サビアンシンボル4度

このページではサビアンシンボル4度の意味を、それぞれのサインごとに記載します。

  • 4度は、行動原理を安定化して力を強める度数
  • 動きの固定化

4度は、3度の反動で、そのサインの性質を「取り戻す」「強化し始める」という意味合いのシンボルが多いです。また、4度はサインの第一グループ(1~5度)の安定性をつくりだします。

目次

4度(活動宮)

活動宮の4度は、絆による心の深化がキーワードです。

牡羊座4度の場合は、男女の二人きりの関係ですし、天秤座4度の場合はもう少し人数が増えますが、いずれにしても、この人間関係の外にある世界とはまだ関わり合いません。牡羊座・天秤座4度の時点で大切なのは、自我育成のための足場であり、最初は個人的な関係性のなかで育まれるからです。

蟹座4度は、あえて低姿勢で弱気な態度で、相手と対等にかかわろうとします。これによって、蟹座らしい共感性を強化しています。鏡関係にある山羊座4度もまた、1度の「首長」のようなリーダーシップではなく、仲間との信頼関係と結束によって目的を果たそうとします。山羊座らしい「集団のための自己の妥協」「相手の意志を尊重する努力」をしてゆく度数です。

サビアンシンボル 牡羊座4度

隔離された歩道を歩く二人の恋人
Two lovers strolling through a secluded walk.

恋人同士のような、ひっそりとした場での交流によって、人間的な感情を育てること。3度では集団意識の鏡のような立場になっていたが、4度では、大きな力に振り回されることを辞めて、個人として生きていくために、個人的な行為に没入していきます。

男女間の感情・ロマンティックな刺激は、この度数を持つ人ににとって大切な要素です。

サビアンシンボル 天秤座4度

キャンプファイヤーを囲むグループ
A group around a campfire.

天秤座3度では、運命の急激な進化があって、自分の個性が花開き始めました。天秤座は、他者との関係から自我を見出しますから、4度では気の合う仲間と会い、夢や希望を共有します。縁を大切にすると良いでしょう。

サビアンシンボル 蟹座4度

ねずみと議論する猫
A cat arguing with a mouse.

蟹座のサインのもつ「共感」「同意」に馴染むために、4度ではあえて、低姿勢で弱気な態度で人と関わろうとします。サビアンシンボルの「ねずみ」と「猫」であれば、本来「猫」のほうが力が強いはずであるのに、あえて「ねずみ」と同じ立場で歩み寄ろうとしています。こうすることで、蟹座らしく個人意識を捨てていくための足固めをしています。

サビアンシンボル 山羊座4度

大きなカヌーへ乗り込む一団
A party entering a large canoe.

山羊座3度では、仲間の話を聞くようになりました。4度では、集団のために計画を練り、同じ目的に向かって、集団で協力しあって進もうとする姿勢があらわれています。信頼できる仲間と結束して共同作業をする度数です。

4度(固定宮)

固定宮の4度は、夢を抱くことで、自分自身が置かれた状況に愛着を感じるような性質があります。固定された立場のなかで、自分自身のサインの性質を強めるためには愛着が必要なのでしょう。

また、固定宮の4度では、そのサインの性質を「特別なもの」として与えられていると感じ取ります。

牡牛座4度では「資質や家系、運命」を享受しながらも、自分の意志で夢を見れるところまできました。鏡関係にある蠍座4度は、親しい人と親密な関係を築き、その閉鎖的な関係に充足感を感じる度数です。牡牛座は運命に、蠍座は親しい人たちとの密な関係性に、ある意味縛られているとも解釈できるのですが、この度数を持つ人は、そこに特別な愛着を抱くのです。

獅子座4度では、自己の若々しさ、はつらつとした力強さを誇ります。獅子座の性質を誇示したいのです。鏡関係にある水瓶座4度もまた、水瓶座らしい社会に縛られない自由さを証明するために「ヒーリング」などのニューエイジ的な技術を身に着けます。

サビアンシンボル 牡牛座4度

虹のたもとの金の壷
The rainbow’s pot of gold.

