【マイナーアスペクト】セプタイル51.428度の意味は?

マイナーアスペクトは、17世紀のドイツの天文学者であるヨハネス・ケプラーによって導入されました。

ケプラーは、それまでの占星術を作りかえて数学的に研究した人物です。

そのためマイナーアスペクトは占星術の歴史のなかでは比較的新しい概念です。いまだ研究途上ではありますが、近年注目が高まっています。

この記事では、マイナーアスペクトのセプタイルを紹介します。

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目次

セプタイルとは

  • セプタイル(septile):51.428
    • オーブ:±1度以内

セプタイルは、7角形の幾何学図形の1辺を作るアスペクトです。

セプタイルの記号

51.428度 セプタイル

  • Sと表記されることもあります。

セプタイルの調べ方

セプタイルを含むマイナーアスペクトを調べられる無料サイトを紹介します。

■さくっとホロスコープ作成
http://nut.sakura.ne.jp/wheel/horo.html<調べ方>
1.レポートのタブに移動します。
2.設定のアスペクトを +マイナー を選択
3.出生日時、出生地(もしくは緯度経度)を入力しホロスコープを作成
4.アスペクト表にアスペクト度数が表示されます

有料アプリになりますが、ホロスコープ表示ソフトのAstro Gold(アストロゴールド)もおすすめです。

■Astro Gold(アストロゴールド)
iOS版 https://apps.apple.com/jp/app/astro-gold/id430270438
Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cosmicapps.astrogold&hl=ja&gl=US
※Android版はiOS版よりも機能が少ないようなので、機能をよく確認してご購入を検討してください。有料のホロスコープ表示ソフトとしては高くはない価格設定。買い切り型のため月額使用などかからずに、ずっと使えるのでおススメできるアプリです。マイナーアスペクトも網羅しており、オーブの範囲も自分で設定ができます。

セプタイルの意味

  • 運命的で強制的な影響
  • 駆け抜けるような、強い表現力と伝達力
  • 突き動かされ、積極的に追い求める行為
  • 人生に勢いをもたらす
  • どうしても実現し、成就させたいと願う
  • ずっと落ち着かずに、追いかけ続けること
  • 自己実現し、夢を果たそうと、生涯に渡り追い求め続けること
  • 願うだけではなく、実際に形にすること

ただし、セプタイルがその人の意識のなかでどう働いているかは個人差があります。

セプタイルの天体が、人生を勢いづけているように感じる」ならば、おそらくこのアスペクトの力を受け取って、積極的に使おうとしている人でしょう。

なお、このアスペクトを持つ人は「誰からも後ろ指を刺されない生き方」を目覚すべきではありません。なぜなら、セプタイルを活かすと個性的で目立つからです。

大人しく枠のなかで生きるように強要してくる世間とは、闘わなければいけないのです。

セプタイルが宿命・奇跡のアスペクトと言われる理由

セプタイルは、ときに宿命のアスペクト、奇跡のアスペクトと呼ばれることがあります。

出生図におけるセプタイルの天体同士が、ハーモニクス占星術においてハーモニック7(第7調波)で合となります。(これをハーモニクス占星術では発芽と呼びます)

ハーモニック7は「実現したい理想、欲求」を表します。そのため「どうしても、叶えたい」想いが強く働きます。まるで運命に強制され、宿命に取りつかれたかのような、強い訴求力を作り出すのです。

