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出生時間のわからないホロスコープを読むには、どうしたらいいか
「生まれた時間がわからないホロスコープは、どう読めばいいですか?」
占星術を教えていると、生徒さんからたびたび聞かれる質問です。
結論からいうと、出生時間のわからないホロスコープを読む方法は2つあります。
- ハウスやアングルを無視して読む
- レクティフィケーション(出生時間の割り出し)する
以上の2パターンになるかと思います。
どちらの方法で鑑定をするか、鑑定をする人は事前にご自身のスタンスを決めておいて、お客様にも伝えておくと良いでしょう。
それでは、以下に具体的な方法をお伝えしていきます。
ホロスコープの出生時間がわからないの対処法1:ハウスを無視して読む
出生時間がわからないと、アセンダントが定まりません。その結果、ハウスについても特定できなくなります。
また、天体のなかで最も足の速い月に関しては、およそ2時間で1度移動します。
つまり出生時刻がわからなければ、月の正確なホロスコープ上の位置がわからず、月星座(月のサイン)までも変わってくるのです。
ですから、出生時刻がわからないままホロスコープ・チャートを読む場合、
- 天体のサイン
- 天体のアスペクト
- 月については、時間による移動を考慮
こうした観点を中心にリーディングしていくことになります。
また当然ながら、アセンダントやMCといった感受点も読むことができません。
この範囲で得られる情報ですと、その人の性格的な傾向は十分に読み取れますが、その人が持つ才能を社会や家庭生活・地域社会でどのように活かしていくか?という点については、正直かなり読み解きが難しくなってきます。
そこで、おすすめなのがレクティフィケーションという技法です。
ホロスコープの出生時間がわからないの対処法2:レクティフィケーションする
レクティフィケーションというのは、その人の生まれた時刻をヒアリングとホロスコープを照らし合わせながら割り出す手法です。
これが正直なところ、占星術という「沼」のなかでも「沼中の沼」でして、かなり奥が深くて難易度も高いのです。
突き詰めていくと、どこまでも答えはないような気がするのですが、そうは言っても出生時刻の割り出しができないとホロスコープ・リーディングがままならないわけです。
そこで、占星術の基礎を学ばれた方であれば実践できるレクティフィケーションの手順を以下にまとめました。
わたしの生徒さんたちも、この手法で実践して成果を出してくださっています。
ぜひ、参考にしてくださいね。