二重円

独学でホロスコープを読むための18ステップ|占星術の勉強法

ホロスコープを独学で読むのは難しい?

こんにちは、ホロマムです。

「占星術って難しい」

ホロスコープに興味を持った人誰もが、一度は感じたことがあるでしょう。

私の友人は、ホロスコープのことを「沼」と呼びます(笑)そのくらい奥が深くて難しそう、という意味のようです。

でも実は、ホロスコープを習得することは、あなたが思うほど難しいことではありません。

多くの人が難しいと感じるのは、適切なステップで学んでいないからなのです。

そして適切なステップで学べば、独学でも読めるようになります。

ただ、独学にこだわないのであれば、自分にあった先生から学ぶことは、あなたのホロスコープ習得を、格段に効率化してくれるでしょう。

もし、あなたが、ホロスコープを読めるようになって人生を豊かにして、周りの人にも星のアドバイスを伝えたい、そう思うなら。

一緒に学習計画をみていきましょう。

あなたのステップにあった、もっとも効果的な方法が見つかるはずです。

ホロスコープを学びたい!【占星術を習得するためのステップ一覧】

ホロスコープ・リーディング基礎編

目標:ホロスコープ(出生図)が読めるようになる!

【1】ホロスコープを学びたい!これから学ぶ人は、まず12サインを知ろう。

【2】12サインはイメージできる♬つぎは10の天体を攻略!

【3】いよいよハウスを学ぼう!人生に役立つレベルの占いができる!

【4】アスペクトを学ぶ!アスペクトは星の架け橋。

【5】アングルを腑に落とそう!

まずは、ここまで到達できれば大丈夫♬

自分や家族、友人、お客様のホロスコープ(出生図)が読めます。

次から具体的に解説しますね!

※「ホロスコープを感じるように読む方法」については、メルマガでもさらに踏み込んで紹介してますので、ぜひご登録くださいね↓↓

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【1】ホロスコープを学びたい!これから学ぶ人は、まず12サインを知ろう。

まず最初に、12サインの感覚をとらえましょう。これを12感覚といいます。

12サインはいわゆる12星座占いの星座に相当します。

なぜ12サインが大切か?その理由は、12サインとは人間が持つ12の感覚だからです。

私たち一人一人、得意な感覚は違っています。

ですが、ホロスコープを読むということは自分が苦手な感覚についても、直観的に理解する力が必要になるということ。

「12サインってこういう感覚だよね」

このイメージが掴めることが、ホロスコープ・リーディングの第一歩です!

【2】12サインはイメージできる♬つぎは10天体を攻略!

12サインのイメージが掴めたら、今度は10天体を攻略しましょう。

10天体とは、月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星のことです。

そして、10天体を学ぶということは、10の時間軸を理解すること。

これはどういうことかというと、天体というのは「時間」であり「動的なエネルギー」なのです。

一方で、サインは「静」のエネルギー。

この「静=サイン」と「動=天体」が組み合わさることで、次に説明するハウスというエリアにエネルギーが伝道されます。

天体の「動」の力を捉えるために、10天体を学びます。

【3】いよいよハウスを学ぼう!人生に役立つレベルの占いができる!

ハウスのレベルで、ようやく「あなたの人生」レベルの出来事が読めるようになります。

先に説明したように、サインは「静的な感覚」であり天体は「動的な時間軸」でした。

そこにハウスという「場」があることによって、宇宙的な力が地球上で循環し始めます。だからこそ、ハウスは超重要!

「私にあった働き方は?仕事は?」

「私にとってのパートナーシップは?結婚の意味は?」

これらは主にハウスを読むことで得られる情報です。

地球上で役立つ、つまり人生に役に立つレベルの占いをするには、ハウスまでたどり着く必要があります。

また、ハウスというのは実はサインと上下関係にあります。なので、最初にサインを学んだことが、ここでまた活きてくるのです。

【4】アスペクトを学ぶ!アスペクトは星の架け橋。

あなたは、神聖幾何学という言葉を聞いたことがありますか?

神聖幾何学は、幾何学図形から宇宙の理を知る学問です。

そして実は、ホロスコープにおけるアスペクト構造のベースには、幾何学図形が隠されています。

つまり、アスペクトには、宇宙理念が表現されています。

そして、サイン・天体・ハウスによって地球にもたらされた宇宙の力は、アスペクトの幾何学図形の意図に沿って、私たちの人生に作用します。

アスペクトがときに難しいのは、現代の人々が宇宙理念を学ぶことに慣れていないから。

ホロマムの講座では、アスペクト幾何学論として、宇宙理念を踏まえてわかりやすくお伝えしています。

【5】アングルを腑に落とそう!