そのためハーモニック7でコンジャンクションを形成するセプタイルは、宿命のアスペクト、奇跡のアスペクトと呼ばれることがあります。

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天体の組み合わせ別の意味

セプタイルの天体別組み合わせ全パターンの解釈のヒントを紹介します。

月と水星のセプタイル

月の持つ感情や無意識から上がってくる印象を、水星で言語化して表現する欲求として現れます。

文章や小説を書いたりするほかに、相手の心にじっと耳を澄ませる行為としても現れるかもしれません。

セプタイルはとても強い欲求なので、このアスペクトを持つ人は、月と水星を使うことを使命だととらえ、使い方を工夫していくといいでしょう。

月と金星のセプタイル

月は自分を守り、安心できる生活を求めます。ですが、金星がセプタイルしていることで、新しく楽しいことを月に取り込もうとします。

いつもの暮らしに変化や美意識をもたらし、もっと楽しい食事やもっと素敵な生活をつくりだそうとします。

月と太陽のセプタイル

このアスペクトを持つ人は、人生において太陽の持つ意志を高い確率で果たそうとします。

太陽の目的が、月の表す私生活に対して積極的に働きかけ、太陽の目的を果たそうと煽り続けるからです。

このアスペクトを持つ人は、太陽の意味をより深く調べてみるといいでしょう。

月と火星のセプタイル

火星が月を制御し変えようとします。「社会的に自立し主張したい」と願う火星によって、月の表す私生活などが変化させられます。

たとえば、起業して成功するために睡眠時間を削るといった行為として現れることもあるでしょう。

月と木星のセプタイル

木星は欲張りな天体でもあるので、月の表す私生活を拡張しようと働きかけ続けます。

月と木星のアスペクトは様々な現れ方をするので、一概には言えないところがありますが、たとえば、収入や生活レベルを上げようとする場合もあれば、ミニマリズムに偏ることで、生活の質を上げようとする場合もあるでしょう。

月と土星のセプタイル

土星が月を保護し続けます。より堅牢で安心できる環境を、日々求め続けるようなイメージです。

決まったルーティンを繰り返すことで、安心感を得るような人もいるかもしれません。

月と天王星のセプタイル

天王星の表す新規性や特殊性に、月は憧れ続けます。

ユニークな私生活を送りたい、またはユニークな性格でありたい欲求が、何かしらずっとあるはずです。

月と海王星のセプタイル

海王星の夢見る性質が、月に働きかけ続けます。

夢を自分の日常に浸透させるために、絶え間ない努力を続ける人でしょう。

月と冥王星のセプタイル

冥王星の異界のパワーが、月に働き続けます。月が表す感情や私生活は、他者から隔離されたり守られたり、強化されます。

そして、だんだんと何があっても折れない、耐久度の高い月になっていくでしょう。

水星と金星のセプタイル

水星と金星は、職業的に活用しやすいアスペクトです。

物書きやアーティスト、デザイナーなど、金星の美意識や水星の言語化能力を使う仕事において、その能力を発揮したいという強い欲求を持つでしょう。

水星と太陽のセプタイル

出生図ではこのアスペクトは形成されません。

シナストリーなどで相手(A)の太陽と自分(B)の水星がセプタイルした場合は、Aの太陽の目的意識を叶えるためにBの水星が情報を集め、知性を使い、休むことなく働き続けるかもしれません。

水星と火星のセプタイル

社会に向けて挑戦しようとする火星が水星と結びつき、鋭い知性を発揮し、野心的に邁進するでしょう。

このアスペクトを持つ人は、強い気力で取り組む人です。

水星と木星のセプタイル

水星と木星のアスペクトは、教養を高めることや多くを知ること、情報発信することに関わります。

このアスペクトを持つ人は、そうした知識を増やしたり、伝えることに意欲的な人でしょう。

 水星と土星のセプタイル

水星の知識や技術に対して土星が枠を作り、専門性を求めてきます。特定の分野などにおいて、具体的な知識をもつ専門家として、突き詰めていきます。

水星と天王星のセプタイル

水星が天王星を通して、既存の価値観に縛られない新しい情報を取り込みます。

そうしてアイデアのように受け取った知恵を、どうにか形にしようとする人です。発明家的な人とも言えます。

水星と海王星のセプタイル

海王星がもたらす霊感や夢の領域の情報を水星が受け取り、物語やフィクションを創造しようとするでしょう。

また、そうした作家的な仕事で成功しようと努力するかもしれません。

水星と冥王星のセプタイル

冥王星が持ち込んだ異界の情報を、水星が受け取ります。これまで当たり前だと思われていたことを覆すような情報を、積極的に受け取りにいこうとします。

また、非常にとがった水星となり、根本的なことを突き詰めようとします。

金星と太陽のセプタイル

出生図ではこのアスペクトは形成されません。

シナストリーなどでAの太陽とBの金星がセプタイルしていた場合、Aの太陽の創造性を、Bの金星に与え続けます。その結果、Aの太陽の意図をBの金星は芸術やセンスを通して表現ようとするでしょう。