「虹」は天からもたらされたものであり、直観的啓示をあらわします。牡牛座4度のシンボルは、どこか幻想的な雰囲気があります。牡牛座は3度までは非常に環境依存的でしたが、4度からは「自分の意志で、夢を見る」ことが始まります。「金の壺」という豊かさを期待して、夢を育む度数です。

サビアンシンボル 蠍座4度

火のともったろうそくを運ぶ若者
A youth holding a lighted candle.

この度数では、親密な関係の相手と、心をすみずみまで通わせる体験をします。「ろうそくの火」とは、ここでは神秘的/性的/宗教的な場を表します。そうした深く感情の動く場での親しい人との交流によって、充足感を得る度数です。

サビアンシンボル 獅子座4度

正装した男と角を刈られた鹿
A  man formally dressed and a deer with its horns.

獅子座3度で得た、人生をいつまでも若々しく楽しみたいという姿勢を、4度では固定化させようとします。獅子座4度のサビアンシンボルのなかにある「鹿の角」は、若返りの効果があるとも言われます。

そのため、このシンボルは、自己の若々しさや力強さをアピールしたい欲求をあらわします。勇気ある行動を仲間に見せてる姿。

サビアンシンボル 水瓶座4度

インドのヒーラー
A Hindu healer.

水瓶座3度で社会的なキャリアを捨てたのちに、単独で自活できる技術を身につけて生きる姿勢をあらわします。社会的には怪しい存在になりますが、その分だけ自由です。セラピストやヒーラーなど、ニューエイジ的な仕事をする人のイメージです。会社などに縛られず、自分の力で生きていくために、一人で生きていけるだけの技術や職能などを持ちます。

4度(柔軟宮)

柔軟宮の4度は、3度で得た法則を用いて、それらを実用化することに興味を持ちます。4度は理論と現実のつきあわせの度数なのです。

双子座4度では「厳格なロジック」を「子ども心に残るような情感的な演出」として表現しますし、鏡関係にある射手座4度では、3度のような模擬戦ではなく、実際の人生の場で教えながら学ぼうとします。

乙女座4度では、3度までで得た「正しい」と感じる価値観を、平等に普及したいと願います。鏡関係にある魚座4度もまた、3度までで保護した価値あると信じるものを、できるだけたくさんの人に普及しとうと試みるのです。

サビアンシンボル 双子座4度

ヒイラギとヤドリギ
Holly and mistletoe.

双子座3度で自然界の法則を見出すことに興味を持った人は、4度では実際に応用します。「ヒイラギ」「ヤドリギ」はクリスマスに関係する樹です。この度数を持つ人は、自然をこのようなノスタルジックな形で活用するなど、情念的な演出をすることに関心があります。知性や技術で遊ぶのです。3度の厳格な知性中心の発想に対する反動でもあります。

サビアンシンボル 射手座4度

歩くことを学んでいる小さな子供
A little child learning to walk.

射手座3度での模擬的なゲームでしたが、4度ではそこで得た考え方を活用していきます。特に、他者に「自主的に歩き、独立する方法」を教えようとするでしょう。啓蒙的な性格です。幼児教育などにも関連することがあります。

サビアンシンボル 乙女座4度

白人の子供たちと遊ぶ黒人の子
A colored child playing with white children.

乙女座3度までで、目の前で見たものだけを判断基準としてきました。そして乙女座4度では目には見えないような民族的なルーツなどを無視して「みんな同じ人間じゃないか」という平等で公平な視点を持つのです。そのため、偏見や不平等は許さず、万人を平等に扱うための教育などの興味を持ちます。ですが、公平性だけでは通じ合えない場面もあるでしょう。

サビアンシンボル 魚座4度

狭い半島での交通渋滞
Heavy traffic on a narrow isthmus.

魚座3度は、貴重なものを保存する度数でした。4度では、そうした貴重で価値あるものの普及を試みます。「交通渋滞」が起こるくらいに、交流が活発になるということなのです。この度数を持つひとは、流通に関係する仕事なども良いでしょう。

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