アングルとは、アセンダント・ディセンダント・MC・ICのことです。生まれた時刻によって、アングルは決まってきます。

アングルによって、人生における立ち位置が定まります。

これらのアングルの意味を理解すると

  • 外見や体質
  • 人生を通して向かう方向
  • 得意なこと、無意識の癖
  • 対人関係から学ぶこと

さまざまなことが理解できるようになります。

また、これは私や占星術仲間の経験則なのですが、アングルが同じ人同士は、過去生のつながりが強い傾向があるようです。

中級ホロスコープ・リーディング

ここからは、中級以降の内容です。このホームページでもいくつか記事を書いてます。学習の参考にしてください!

目標:ホロスコープを複数チャート読めるようになる

基礎編の「出生図」が読めたら、あとは応用です。前世や魂レベル、そして二重円、三重円に進みましょう♬

【6】ドラゴンヘッドから前世を知ろう

【7】新月図、満月図を読もう

【8】プログレスチャートの太陽と月の運行を読もう。

【9】トランジット図から、今現在の星模様を読もう

【10】小惑星やその他感受点を読もう

【11】相性図−シナストリーを読んでみよう

【12】相性図−コンポジットを読んでみよう

【13】1年の運勢−ソーラーリターンを読んでみよう

  上級ホロスコープ・リーディング

目標:自分の占星術を極めよう!

ここまで来たら、もう説明は要らないですね。自らの好みや方向性の応じて、自分の占星術を究めていきましょう。

【14】サビアンシンボルのルールを知る

【15】アラビックパーツを読もう

【16】ハーモニクス占星術に挑戦

【17】恒星占星術―太陽系を飛び出そう

【18】時刻修正をしよう

他にも、まだまだ当ホームページに書ききれていない様々なホロスコープのチャートの種類や技法があります。

自分なりの占星術の道を見つけることができると良いですね!

ですが、色んな技法に走る前に・・

どんなことでも、一番大事なのは基本・基礎です。

最終的には、ホロスコープを丸っと感じることが大事ですから、そのために必要な本質的な学びは早い段階でしておきましょう!

「ホロスコープを感じる」方法については、メルマガで具体的にご案内していますので、ぜひご登録くださいね↓↓

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【二重円】ホロスコープの相性の見方・読み方のポイントは?

ホロスコープから相性を読もう

こんにちは、水澤純です。

ホロスコープって、出世図までは独力で読めるようになったとしても、その先の『相性図』などの『二重円』になった途端に、急にレベルアップする感じがありませんか?

私自身も出世図までは独学で読めるようになったのですが、その後の二重円・三重円については先生に習いにいきました。

とはいえ習ってみて感じたのは、相性図などを読む場合も、出生図と基本は一緒だということ。

もちろん、多少の慣れは必要ですが、そこまで身構えなくても大丈夫!

ということで、この記事ではホロスコープから相性を読む方法について解説していきます。

ホロスコープの相性図を読む方法

いくつかのアプローチにて、 ホロスコープを読んでいきましょう。

相性図は、アスペクトを読む

相性図を読むために、もっとも重要なのは、アスペクトです。

というのも、アスペクトがなければ、2人の間にエネルギーの循環が起こりません。

アスペクトというのは、天体のエネルギーを伝える梯子(はしご)であり、アスペクトの種類によって、エネルギーの状態が決まってくるからです。

パートナーというのは、良くも悪くも、何かしらのエネルギー循環が起こっているものです。喧嘩の絶えないパートナーであっても、穏やかに助け合う関係であっても、2人の天体が共鳴して関係性を築いています。

なお、2人の相性を読むための相性図には次の2種類があります。

  • シナストリー
  • コンポジット

アスペクトを読むためには、シナストリー・チャートを作成して下さい。

▶︎シナストリー

なお、アスペクトを読むための一番シンプルで簡単な本はこちら。わかりやすくてオススメです。

サインの相性を読む

アスペクトが最も大事とお伝えしましたが、同時にサインについても見ていきましょう。

とくに、サインのエレメントと、サイン同士の関係性は、無視できません。

というのも、たとえば彼が牡羊座の火のサインで、あなたが蟹座の水のサインだった場合。火と水は、やはり打ち消しあうような作用があります。(これは自然界における火と水のイメージと同じです)