金星と火星のセプタイル

金星と火星は、男女の関わりや恋愛を表すことがあります。

恋愛において相手を追い求めたり、求められたりする関係性になるかもしれません。

恋愛以外でも、心がワクワクしたことに対して行動が伴うアスペクトです。

金星と木星のセプタイル

金星と木星のセプタイルは、豊かさへの欲求として現れます。

贅沢をしたり、高価なものを手に入れたりするかもしれません。より多く求めようとします。

金星と土星のセプタイル

金星の表現に対して、土星が一定の型や形式を与えます。

それにより、表現に秩序や長期性が与えられて、表現を商業的に仕事にすることに成功するかもしれません。

金星と天王星のセプタイル

金星と天王星のアスペクトは、独自のセンスを表します。

セプタイルを形成すると、ファッションなど目に見える形で、自分のユニークな個性を表現しようとします。

金星と海王星のセプタイル

金星と海王星のアスペクトは芸術表現に縁があります。

セプタイルを形成する場合は、海王星が表す夢やビジョンを、努力して積極的に表現しようとするでしょう。

金星と冥王星のセプタイル

金星と冥王星のアスペクトは、常識の範囲で受け入れられる以上の限界を、超えたものを感受します。

深淵に触れるような経験をする人もいます。セプタイルを持つ人は、そうした金星と冥王星の限界を超えたものを感受する力を、積極的探求していくでしょう。

太陽と火星のセプタイル

火星のやる気を使い、太陽の目的を果たそうと努力し続けるでしょう。

集中して、熱量を高くもち、困難を突破していきます。

太陽と木星のセプタイル

木星が太陽の活動範囲を、拡張しようと働きかけます。

太陽が意志を持ち、創造性を発揮する方向性が決まったら、このアスペクトを持つ人は、徹底的に太陽の活動を広げていこうとするでしょう。

太陽と土星のセプタイル

太陽が創造する力であり、土星は終着点です。太陽と土星はセプタイルの場合、土星が太陽に対して「終着地点を決めて進むように」働きかけ続けます。

太陽が目覚め、土星の力を受け取ることができると、最終的な目標がハッキリと決まるはずです。

太陽と天王星のセプタイル

天王星はローカルなルールに染まりません。そのためセプタイルでは、太陽に対して何にも従属せずに、自由に自分の人生を創造するように働きかけます。

独断で人生における決断をしていこうとするかもしれません。

太陽と海王星のセプタイル

海王星が表すスピリチュアルや霊的なもの、あるいは芸術活動などにおいて、自分の太陽を発揮しようと努力します。

目に見えない世界に新しい可能性を見出そうとする人でしょう。

太陽と冥王星のセプタイル

太陽の創造性を発揮するための活力が、冥王星からもたらされます。

冥王星的な力は一般の人には認識できませんが、このアスペクトを持つ人は、冥王性的な異界の情報を受け取り、仕事に活かす場合があるでしょう。

限界を超えた先の領域に興味を持つ人です。

また、人生において生きるか死ぬかの状況で、底力を発揮するような場面があったかもしれません。

火星と木星のセプタイル

積極的な火星が、木星の影響でいろいろなことを思いついては試してみるような働きになります。

企画、プロモーションなどにも適性があります。

経済的に活性化している分野において、野心的にタイミングよく行動に移すことで、ビジネスとして成功する可能性があります。

火星と土星のセプタイル

<動きたい火星>と<禁止する土星>の組み合わせにより、何か一つに制限し、徹底的に集中して取り組む働きとなります。

明確な目的意識と合わさると、目標に向かって鋭く切り込んでいくことが可能になります。

火星と天王星のセプタイル

天王星はローカルな慣習を拒否して、独自なユニークさを求めます。行動の火星とセプタイルのアスペクトを取ることで、火星は身近なものには迎合しない独立的な行動をとり、得たいものを求め、意欲を燃やし続けます。

