トランスサタニアン―天王星、海王星、冥王星発見の意味とエネルギー【占星術・ホロスコープ】

トランスサタニアンとは土星外惑星のことです。天王星、海王星、冥王星のことをトランスサタニアンと呼びます。

土星までの内惑星は個人的な人生の範疇を表すのに対し、トランスサタニアンは個人を超えた人類全体の集合無意識と関わります。

このページでは、トランスサタニアンの発見の歴史について解説します。

目次

惑星の発見が意味するもの

それまで発見されることなく人間に意識されることがなかった惑星が、ある日発見されることがあります。トランスサタニアンは近代になって発見された天体です。

この発見は、占星術的にどのような意味を持つのでしょうか?

それはつまり人間の集合無意識が、その惑星がもつテーマやシンボリズムを理解できるようになると同時に、新惑星が発見されるということなのです。

天体の発見と、人間の意識/無意識の在り方は連動しています。

天王星・海王星・冥王星の時代的な意味

トランスサタニアン発見の時代的な意味についてみていきましょう。

天王星の発見とエネルギー

独立と革命を司る天王星の発見は、1781年3月13日です。

フランス革命やイギリス産業革命の時代です。また、電気エネルギーが発見されたのも、この時代です。電気磁気のクーロンの法則が発見されたのは1785年です。

天王星には水瓶座が割り当てられています。水瓶座の記号♒は、電波や電磁波を表すとも言われます。

水瓶座のシンボルカラーも、エレクトリックな色ですね。

海王星の発見とエネルギー

夢や幻想、スピリチュアルなどを表す海王星が発見されたのは、1846年9月23日です。

時代はマルクス主義やロマン主義美術が華やかな時代であり、印象派の画家たちが誕生したころでもあります。

また、海王星が発見された時代から少し経つと、石油などの鉱物エネルギーが利用され始めます。

海王星には魚座は割り当てられますが、魚座は原油を扱うとされます。

冥王星の発見とエネルギー

冥王星の発見は1930年2月18日。冥王星は太陽系の外側から人類にとって未知のエネルギーを取り込む接点だと言われています。

冥王星が発見されたころの時代背景は、ヒトラーによるファシズムが台頭した時代。その後、世界は第二次世界大戦へと突入していきました。

エネルギーについては1939年に原子核分裂が発見され、その後、原子力・核エネルギーが使われるようになっていきました。プルトニウムは、冥王星(プルート)の名前から命名されました。

※冥王星は、天文学において2006年より準惑星となりましたが、占星学においては惑星として扱うこととなっています。

今後の天体発見とエネルギー

占星学的な観点からは、今後あと2つの惑星が発見されるのではないかと言う説があります。現在発見されている惑星が10個ですが星座は12あるからです。

それはつまり新しい惑星の発見と時を同じくして発見される、新たなエネルギーがあるということ。

そして、それは天秤座(現在は支配星が金星)と乙女座(現在は支配星が水星)に対応するエネルギーであるはずです。

天秤座と乙女座は、調和や調整、バランス力に優れた星座であるため、より地球にも人にも優しいエネルギーが発見されるといいですね。

私たち人間の意識が、その段階まで進化できたときに、新惑星が発見されるかもしれません。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次