それに、牡羊座と蟹座というのは、ホロスコープ上において、スクエア(90度)の関係性ですね。

そのため、ぶつかり合ったり、意見が食い違いがち。

もちろん、喧嘩別れをしてしまうカップルもいれば、乗り越えていけるカップルもいるので、一概に相性が悪いというわけではありません。

ですが、それぞれがもつ性質と、その性質同士の関わりを知ることから、2人の力の共鳴がどのような形で起こりやすいか、見えてくるのです。

なお、夫婦の場合は、月星座同士の相性をもっとも重要視します。

詳しくは、こちらの記事にまとめたので参考にしてください。

▶︎月星座とアスペクトから見る夫婦の相性を見る

補足:隣り合うエレメントは、うまくやれる。

上記にて、水と火は打ち消しあうよ、と解説しました。

たしかに4元素の性質からするとそうなのですが、それらの組み合わせのなかでも『隣り合ったサイン』については、お互い尊敬しあう関係が築きやすいようです。

たとえば、土と風もまた、打ち消しあう元素なのですが(土が固めようとするものを、風が散らすので)

山羊座(土)と天秤座(風)というスクエアの関係よりも、山羊座(土)と水瓶座(風)といった組み合わせのほうが、穏やかな関係になりやすいです。

占星術においては、自分の次のサインについては好感や憧れを持ちやすい、なんて話もあります。次に目指すところだからでしょうか。

補足情報ですが、頭の片隅に入れておいて下さいね。

相手の天体が、自分のどのハウスに入るか?

さて、ハウスについても忘れずに見ていきましょう。こちらもシナストリーチャートから見ていくことができます。

なお、ハウスは出生時刻がハッキリしている場合にしか使うことができません。

とはいえシナストリーの場合、二重円の内側のチャートの人のハウスが定まっていれば大丈夫です。

シナストリーにおけるハウスの活用方法

二重円の外側のチャートの人の天体が、内側の人のどのハウスに入っているか?

という観点で見ていきます。

たとえば、Aさんの6ハウス(仕事・雇用・奉仕を表す)に、Bさんの木星(拡大の星)が位置しているとしましょう。

この場合、AさんにとってBさんは〈仕事を運んでくる人〉〈仕事を依頼してくる人〉と解釈できるでしょう。

ついつい、Bさんの期待に応えようとして、頑張りすぎてしまうかもしれませんね。

他の例だと、たとえば、Aさんの2ハウス(お金・仕事)にBさんの土星(制限・安定)が位置していれば、Aさんの収入を安定させたり節制させる役割をBさんが担うかもしれません。

このように、〈内側のチャート(上記の例だとAさん)のどのハウス〉〈外側の相手のチャート(上記の例だとBさん)のどの天体〉が入っているか?という観点から、読むことができます。

過去生でのつながりを知りたい場合、ドラゴンヘッドは要確認。

ホロスコープは輪廻転生を前提としていますので、相性図においてもまた、相手との過去生における関係が見えることがあります。

わかりやすく決まった読み方があるわけではありませんが、相性図においてドラゴンヘッドやドラゴンテイルと他の天体がコンジャンクション(0度)していたり、何かしらタイトなアスペクトを組む場合には、過去生においてのつながりが強い可能性があります。

親子関係であったり、ツインソウル的なつながりであったりするケースもあるようです。

なので、 ドラゴンヘッドやドラゴンテイルについても、アスペクトを見る習慣をつけると、なにかと発見があるかもしれません。

複数人の共同作業を知りたければコンポジットチャートで。

相性とはまた違うのですが、2人以上の人が複数人で何かを成そうとするときの方向性については、コンポジットチャートが向いています。

コンポジットチャートについては、別の記事にまとめていますので、ご覧ください。

▶︎コンポジットチャート

さいごに

いかがでしたでしょうか?

相性図もまた、サイン・天体・ハウス・アスペクトなどの基本をしっかり学んでおけば、その応用で読んでいくことができます。

だからこそ、基礎の本質的な理解が大切になってきます。

多くの人が「暗記」や「枝葉の知識」だけで占星術の学習を終わらせてしまいます。

その結果、その後の学習の幅を狭める結果になってしまうのです。

占星術の学びを「お勉強」で終わらせるのは、本当にもったいないです。

基礎を本質的に学ぶからこそ、感性で読むことがでいる土台ができます。

このサイトでは、ホロスコープを感じるをテーマに、さまざまな情報を提供しています。

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おすすめの記事

シナストリーで相性を読むなら、このアスペクトをチェック!

