目次
ノード回帰・ドラゴンヘッドリターンについて
この記事では、ノード回帰の意味について解説します。
また、ノード回帰を読む方法についてもお伝えします。
そもそも、ノースノード(ドラゴンヘッド)とは?
ノードとは、占星術でいうドラゴンヘッドのことです。
ドラゴンヘッドとは、あなたの太陽(=魂)とあなたの月(=前世)の軌道が交わる点のひとつです。
ですから、ドラゴンヘッドにはあなたの魂が、前世を経て、今世で向かうべき方向性が示されています。
ノード回帰(ノードリターン)とは何か
ノード回帰というのは、ドラゴンヘッドがあなたの出生の位置からホロスコープ上を一周し、元の位置に戻ってくるタイミングのことです。
このとき、出生図上のドラゴンヘッドと、現在運行中のドラゴンヘッドが重なります。
また、ドラゴンヘッドは天体とは逆向きの方向(時計回り)にホロスコープ上を移動していく点に注意が必要です。
ドラゴンヘッドの周期
ドラゴンヘッドの周期は、約18.6年です。つまり、18年~19年に一度、誰にでもノード回帰のタイミングが訪れます。
一度目は、18歳頃。2度めは37歳頃です。
ノード回帰・ドラゴンヘッドリターンの読み方
さて、ここで気になるのは、ノード回帰の具体的な読み方について。
リターン図の読み方については、詳しく解説されている書籍は多くないように思います。
ですので、私自身が鑑定を通して気がついたポイントをお伝えしますね。
ノード回帰を読むヒント
ノード回帰を読む方法について解説します。
ノードの読み方は天体などに比べると特殊でして、一筋縄ではいかないと感じています。
もちろん通常の天体のように、サインやハウス・アスペクトを読むのは良いのですが、どうも天体を読むよりも現象や出来事がわかりにくいと感じてます。
その理由として、ノード回帰は18~19年に一度のタイミングで起こるので、日常レベルの視野で考えると「???」という現象が起こったりするからなのです。わたしたちの人生という縮尺においては、18年というのはあまりに長いですよね。
ただその一方で、ドラゴンヘッドと同じように周期の長い天体に木星や土星がありますが、これらは比較的わかりやすいんですよね。
木星はラッキースターで、わかりやすく幸運をもたらすことがあるし、土星は現実化が得意ですから、サターンリターンは、ものすごくシビアに現実に反映されます。
ですが、ドラゴンヘッドはカルマとの関わりが強いからなのか、読み解きが容易ではありません。
人間の視点で理解するのは、困難なのではないか?と感じるほどです。
ですが、だからといって読めないわけじゃありません。
本当に人それぞれなのですが、やはりノード回帰による影響はあらわれるからです。
ノード回帰の例、体験談
先日鑑定にいらした方は、ちょうど2度目のノード回帰の真っただ中でした。
この数か月間、不気味なくらいに似たような現象が起こり続け(個人情報なので、詳しいことは伏せさせていただきますが)
「これって、不吉なことが起こる予兆なのでは?」と、心配して鑑定に来て下さったのでした。
結果的に、それは予兆というのではなくて、ノード回帰にともなう不思議な現象だったわけです。
ノード回帰を読む手がかりは、サビアンシンボル
これも個人的な鑑定の経験によるものなので、参考程度に受け取っていただきたいのですが、
ノード回帰を読むときに、ハウスはあまり役に立たないように感じています。
説明が難しいのですが、どうもノードはハウスという地球ならではの枠組みには沿わない感じがします。
では、何を読めばいいのか?
まずは、アスペクトを読むと、他天体との連携がわかります。
それと個人的には何よりもまずサビアンシンボルを読んで意味をとらえるのが良いと思っています。
サビアンシンボルの示唆する不思議な現象が、ノード回帰の前後数か月間にて、実際に起こることがあるからです。
まずは、ホロスコープ上のあなたのドラゴンヘッドのサビアンシンボルを読んでみて、前回のノード回帰のタイミングで起きた出来事と照らし合わせてみてほしいと思います。