います

ホロスコープチャートに描かれていること 

サインの感覚をまとった、わたしたちの主格の一部である天体が、どの領域(ハウス)で活動するかを知り、どんな相互作用をおこしていくのか。

その舞台となるのが、人、それぞれの人生。

つまり、ホロスコープチャートには、一人ひとりの人生そのものが描かれているのです。

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