火星と海王星のセプタイル

海王星のもたらす夢に刺激を受け、火星は行動します。夢を追いかける人でしょう。

火星と冥王星のセプタイル

冥王星のもたらす極端な力が火星に加わり、極限まで自分を追い込み、行動する傾向があります。

普段の生活のなかで発揮できない場合は、トライアスロンのようなきついスポーツに取り組む人もいます。

木星と土星のセプタイル

教義などを拡大発展させようとする木星と、狭い範囲に閉じ込めようとする土星が刺激しあいます。

ある程度閉じられた枠のなかで、物事や教えなどを発展させようとするでしょう。

木星と天王星のセプタイル

天王星により、既存の常識に染まらない新しいものがもたらされ、木星はそれを拡大します。その結果、近未来的な新しいことを追求し続ける姿勢として現れます。

木星と海王星のセプタイル

海王星がもたらす夢や憧れを木星が受け取り、多くの人に広めようとします。

取りつかれたかのように、希望を公共の社会に広げたいと願うのです。

木星と冥王星のセプタイル

冥王星の影響により木星は極端なまでに増大し、日常的な範囲を超えていきます。

お金や権力が増大することもあれば、もっと別なものが拡張することもあるでしょう。

土星と天王星のセプタイル

土星と天王星の組み合わせは、精密さや正確性を表します

天王星が冴えた意識を土星に持ち込むため、土星が几帳面に間違わずに取り組むことができるからです。

土星と海王星のセプタイル

土星は現実主義ですが、海王星は神聖なものを求めます。このアスペクトを持つ人は、真面目な性質を持ちながらも、積極的にスピリチュアルや目に見えない世界に飛び込んでいこうとするでしょう。

ある程度世代的なもの。土星と海王星のセプタイルに他の天体がどうアスペクトを形成しているかまで確認するといいでしょう。

土星と冥王星のセプタイル

土星が壁を表すとすると、冥王星はその壁を突破する力です。

土星と冥王星のセプタイルを持つ人は、これまでの記録や常識、慣習といったものを超えるために挑戦し続けるでしょう。

ただし、このアスペクトはある程度世代的なもの。他の天体がどうアスペクトを形成しているかまで確認するといいでしょう。

天王星と海王星のセプタイル

海王星の夢や憧れを天王星が受け取り、まだ一般社会には降りてきていない領域に展開していきます。

たとえばインターネットのなかであったり、人々の意識の外側で、海王星の情報を展開します。時代が進むと、こうした情報は次第に土星領域にまで降りてきて、一般化されます。

ですが、このアスペクトは世代的なもののため、個人として意識するのは難しいかもしれません。

天王星と冥王星のセプタイル

天王星と冥王星はともに破壊と再生を意味します。天王星は社会を変革し、冥王星は根本からひっくり返します。

天王星と冥王星のセプタイルを持つ世代は、改革的な力を発揮していく世代でしょう。ただし、個人として意識するのは難しいかもしれません。

海王星と冥王星のセプタイル

海王星の神話的要素が、冥王星によって強調されていきます。

時代ごとに、人々の神話的イメージをアップデートしているアスペクトかもしれません。

世代的なもののため、個人が意識するのは難しいかもしれません。

シナストリーチャートにおけるセプタイル

この記事で紹介した天体の組み合わせパターンを、片方をAの天体、もう片方をBの天体であると置き換えて読んでみてください。

すると、シナストリーチャートにおけるセプタイルの働きや相性が、おおよそ理解できます。

その他

参考文献

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なお、アスペクトは複雑で難しいので、一気に理解しようとすると混乱します。

また、アスペクトを理解するためには、基礎のサインや天体への十分が必要です。

アスペクトは天体同士の関係性なので、登場人物(天体)性格(サイン)を先にしっかりと抑えたうえで、人物たちの関係性(アスペクト)を読んでいくようにしましょう。

メルマガでも、ホロスコープの読み方のコツをお伝えしておりますので、もしご興味ありましたら学びにきてくださいね。

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