複合アスペクト

複合アスペクトーグランドトライン、グランドクロス、グランドセクスタイル、小三角、Tスクエア―

複合アスペクトとは

複合アスペクトとは、3つ以上の天体によって形成されるアスペクトのことです。

アスペクトについてはこちらにて説明しています。

複合アスペクトによって、ホロスコープのなかにある幾何学図形が出来上がります。これによって、アスペクトの効果は何倍にも強まります。そして、逃れられないほどの強い影響力を発揮するのです。

この記事では、次の代表的な複合アスペクトについて解説します。

  • グランド・トライン
  • グランド・クロス
  • グランド・セクスタイル
  • 小三角
  • Tスクエア

グランド・トライン

グランドトラインは、トラインの効果をさらに強めたアスペクトです。

生まれながらにして持ち合わせている強い力を表します。

しかし、強大なその影響を使いこなせずに能力を発揮できないことも多々あるため、扱いの難しいアスペクトでもあります。また、幸運を表す配置すが、その幸運に任せてぶら下がって生きてしまうと、人生全般に”甘え”が出てしまうことがあります。

グランドトラインの場合は、火・土・風・水 いずれかの4元素を満たす組み合わせになることも多く、どのエレメントで形成されているかによって、その元素の意味合いが強くなります。

たとえば、火のグランド・トラインであれば、豊富な芸術性、インスピレーションなど。ただし、使いこなすには相当の努力が必要でしょう。グランドトラインにスクエアが絡む場合には、苦労はしますが、実際的な能力として使いやすいケースもあります。

グランド・クロス

グランド・クロスは、相当な強い個性として表れます。

グラクロを構成する天体やサインの種類などでも大きく性質が変わりますが、共通して言えることは、自分自身ではコントロールできないほどの強い衝動が存在するということです。人生への影響も大きいです。

なお、グランド・クロスは、活動宮・不動宮・柔軟宮 いずれかに偏りやすいです。

そのため、次のようなタイプが存在します。

活動宮でのグランド・クロス

強迫的なまでの活発な人になって、とにかく止まれないタイプ

不動宮でのグランド・クロス

頑固で動けず、悶々としてしまいがち。

柔軟宮でのグランド・クロス

考えが常に変化しやすく、他人の意見に振り回されてしまい、ひとつの考えに落ち着けない

出生図にグランド・クロスを持つ人は、自分の性向に困っていることも多いのですが「それでいいんだ、そういう星周りなんだ」と気が付くと、それだけでも楽になるようです。

グランド・セクスタイル

グランド・セクスタイルを持つ人は、他人を巻き込むような不思議な影響力を発揮します。

その独特な雰囲気と影響力から、多くの人が周囲に集まります。ムーブメントの中心にいる人ですが、本人もその流れに身を任せるしかないような、強い流れを生み出すのです。

小三角

小三角は、トラインのアスペクトにセクスタイルが加わります。トライン単体の場合、のんびとした幸運な雰囲気を表すのですが、そこにセクスタイルが加わることで、実際的に努力する姿勢が生まれます。

そのため、能力や運に甘えることなく、こつこつと努力したり働くことができる人柄として現れます。現代において、このアスペクトは非常に使い勝手がよく、小三角がある人は、運も努力も備わった”仕事のできる人”になりやすいです。

Tスクエア

Tスクエアは、オポジションとスクエアの組み合わせによる複合アスペクトです。

才能や技術をより良くするために、常に休みなく向上心を持って努力する傾向があります。試行錯誤もするため、途中で二転三転するような不安定さも見られますが、そういった不断の努力によって、能力が磨かれます。

叩きあげで出世したり、何か具体的な成果を出す人のなかには、Tスクエアを持つ人も多いです。

この複合アスペクトを持つ人は、長年苦労しながら努力して腕を磨いてきたタイプなので、どこか威厳や緊張感が漂う雰囲気の人もいます。

その他

参考文献

こちらの本は占星術を学ぶにあたっての基礎を網羅したオススメの参考文献です。コンパクトなのに情報量が多いので、最初の一冊としても。アスペクトの働きについても記載されています。

アスペクトの組み合わせパターンまで具体的に知りたい方は、こちらの本がオススメです。

 

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【占星術/ホロスコープ】アスペクトの本当の意味とは?

ホロスコープにおけるアスペクトの意味について

アスペクトを理解するために、必要なこと

西洋占星術を活用して、ホロスコープを読むときに、最低限覚えておかなくてはならない項目は、12サイン、惑星、12ハウス、アスペクトの4点となります。

この中でも、アスペクトは、解釈が難しいとされています。

その理由として

  • 惑星に対して、1つだけアスペクトがあることは少なく、複数の惑星とアスペクトをとること
  • 天体の順行、逆行という不規則な動きと関連するため、アスペクトも複雑になること
  • 複数あって、複雑なアスペクトを、統合的に読む必要があること

などが挙げられます。

しかしながら、アスペクトの根底にあるのは幾何学図形であること理解すると、アスペクトを読み解く手助けとなります。

このページでは、アスペクトを幾何学図形の一部として捉え、学習するための情報を記載します。

 

ホロスコープのアスペクトとは

西洋占星術は、生まれたときの天体配置を「ホロスコープ」というチャートに描きます。

この中で、惑星や感受点が、他の惑星と決まった角度を持ちます。これを、アスペクトと呼びます。

アスペクトは、惑星と惑星、あるいは惑星と感受点が、幾何学図形の一辺を構成しているとみなします。

アスペクトの意味は、元となる幾何学図の意味から取り出されます。

幾何学図形

アスペクトは、惑星の移動とともに、瞬間的に作り出される動的な配置です。

惑星はそれぞれ、異なる公転速度で動いています。それらの惑星同士の時間の動きのなかで、成立するのがアスペクトです。

メジャーアスペクト

アスペクトで代表的なものは、メジャーアスペクトと呼ばれます。

  • 0度(コンジャンクション)
  • 180度(オポジション)
  • 120度(トライン)
  • 90度(スクエア)
  • 60度(セクスタイル)