ホロスコープで相性を読むときは、相性を見たい二人のネイタルチャートを重ねて作成するシナストリーチャートを用います。

恋愛や結婚の相性は、非常にバラエティが多く「このホロスコープなら、運命の人!」といったように、パターン化して読むことが難しいです。

ですが、恋愛・結婚に関係する天体が、どの天体とアスペクトを作っているかを見ていくことで、二人の相性を知ることができます。

シナストリーとは

シナストリーとは、ホロスコープのネイタルチャート間で相性を見るために用いる手法のひとつです。黄道座標をそろえて二つのチャートを重ね合わせて、そこで成立するアスペクトを読みます。そこから、相性が良い・悪いといったことも読んでいきます。

2つのチャートを用いるため、二重円でもあります。

二重円について

恋愛・結婚の相性を読むならこの天体

定番として押さえておきたいのが、次の4つの天体です。

太陽・火星:男性を表す

金星・月:女性を表す

男性側のホロスコープでは、女性を表す金星と月を見ると、女性の好みのタイプがわかります金星=恋人にしたい女性像、月=結婚したい相手像です。

例)月が魚座にある男性は”よくわからない不思議な人”を結婚相手に選ぶ傾向がある

女性側のホロスコープでは、男性を表す太陽と火星を見ると、男性の好みのタイプがわかります。火星=恋人にしたい相手像、太陽=結婚したい相手像です。

例)太陽が山羊座にある女性は、“常識的な価値観があり、堅実な相手”を結婚相手として選ぶ傾向がある

シナストリーチャートを見る前に、お互いの理想像を把握しておきましょう。

インターアスペクト

お互いの4つの天体の関係性をインターアスペクトから読むことでも、異性関係の好みや傾向を知ることができます。

特に月は、日常の範囲に収まる影響力のため、お互いの月のインターアスペクトを見ると、結婚生活を送った時の「居心地の良さ」という観点での相性を知ることができます。

一方で恋愛は、金星と火星のインターアスペクトを見ます。

なぜなら、恋愛は「ちょっとした非日常」や「楽しく刺激的」な要素を含みますよね。そのため、金星の管轄となります。

また、「情熱的」であったり「性欲」を伴うこともあるため、火星の管轄でもあるのです。

たとえば、片方の人の金星と、もう片方の人の火星がアスペクトを形成する場合は、あっという間に惹かれ合う関係になります。

シナストリーで相性を読むならおさえておきたいアスペクト

コンジャンクション

シナストリーチャートから相性を読むときは、まずはインターアスペクトでコンジャンクションしている天体があるかどうかを、パッと確認してみるといいでしょう。

コンジャンクションは、より正確に度数が重なるほど、2つのチャート間の繋がりが強くなります。その他のアスペクトも同様にオーブ(許容度)が狭いほうが、より作用が強くなります。

また相性を読むときには、インターアスペクトだけを見るのではなく、そのアスペクトに関わるネイタルチャートとのアスペクトについても読んでいく必要があります。

そのため、シナストリー法で相性を読む場合、双方のネイタルチャートを十分に考慮することが前提となります。

コンジャンクションについて詳しくは

セクスタイル

コンジャンクションとあわせてチェックしたいアスペクトが、セクスタイル(60度)です。

なぜなら、セクスタイルが、もっとも協力してお互いの凹凸を補いあえるアスペクトだからです。

月、水星、金星、太陽あたりにセクスタイルがあると、パートナーシップは比較的よいはずです。

ただし、セクスタイルに関わるハードアスペクトがある場合は別の影響が出て、セクスタイルの良さを上塗りする可能性もあります。

そのため、ホロスコープで相性を見る場合は、「相性だからここをチェックすればいい」といったように、あるポイントだけをチェックするのではなく、全体像を捉えるようにしてください。

