本記事では、占星術における恒星の紹介をします。
星はたくさんあり占星術界でもまだ研究途上の分野です。また恒星は数が多いため、徐々に書き足していく予定です。なお、各恒星のホロスコープ上の度数についてはastro.comで表示したものを用いています。
恒星占星術について
ついに待望のブレイディの恒星占星術の日本語訳が出版されました!さくらいともみ先生による翻訳です。
アキュメン(ACUMEN)
アキュメンは、蠍座の毒針のそばにある星です。アキュレウスも蠍座の毒針のそばにあり、アキュメンとセットになります。
批判や精神的な攻撃を受けやすい傾向があるとされます。火星と月の性質を持つとも。特に、アキュメンは影の領域に関わります。
また、アキュメンとアキュレウスは視力に関わります。この星との関連を持つ人は、視力が悪い人が多い。視力が悪いゆえに、目に見えないものについては鋭い洞察力となる。
A fat boy mowing the lawn.
アルファード(ALPHARD)
アルファードは恐怖体験を表します。9つの頭をもつヒドラの心臓部。土星と金星の性質。恐怖といっても必ずしも悪いものというわけではありません。異次元から扉をゆさぶられると、そのときに恐怖として表面化することがあります。これによって、無意識に蓄積された力を調整しています。そういったわけでアルファードの力は、衝動にもなり得るし、叡智にもなり得ます。異次元の扉の向こうから浮かびあがる力を、揺れながら調整します。
獅子座28度:大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥
Many little birds on a limb of a large tree.
アルフェッカ(ALPHECCA)
強運や名誉を示しが、必ずしも自分の努力ではない部分で栄光を手にすることも。
もしも心理的な耐久力の準備ができないまま栄光を手にした場合、耐えきれないこともあり、また周囲の人に足を引っ張られることもある。
また、アルフェッカとは「欠けたものの(かんむりのこと)の明るいもの」という意味を持つ。欠けてるまま光るということかもしれない。
自分を完璧な人間だと思いあがらずに、基本的には欠けていて、誰かのおかげで引き立ててもらったことを知っておくと良いのだと思う。金星と水星の性質。
蠍座13度:実験をしている発明家
An inventor experimenting.
カペラ(CAPELLA)
動くことや移動することに関連します。強い好奇心や、風に当たったときの爽快な気持ちのようなイメージ。
動くこと自体の楽しさに関わります。火星と水星の性質。
A barn dance.
ミラク(MIRACH)
若い肥沃な処女というイメージ。感受性が高く直観的、霊感的。芸術センスにも関わる。
自由と公平さを求めるので、非所有に走る傾向も。優しさや結婚の幸運。
他の人に刺激的な効果をもたらし、友人を簡単に作り、他人によって人生で助けられる。敵をつくらない。
注意深く、よく調整された穏やかなアプローチ。アンドロメダが女神性をもつ。金星の性質。
A clear mountain stream.
リゲル(RIGEL)
リゲルはオリオンの足先にあたります。この星は、オリオンの中で研究や教育、学者的な面を持ちます。
学者的な探求心とその分野における継続力として発揮されます。教育・研究の王道的な星になります。
太陽よりもずっとずっと大きく、非常に明るい星です。性質は、木星と土星に近く、慈悲や名誉、豊さ、名声にも関わります。木星と土星の性質。
同じオリオン座の1等星であるベテルギウスという星があります。
双子座17度:知力の頭に溶けていった健康の頭
The head of health dissolved into the head of mentality.