以上が、メジャーアスペクトです。

これらのアスペクトはそれぞれ、次の幾何学図形の一辺と考えることができます。

  • 円そのまま⇒0度(コンジャンクション)
  • 円を2分割⇒180度(オポジション)
  • 正三角形⇒120度(トライン)
  • 正方形⇒90度(スクエア)
  • 六角形⇒60度(セクスタイル)

マイナーアスペクト

メジャーアスペクトの他に、マイナーアスペクトもあります。

マイナーアスペクト

現在では、メジャーアスペクトほどは、積極的は使われない角度ですが、図形の角度の観点で捉えたときには、以下のマイナーアスペクトを、ホロスコープの読み解きに取り入れても良いでしょう。

  • 72度(クインタイル)
  • 51.428度
  • 45度(セミスクエア)
  • 40度

これらのアスペクトも、幾何学図形の一辺となります。

  • 五角形⇒72度(クインタイル)
  • 七角形⇒51.428度
  • 八角形⇒45度(セミスクエア)
  • 九角形⇒40度

また、マイナーアスペクトのうち、150度(クインカンス/インコンジャンクト)は、近年取り上げられることが多いアスペクトです。幾何学図形の観点からは逸れますが、占星術の業界では、メジャーアスペクトとして取り扱おうという意見があるようです。

ハードアスペクトとイージーアスペクト

0度、90度、180度をハードアスペクトと言います。また、60度、120度をイージーアスペクトと言います。

ハードアスペクトのほうが、葛藤や強い影響を与えやすく、イージーアスペクトは易きに流れやすいと言われます。

12サインにも、図形の意味が含まれる

実は、アスペクトだけではなく、12サインの背後にも図形の意味が含まれます。

4元素は、三角形のサインです。たとえば、火のサインであれば、牡羊座・獅子座・射手座が正三角形を構成します。活動宮、柔軟宮、固定宮という3区分では、十字の正方形の関係が作られます。

ですが、サインはアスペクトとは異なり、いつも決まった配置です。

惑星同士のアスペクトは動的なものでしたが、サイン同士の特性は静止した性格です。

 

アスペクトの幾何学図形の特徴

アスペクトは、特定の幾何学図形の一辺であることを説明してきました。メジャーアスペクトに対応する図形の意味を説明していきます。

アスペクト:円―コンジャンクション

円というのは、何もない状態です。それは同時に、「すべて」を表します。

ですが、円の状態では、意識は働きません。

アスペクトは、0度(コンジャンクション)になります。でも、コンジャンクションだけでは意識は動き出さないのです。

しかしながら、コンジャンクションは異なる公転速度の惑星同士が、混ざり合うタイミングであるため、強いパワーを持っています。他のアスペクトとの組み合わせにより、力を発揮していきます。

アスペクト:円を2分割―オポジション

円を二つに分けると、鏡のような性質を持ちます。お互いに向かい合うためのターゲットが決まります。

意識というのは、何かに対抗したり、壁にぶつかったりして、始めて意識できる状態となります。

円の2分割のアスペクトは、180度(オポジション)です。180度は、意識を対外的に向けていこうとする状態です。アピール力として表れます。

アスペクト:正三角形の一辺―トライン

正三角形は、極めてシンプルな図形です。のびのびと大きく拡大するような性質があります。加速して飛んでいくようなイメージです。

また、3次元の世界において、3は外界の影響に振り回されにくく、安定する数字とされます。椅子は脚が3本あれば、地表にまっすぐ立つことができます。

アスペクトは120度(トライン)です。同じ元素間となることが多いため、安定感がありながら、元素の特徴を活かして拡大しやすいアスペクトです。

アスペクト:正方形の一辺―スクエア

地上は、4つの原理で構成されています。東西南北、春夏秋冬、朝昼夕晩、火地風水など、環境の特質を表すときに4という数字がよく使われます。地に足の着いた形とされます。三角形が、飛んでいく図形だとすると、反対に四角は飛び立てません。4の数字は、グラウンディングを表します。

4つの要素の中には、2つのグループを含み、それぞれ対立しています。たとてば、風と火、水と土というグループはお互いに反発する性質です。

これらの対立するもの同時に含むため、葛藤や緊張感を生み出します。

しかしながら、地上において、何かを具現化したり、地に足の着いた活動をするためには、四角形の力が必要となってきます。

90度(スクエア)は正方形の図形の一辺です。

アスペクト:六角形の一辺―セクスタイル

六角形は、三角形とそれに対して反対向きに三角形の組み合わせです。反対に組み合わされた三角形は、どちらも主導権を握らずに、相対的に働きます。

60度(セクスタイル)は六角形に属しますが、60度のアスペクトをとる天体同士は、それぞれ異なる三角形に属することになります。それはつまり、120度(トライン)のアスペクトが同一元素内に収まるのに対し、セクスタイルは、三角形の軽さを持ちながらも、異なる元素間での関わりや新鮮な刺激を持ちます。

それゆえ、アスペクトの中でも、非常に使いやすいアスペクトであると言われます。

複合アスペクトについては、こちらでご覧ください。

参考文献

あらゆるアスペクトパターンが掲載されております。少しお高いですが、プロの占星術師必見です。

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