シナストリーにおける注意点

アスペクトは、オポジション(180度)については、ネイタルチャートとは読み方がことなります。

シナストリーにおける男女間での相性という点では、オポジションは互いに強く引き合うことが多くなります。

なお、シナストリーにおいては二重円の感受点間にできるアスペクト(チャート間のアスペクト)のことをインターアスペクトと呼びます。

相性鑑定におけるソフトアスペクトとハードアスペクト

<インターアスペクトがソフトアスペクトの場合>

摩擦の少ない協力関係を築きやすいです。あるいは、一緒にいて自然な関係性を築けると言えるでしょう。

<インターアスペクトがハードアスペクトの場合>

価値観の違いが顕著であったり、意見が衝突しやすいなど、どちらかがプレッシャーを感じやすい関係性になる場合があります。ですが、インターアスペクトがハードアスペクトだからと言って、一概に「相性が悪い」とは言い切れません。

なぜなら、関係性によってお互いに高め合える可能性もあるからです。また、恋愛関係であれば「刺激的」な関係性にもなりやすいとも言えます。

なお「結婚して穏やかな生活を送れる」相性を見るのであれば、月の相性がいい相手であれば、安心して暮らせるでしょう。

あわせて読みたい

ホロスコープにおける相性の読み方

一例ではありますが、シナストリーにおけるインターアスペクトの読み方を紹介します。実際は、相性も出生図を読むときと同様に、総合的にリーディングしていくものですが、リーディングのひとつの観点としてご覧ください。

第一印象を判断する

第一印象の良し悪しは、アセンダントへのアスペクトで判断します。一方の人のアセンダントに、もう一方の人の太陽か月がオポジションの場合、出会った瞬間に魅力的に映るでしょう。

恋愛感情を抱く相手

恋愛感情については主に、金星へのアスペクトで判断します。ある人の金星に、もう一人の火星がコンジャンクション(0度)かトライン(120度)となる、あるいは天王星がコンジャンクションとなる場合、金星を持つ人が、火星か天王星を持つ相手に恋愛感情を抱くでしょう。

結婚相手となってほしい人

人生の設計については主に太陽へのアスペクトで判断します。ある人の太陽に、もうひとりの人のアセンダントか月がコンジャンクション(0度)あるいは木星がコンジャンクション(0度)かトライン(120度)となる場合、太陽の側の人が、もう一人のひとをパートナーとして関わりたい相手と見なしやすいでしょう。

ただし、このインターアスペクトを持っていたからといって、必ずしも結婚に至るというわけではありません。

親しみを覚える相手

親しみや安らぎについては、月を見ます。ある人の月に、もう一人の太陽がコンジャンクション(0度)かオポジション(180度)、あるいは月と月のコンジャンクションか、月同士のイージーアスペクト。月に対して、インターアスペクトの木星がイージーアスペクト。

なお、どんな関係においても、相性においては月がとても大切です。月の相性さえ良ければ、他に多少の難があっても、上手くやっていけることも多いのです。

苦手・嫌いな相手

ある人の太陽や月に、もう一人の土星がコンジャンクション(0度)かハードアスペクトを形成する場合。また、太陽・月に対してもう一人の人の、火星・天王星・海王星・冥王星がハードアスペクトを持つ場合も、太陽・月側の人が、苦手意識を感じるでしょう。

リリス、ドラゴンヘッド、アラビックパーツについて

恋愛・結婚の相性の場合、リリスやドラゴンヘッド、アラビックパーツが相手の感受点にコンジャンクションしている場合、深いつながりを示すと言われます。もちろん、このインターアスペクトがなくてもパートナーシップを築いている人は多くいるので、あくまで一例として考えてください。

リリス

ドラゴンヘッド

アラビックパーツ

ホロスコープから相性を読む方法

シナストリーの他にも、占星術において相性を知る方法があります。

月星座とアスペクトから相性を知る

コンポジット・チャート【相性】

太陽と月からわかるパートナーシップ

その他

参考文献

おすすめ書籍

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プログレスチャート(二重円)【占星術・ホロスコープ】

ホロスコープ プログレスチャートとは

プログレスチャートは、ホロスコープの出生図をベースとした加工チャートです。プログレスチャートは出生図の位置をスタート地点にして、動き続けます。その人の中で動きける体内時計のようなものです。内的な変化をあらわします。

その人の内側で進行するチャートであるため、現在運行中のチャート(トランジットチャート)とは連動しません。

プログレスチャートのことを、二重円と呼ぶことがあります。チャートが二重になっているものであれば、なんであっても二重円ではあるのですが、特にプログレスのホロスコープチャートのことを指す場合が多いようです。

