サロス周期とは、日食や月食の繰り返し周期のことです。同種類の日食・月食の減少が、数年ごとに繰り返し起こります。
日食とサロス周期
日食には、3種類あります。
- 部分日食
- 金環日食
- 皆既日食
です。
日食に違いが出るのは、太陽と月と地球の位置が違っていたり、月や太陽の公転軌道距離が変化するからです。
月・太陽が公転する軌跡は、まん丸ではなく楕円形をしてるためです。
そして、ある「日食・月食」が現れると、それから数年ごとに同じ特徴を持つ食の現象が起こります。
この周期を、サロス周期と呼びます。サロスサイクルとも呼ばれます。
サロス周期は、18年と11日です。またサロス周期に紐づく一連の食をまとめて、サロス系列と呼びます。
サロス系列
サロス系列の始まりは、北極または南極付近に、部分食が現れることから始まります。
サロス周期を重ねる毎に、赤道方面に異動していき、皆既食へと遷移していきます。
その後、反対側の極に向かい再び部分食となった後、サロス系列は姿を消していきます。
日食のサロス系列
サロス系列は、日食の場合は、およそ1300年継続した後に消滅します。
日食では、常に平均40本以上のサロス系列が進行しています。それぞれのサロス系列内では70回ほど日食が起こります。
月食のサロス系列
月食の場合は、およそ800年続いた後に、消滅します。
常時進行しているサロス系列は、平均27本です。消滅するまでの間に、45回ほど月食が起こります。
占星術とサロス系列
その人が出生した日の直前の日食のときに、魂が地球に降りてくるとも言われます。
占星術では、太陽が父であり、月が母であり、地球が子供であると考えられているからです。
そして出生後はサロス系列に沿って、およそ18年毎に同系列内の日食を経験します。
年齢は、17-18歳、35-36歳、53-54歳、71-72歳… となります。
このときには、魂のレベルでより自分の根底にあるものと接触するときだと言われます。価値観が大きく変わるタイミングです。