月相とは月の満ち欠けの段階を表すものです。
月は、太陽との位置関係によって満ち欠けを繰り返します。
そのためホロスコープ上において、
- 満月のとき=太陽と月は180度(オポジション)
- 新月のとき=太陽と月は0度(コンジャンクション)
として表現されます。
新月から満月の周期を朔望月と呼びます。朔望月は一周、約29.5日です。
月相(ルナー・フェイズ)とは、この朔望月の周期をいくつかに分割した段階のことです。
月の満ち欠けの段階を、8つに分割したものを月相の8相。さらに細かく28に分割したものを月相の28相と呼びます。
このページでは、8つの月相について説明していきます。
月相の確認方法
月相は、出生図、プログレスチャート、トランジット、どのホロスコープでも使用できます。
最初は自分の出生図を見て、月相から自分自身がもつ月のエネルギー状態を見ていくと良いでしょう。
月相の算出方法ですが、ホロスコープ上の太陽と月の確度を確認してください。ホロスコープ一周が360度です。
8相に分割しますので、1相あたり45度です。
月相8相と性格
月の満ち欠けを、月相でみていくときに8相でとらえるのが最も一般的です。それぞれの月には名前がついており、それぞれに性質が異なります。
1相:新月(ニュームーン)0〜44度
基本的性質
生まれたばかりの子どものような勢いに満ちています。純真かつ好奇心旺盛な性質。
対人関係
他者との関わり方も素直ですが、衝動的でもあります。自己主張は強く、あまり人の意見には耳を貸さないかも。ただし、相手と気が合えば、一気に関係は進展します。
恋愛でも熱しやすく冷めやすいタイプ。決断はスピーディーです。
2相:三日月(クレセントムーン)45~89度
基本的性質
勢いのある月で、活発かつ好奇心旺盛。小さなことに対しても新鮮な感動を抱くことができる。その一方で、飽きっぽいところも。目前の状況に振り回されやすく、本筋からは逸脱しやすい傾向もあります。自由な環境を求めます。
対人関係
自己アピールは積極的ですが、相手の反応をうかがうところも。そのため、なかなか本心を伝えられない面があります。自由であることを大切にするため、結婚などには慎重な姿勢を取るでしょう。
3相:上限の月(ファーストクオーター)90~134度
基本的性質
月と太陽が90度となることで、仕事など公の部分と、プライベートとの間で、ギャップが生じやすくなります。そのため、個人の力(月)を強化しようと頑張る傾向が。
対人関係
対人関係においても、自分を高めようと奮闘します。恋愛と結婚は別物という考えにもなりやすいです。また、ギャップを持っているため「ツンデレ」的な傾向が見られることも。
4相:十三夜月(ギバウスムーン)135~179度
基本的性質
満月直前の月相。積極的で魅力的な性質を持ちます。まだ満月には至っていない、という状態を感じているため、どこか控えめな面も。審美的で夢見がちなところも。
対人関係
自己アピールが上手で、効果的に自分を魅せることができます。恋愛では面食いな傾向も。恋に恋するようなロマンチックな一面もあります。
5相:満月(フルムーン)180~224度
基本的性質
個人の力が満ちて、華やかな存在感を持ちます。個性も際立つでしょう。自分の魅力をアピールすることが上手です。
対人関係
洗練されたふるまいができます。一方で、自分の主張も曲げずに通すことができます。対人関係ではモテる傾向。異性からもアプローチされやすいですが、相手に求める条件も高い傾向が。
6相:種まき月(ディセミネイティングムーン)225~269度
基本的性質
成熟した満月の後のため、新たな生命の元をつくるような月相。育てる、提案する、献身的など、他者への働きかけを試みる傾向があります。
対人関係
他者との共同作業によって、お互いに成長をうながすような関係を好みます。奉仕をして、人に与えることも惜しみません。好きになった相手には、人生を捧げ、尽くすような面も。
7相:下弦の月(サードクォーター)270~314度
基本的性質
個人の力を、公のために使おうとする傾向があります。根っからの仕事人間といった人も多いでしょう。そのため、自分の感情を置き去りにしてしまうところも。
対人関係
お互いに有益な関係を築こうとする。組織などでリーダー的な立場になる人も。恋愛面でも、感情だけで舞い上がるのではなく、お互いの立場を含めて相手を選ぶでしょう。
8相:鎮静月(バルサミックムーン)315~359度
基本的性質
個人の力を社会や他者に明け渡そうとします。自己意識が強くなく、他者の感情にも共鳴しやすいです。親しい人の性格にも影響を受けます。
対人関係
自己犠牲的に振る舞いがちな傾向があります。同情的で優しいため、恋愛では、惚れっぽい面も。