出生図が一重円だとすると、プログレスチャートが二重円となります。

三重円(トランジット/トランシット)はこちら

ホロスコープ プログレスチャートの種類

セカンダリープログレッション 1日1年法

プログレスチャートでは、この方式がもっとも一般的です。他にも、ソーラーアークプログレッション法や、プライマリープログレッション法などがあります。

セカンダリープログレッションでは、太陽の1日の進行分(約1度)が、1年に相当します。つまり、出生図の位置から、およそ1年で1度ずつ先へ進む動きとなります。1サインをおよそ30年かけて進行します。

一方で、月は1か月で約1度進行します。1サインが30度なので、30カ月で1つのサインを通過します。

プログレスチャート、二重円の読み方

セカンダリープログレッションでは、それぞれ惑星の進行速度が異なります。

  • 太陽であれば、1年に約1度
  • 月は1年に約12度
  • 水星、金星は、1年に1度程度
  • 火星は、2年で約1度

不規則な動きをすることもあるので、正確にはチャートを見てほしいのですが、おおよそ上記の速度で進行します。

太陽より外の天体も進行しますが、比較的ゆっくりと動くことになります。そのため、ほとんど出世図からずれませんが、少しずれたタイミングで、ほかの天体とアスペクトを組むこともあります。(オーブは1.5度以内を目安にすると良いでしょう)

プログレスチャート(二重円)は、少しずつ動くプログレス天体同士のアスペクトに加えて、プログレスと出生図のアスペクトを読むと良いでしょう。また、そこにトランジットを加えたものを三重円といいます。

また、プログレス太陽は1年に1度、プログレス月は1か月に1度進行する特徴を活かして、太陽や月が在泊する度数のサビアンシンボルを読むこともおすすめです。1年単位あるいは1か月単位で、サビアンシンボルの流れにそったリーディングをすることもできます。

ホロスコープでプログレスの月を読む

プログレスの月は、他の天体に比べると速く進行するため、リーディングには使い勝手のよい天体でしょう。サビアンシンボルを読むのにも適しています。毎月テーマとなるサビアンシンボルを読むことができます。

サビアンシンボルとは

プログレスの月のもっともわかりやすい読み方は、プログレス月が在泊するハウスのテーマから、現在のその人の内面を知ることです。

プログレス月が1ハウス

「自分らしさとは何か」「自分は本当はどう生きたいのか」を問い直して、その結果何か新しいことを始めたくなる時期。

プログレスの月が2ハウス

「持って生まれた能力や才能をどういかすか」思案する時期。これまで取り組んできたことの土台を固めるために、安定や所有、蓄積というプロセスに入ります。

プログレスの月が3ハウス

好奇心を発揮して、さまざまなことに取り組んだり、学習する時期。フットワークが軽く良く動きまわる時期です。

プログレスの月が4ハウス

心身の回復と充電を図ろうとする時期。家族や地域社会とのつながりを取り戻して、3ハウスで摩擦した物事を解消する時期。

プログレスの月が5ハウス

4ハウスで充足したエネルギーを放出して創造性を発揮する時期。自分をアピールすることや、恋愛にも意識が向きやすい。

プログレスの月が6ハウス

5ハウスの時期に行ったことの結果について、調整をしていく時期。社会や他者と折り合いをつけながら、自己管理などを学ぶ時期。

プログレスの月が7ハウス

他者の視点を意識したうえで社会と関わる時期。プログレス月が1~6ハウスを通過してきた14年間に取り組んできたテーマを、ここで改めて他者へ向けて提示する時期。

プログレスの月が8ハウス

家族や血縁者、配偶者、恋人、身近な人との人間関係に深くかかわる時期。自力では困難であった成長を果たす。

プログレスの月が9ハウス

なじんだ場所や人間関係から飛び出して、より遠い場所へ向かおうとする気持ちがわいてくる時期。

プログレスの月が10ハウス

社会的な地位・立場や肩書きを確立する時期。仕事や事業に関して目に見える成果を得るために努力する。社会的発展性がピークになる時期。

プログレスの月が11ハウス

10ハウスの成果の次に、新たな姿勢で新しい何かを模索する時期。職場以外での人間関係の開拓など。

プログレスの月が12ハウス

対外的な活動を控えて、物静かな生活のなかで、自分の好きなことにじっくりと取り組みたくなる時期。

参考文献

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