星占いで有名な12星座。どんなに占いに興味がない人でも、自分の太陽星座は知っているでしょう。
では、その12星座が4つの種類に分けられることは、一般的にはあまり知られていないかもしれないですね。
12星座を分類する4つの区分である火・土・風・水のエレメントは、西洋の世界で古くから思想や哲学のベースとなってきたとても重要なものです。
12星座、そしてホロスコープを理解するためには、4つのエレメントの特徴を知ることは必須です。
その4つのエレメントについて、この記事で掘り下げて学びましょう。
エレメントと星座の対応
まずは、エレメントと星座の対応を記します。
火のエレメントの星座
牡羊座、獅子座、射手座
土のエレメントの星座
牡牛座、乙女座、山羊座
風のエレメントの星座
双子座、天秤座、水瓶座
水の星座
蟹座、蠍座、魚座
ホロスコープ・占星術における4つのエレメントの性質と特徴
4つのエレメントは、火・土・風・水です。それぞれの性質と特徴を見ていきましょう。
占星術・火のエレメントの性質と特徴
火のエレメントの特徴は、他を寄せ付けず、独立的であるということです。また、宇宙の熱をダイレクトに受け取る存在です。
なぜかというと、火というのは、ひとりでに上空へ燃え上がるから。
そして、火というのはいつの時代も「精神性」と結びついてきました。「精神の火」と言葉もあります。
また、古代において日と火と幽(ひ)は、同じ力を表していました。
そして火は4つのエレメントのなかで、一番軽く、より原初的な元素です。
だから、火のエレメントの星座を持つ人は、
- 精神性が高い
- 直感が働く
- 個性的で、自分らしさを大事にする
- 個性が尊重されることを望む
という性質を備えています。
火の性質をいかした仕事
企画、アイデア、情熱を必要とする仕事が向いているでしょう。
占星術・土のエレメントの性質と特徴
土のエレメントの特徴は、押し固め、閉じ込める性質を持つことです。また、宇宙理念を地球内に保管する役割を担います。
なぜかというと、土は固く、足で踏みならされ、固く密度高く大地に保存されるからです。
土というのは、地球内部に、地球の善なるものを保管する役割を持っているのです。
そして、土のエレメントを持つ人は、
- 我慢強い、頑固
- ルールやポリシー、一貫性を重んじる
- 現実に満足せず努力する
- 現実主義
- 本能的
という性質を持つ人が多いです。
土の性質をいかした仕事
安定性の必要な仕事、感覚や才能をいかした仕事。
占星術・風のエレメントの性質と特徴
風のエレメントの特徴は、散らし、流通させることです。
なぜなら、風というのは、流動的で一箇所に留まらないからです。
そして、風というのは、常に世界と関わり続けます。木々を揺らし、鳥とともに大気を震わせます。他者と関わり続ける存在が、風です。宇宙の愛と光を運ぶ役割があります。
風のエレメントを持つ人は、
- 自由を愛する
- 一箇所にとどまることを嫌う
- 他者との関係の中で生きる、社交的
- 常に、感情やイメージといった波の中にいる
という性質を持ちます。
風の性質をいかした仕事
情報や客観的視点を扱う仕事
占星術・水のエレメントの性質と特徴
水のエレメントの特徴は、くっつくこと、そして夢・無意識・潜在意識・情感など、目に見えないものを扱うことです。
なぜなら、水は流れますが、次第に一箇所に集まり溜まるからです。
また、地上的なものから、一切の水が無くなったとしたら、全ては砂のようにバラバラになってしまうでしょう。水があるから、様々なものがくっつき、形となります。
そして、水には目に見えないエネルギーを溜める性質があります。フラワーエッセンスやレメディなどは、この水の性質を利用しています。
水のエレメントを持つ人は、
- 目に見えないものに敏感で、自分の世界をつくる
- 他者と相互依存することにより、人と人をつなぐ
- 他者に共感的
- じっくりゆっくり育てる
という性質を持ちます。
水の性質をいかした仕事
人に対して思いやりの必要な仕事、繰り返しの必要な仕事