雑誌の連載、朝のテレビ番組でみる「12星座占い」を、チェックする人も多いですよね。
最近は、毎年年末近くなると「〇〇星座のあなた」のための手帳なども販売されています。
この12星座占い、どうやって星座ごとの運勢を出しているのでしょうか?
占星術を学んだ人であっても、実は知らない人も多いのが12星座占いのやり方。
この記事では、12星座占いの舞台裏を伝えます。
星座占いって、太陽星座を見るだけ?
たしかに12星座占いでは、太陽星座がポイントとなりますね。
そのため星座占いでは「太陽を見たら良い」と考える人が多い気がします。
でも、あなたがいざ太陽星座が〇〇座のあなたの今週の運勢を見ようとしたとき。
どうやって、ホロスコープ・チャートを出しますか?
星座占いにはソーラーサイン・ハウスシステムを使おう。
星座占いには、星座占いに適したチャートがあります。
それが、ソーラーサイン・ハウス・システムをつかったホロスコープ・チャートです。
通常、出生図のリーディングで使用されるチャートは、プラシーダス・ハウス・システムを用いたチャートです。
ですが、星座占いではソーラーサイン・ハウス・システムが便利です。
ソーラーサインとは、太陽が起点となるホロスコープチャートのことです。
つまり、アセンダントが太陽サインの0度になります。
そしてアセンダントを起点として、ピッタリ30度ずつハウスが切り替わります。
ソーラーサイン・ハウスシステムで出したチャートの例を見てみましょう。
↓ ↓ ↓
こちらが、ソーラーサイン・ハウスシステムのチャートです。
ソーラーサイン・ハウスシステムを使った12星座占いのやり方。
いよいよ、12星座占いをやっていきましょう。
もし、あなたの太陽星座が天秤座であるなら、天秤座0度をアセンダントに定めます。
※図の内側の円はアセンダントを特定の星座にあわせるために使用していますので、無視してください。
そして、太陽が蠍座にある10月後半〜11月の季節には、トランジット蠍座の太陽が2ハウスにあるということになります。
そして、他の天体もそれぞれハウスに散らばります。
今度は、あなたの太陽星座が山羊座である場合を見ていきましょう。山羊座0度をアセンダントにします。
そうすると、太陽が蠍座にある10月後半〜11月の季節には、トランジットの蠍座の太陽が11ハウスにあります。もちろんその他の天体も、それぞれに散らばります。
このようにアセンダントを12種類=12星座分用意し、その上にトランジット図を重ねることでハウスの配置の異なる12通りのホロスコープチャートが完成します。
このハウスの違いから、12パターンの運勢のリーディングをするのが、12星座占いのひとつのやり方です。