体の部位と12星座の対応関係

この記事では、12サインと身体の関係を取り上げて説明していきます。

目次

なぜ12サインと身体が対応するの?

古い時代には、宇宙と人間は、構造的に類似していると考えられていました。

As above so below (上なる如く、下もまた然り)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

これは、ギリシア神話に登場する神であるヘルメスが、エメラルドの板(エメラルドタブレット)に刻んだ言葉であるといわれています。

宇宙と人間は縮図関係にある。つまり、小さなコスモスとしての人間は、大きなコスモスである宇宙の縮図である。

この概念から、人間の身体もまた宇宙と照応関係にあると考えたのです。

ボディアストロロジーの分野

宇宙と人体には構造的な類似性があり、共鳴関係にある。

これを実際的に応用するために医療占星術という分野が生まれました。メディカルアストロロジーといいます。身体との関連を取り扱うことからボディアストロロジーとも言われます。

日本で出版されているメディカルアストロロジーの本として最も有名なのが、ワンダ・セラーの本でしょう。

とはいえ、ワンダ・セラーの本は少し読みにくいのです。
おすすめなのが、12サインと身体の関係を紹介した松村先生のボディアストロロジーです。

12サインと身体の対応

12サインと身体の対応をお伝えしていきたいと思います。

牡羊座

牡羊座は、12サインのうち、最初のサインです。

そのため、まだ肉体的・物質的に着地していない状態と考えます。

上あごより上の頭部および頭上のオーラの領域が、牡羊座に対応します。

牡羊座は火のエレメントです。

火の力を、肉体という土のエレメントに着地していくことが牡羊座の旅でありテーマのひとつでもあります。

また、脳の中心には松果体という組織があります。松果体は、宇宙のリズムに同調することができる能力を潜在的に備えています。

牡羊座の特徴として直感力があるといわれます。これは松果体を通して、宇宙とつながることができるからなのです。

牡牛座

牡牛座は、下あご、喉、食道に対応します。食物摂取を担当する部位が相当します。

牡牛座は、牡羊座という地球に生まれたてのサインを身体の中に引き込み着地させるサインです。

それはちょうど食事をして栄養を摂取しようとする状態ともいえます。

また美しい声というのも牡牛座の領域です。

双子座

双子座は、に関係しています。体の部位の対応は、肺に加え、肩から指までの腕全体です。

双子座の支配星は水星です。水星は情報処理を担当します。

空気というのは、身体の外の”情報”を象徴するものです。

そのため、空気と関係する呼吸に深くかかわります。

また、情報は処理していくと細かく分割されていくものです。

肩から伸びた腕は最終的に10本の指にわかれます。肺も腕も、対になっているとのころも双子座的です。

蟹座

蟹座と関係する身体の部位は、です。

蟹座は、牡羊座・牡牛座・双子座につづく4番目のサインです。4という数字は、火・風・水・土という4元素も表します。蟹座は、これらの4元素を結び付けようとします。

ある程度閉じた器のなかで、これら4元素に相当する固形物を溶かして混ぜてしまうのです。

蠍座も同じような性質がありますが、水のエレメントというのは、異質なものをくっつける性質を持っています。

獅子座

獅子座と対応する身体部位は、心臓です。また、感覚としては熱感覚に対応します。

心臓は体温の維持に関係しますね。

また、獅子座は固定サインなので自分自身は動きません。自分を中心して外に向かっていくサインなのです。

そういう意味でも、獅子座は心臓に対応します。また、血液を送り出す動脈は、獅子座的です。(静脈は獅子座の反対のサインである水瓶座に対応します)

乙女座

乙女座が管轄する身体部位は、大腸と小腸です。

乙女座の支配星は水星です。水星は情報処理を担当し、分化すること選択することに関係します。

同じく支配星が水星である双子座は、外界との接触および呼吸によって情報に触れていました。一方、乙女座は、腸の部分で、吸収するものと排出するものを選り分けます。

乙女座に天体を持つ人に、断捨離や整理整頓が好きな人が多いのも頷けます。

天秤座

天秤座が管轄する身体の部位は、背中の腰椎、胴、腎循環です。

身体のバランスに関係する臓器が割り当たります。天秤座の支配星は金星です。金星は腎臓のろ過機能に関連するといわれます。

天秤座の表す「美しさ」を保つためには、腎機能が必要不可欠なのです。

蠍座

蠍座は、生殖器、子宮、前立腺、泌尿器系に対応します。また、も含まれます。

蠍座は、外からやってくるものを受け入れ、そしてそれを変容させて放出する性質をもちます。

支配星が冥王星であるため、太陽系と太陽系外の外宇宙との扉のような役割です。身体でも、外から取り込むものと、外へ排出するものが対応します。

射手座

射手座は、腰、太ももに対応します。

また、射手座の支配星が木星であることから、肝臓にも対応します。

射手座は、運動感覚と関連しています。運動とは、移動です。射手座は、果てしない拡大欲求にしたがい、歩き続けます。また、五行では肝臓は怒りを溜め込む臓器といわれます。

射手座の火の性質は、ときに怒りのように激しいものですので、射手座と肝臓のイメージは一致するのではないでしょうか。

山羊座

山羊座が対応する身体部位は、骨格、膝、関節、皮膚細胞です。

また、山羊座の支配星は土星です。土星は脾臓と関連付けられます。

山羊座は、均衡感覚と対応します。均衡感覚のわかりやすいイメージは、狭い崖の上に直立するヤギです。

地球上での立ち位置、それを探り、そこに立つのが山羊座です。そのため、身体的には、骨格などの身体を支える部分に対応します。

山羊座が、組織的な働き方が得意というのは、この感覚があるからなのです。

水瓶座

水瓶座は、身体の循環に関係することに対応します。とくに静脈とふくらはぎ・足首です。

なぜなら水瓶座の支配星は、以前は土星でした。この場合、水瓶座の役割は、身体の中で作られた血液を、身体という枠を超えずに隅々まで運ぶことだったのです。

また水瓶座の支配星は、現在は天王星になりました。天王星の場合は、物質的身体というよりも身体全体を包み込むオーラのような部分に該当するとも考えられます。

魚座

魚座が管轄するのは、リンパ系足、足裏です。身体のなかの粘液にも関連します。身体の中を流れる水分と関連します。

魚座は実は商業的な世界観を持っています。さまざまな価値が交差し、交換される世界観は魚座的です。商人は自分の足で稼ぐのです。

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