現代の西洋占星術は、約80年の肉体の寿命、ひとつの人生を扱うのに向いています。ですが、魂の寿命は80年よりもずっと長く、その長大な時間を扱うには、今のホロスコープは十分とは言えません。
肉体の寿命を超えた魂の起源を知ることができるのが、恒星からの影響を読み解く恒星占星術です。この記事では、恒星占星術の読み方、64個の恒星一覧とその意味についてお伝えします。
恒星占星術とは? 現代の占星術との違い
恒星占星術と現代の占星術の大きな違いは、扱う天体の範囲です。現代の占星術では、月、太陽など太陽系の中に存在する惑星です。一方で、恒星占星術では、太陽系外の恒星の影響を読み解きます。
そもそも元来の占星術は、太陽系に限定されず、宇宙全体を見据えた壮大な視点があり、太陽系の外に広がる恒星たちが重要な役割を果たしていました。なぜなら、私達の魂の故郷が、太陽系の外のどこかにあるからです。
魂の起源を知るときに、恒星の影響は無視できるものではありません。ですが、時代の流れのなかで、占星術は太陽系内の天体のみを扱う閉じたものへと変化していきました。
占星術が太陽系に閉じてしまったことと、私たちが肉体の寿命を超えた経験を認識できなくなってしまったことには、関連があるのです。
現在の占星術は、「占星術のカケラ」とも呼べるものです。それでも、私たちが学ぶことができる象徴体系のなかでは、ホロスコープが最も広い領域を扱えるものなのです。
恒星占星術は、現代の占星術の出生図のバックボーンとなる占星術と言えるでしょう。
<恒星占星術から現代の占星術へ>
時代を遡ると、古代エジプト時代に太陽系外の恒星信仰と、太陽信仰との対立がありました。
エジプトでミイラが作られたのは、肉体への執着が生まれたからです。これは太陽信仰的な思想です。そして、太陽信仰は次のギリシャ時代には、より一層強まりました。
現代はギリシャ時代そして次につづくローマ時代の物質主義的な流れを汲んでいます。こうして太陽信仰が強まるなかで、占星術も、太陽系の中の惑星のみを扱うように変化していったのです。
恒星と惑星の違い
恒星と惑星は、天文学的にも大きな違いがあります。最大の違いは、恒星が自ら発光しているのに対して、惑星は発光することができません。
恒星が発光しているということは、光や熱などのエネルギーを放出しているということです。惑星は、発光している恒星のまわりを公転して、恒星の光を反射して輝いているように見えています。現代の占星術で扱う天体の中で、太陽だけが恒星に分類されます。
恒星占星術の読み方
恒星占星術にはいくつか読み方がありますが、ここでは西洋占星術と組み合わせて読む方法を紹介します。
西洋占星術の出生図の天体に、恒星がどのような影響を与えているかを読み解きます。恒星占星術を読むときに押さえておきたいポイントは3つ。
- ヒライアカルライジング(heriacal rising star)
- ヒライアカルセッティング(heriacal setting star)
- 恒星パラン
ヒライアカルライジングとは?
太陽の上昇とともに東の空から上る天体を指します。
古代からある概念で、太陽に流れ込んでくるエネルギーであり、自分の性質に関わる天体です。
ヒライアカルセッティングとは?
太陽の上昇とともに、西の空に沈む天体を指します。
現代に新しく生まれた概念です。
太陽をサポートするエネルギーであり、困難を乗り越えるヒントを与えてくれる天体です。
恒星パランとは
占星術で恒星の影響を見る代表的な方法です。
パランというのは「共にある」「共に上昇する」という意味です。生まれた日のなかで、惑星や恒星がそれぞれ4つのポイント(東の地平線、西の地平線、カルミネート、アンチカルミネート)のいずれかに入った時に、パランの関係にあるとみなします。
この4つのポイントは、地球的なガードが薄れる場所であり、そこから恒星の影響が侵入すると考えられます。
恒星パランの読み方
パランは、1日の範囲のなかでの分布を考えます。通常、出生図を見るときには、原則出生時刻までの情報が必要ですが、パランの場合は、出生時刻が不明な人でも、影響を確認できます。
生まれた瞬間の出生図をつくり、そこから全てが始まると考えるのは、時間の始まりと終わりがある思想、直線時間の反映とも考えられます。そのため、大きな範囲にある恒星の影響をみる場合、時間の概念を少し緩めて、もう少し範囲が大きい1日の単位で考えてみるといいのです。
結果的に、生年月日の同じ人は集合魂であるのでしょう。天体の影響としても、共有されている面がたくさんあります。また、惑星が恒星とパランの場合、恒星の力を地上化するのに惑星が通路として選ばれることがあります。
恒星パランの出し方
ここでは、ホロスコープの無料作成サイトAstrodienstを使った恒星パランの出し方を紹介します。
Astrodienst:https://www.astro.com/horoscopes/ja
<ユーザー登録>
初めてAstrodienstを利用される方は、このステップから始めてください
- ホロスコープ各種チャート作成>出生データによるいろんなチャートのページへ
- 「新しいユーザーへ」のところから、最初のステップ「出生データの入力」に進みます。
- 「出生データの入力」ページで必要事項を記入し「次へ進む」をクリック
- 第二ステップ「登録データ」で必要事項を記入し、登録します。
- ユーザープロフィールのページで「保存したアストロデータ」から、先ほど登録した出生データを選択します。
<ホロスコープチャート作成>
1.「出生データによるいろんなチャート」のページの「セクション」で「特殊チャート」を選択。
2.「チャートタイプ」の「Parans according to Bernadette Brady,PDF」を選択し、「クリックしてチャートを表示」をクリック。
PDFで、各パランの関係にある天体が一覧で表示されます。
恒星パランのオーブ
オーブは基本的には、0.5度まで取ります。
ちなみに、1度が外に立って空を見上げて指を前に出したときの指一本分の厚さであるといわれますから、0.5度というのはその半分ということになります。非常にタイトなことがわかると思います。そのため、実際はそれ以上(オーブ4度以内)で見ても良いのかもしれません。
恒星パランの5つのポイント
次の5つのpivot pointと呼ばれるポイントに天体があるときの、その関係性を示すのがパランです。ここでは北半球の場合について解説します。
Stars at Natal Horizon or Meridian
天体が地平線や子午線に乗っている天体。テーマとなる重要な天体
ライジング Stars Rising(上昇)
天体が地平線から昇ってきたとき。たとえば、太陽であれば日の出。=若いときの影響
カルミネ―ティング Stars in Culminating/Upper(天頂)
天体が天頂にあるとき。天の最も高いところ。=主要な時期の影響
セッティング Stars Setting(沈む)
天体が地平線に沈むとき。太陽であれば日没。=晩年の影響
ローワー Lower Culminating / Anti Culminating(天底)
天体が天底にあるとき。=亡くなった後の影響
パランの4つの種類
pivot point同士の関係がパランですので、パランの種類はつぎの4つに大別されます。
- ある天体が上昇あるいは沈むときに、ほかの天体が天頂に位置する。(スクエアに近い関係)
- ある天体が上昇あるいは沈むときに、ほかの天体が天底に位置する。(スクエアに近い関係)
- 2つの天体がともに上昇あるいは沈む、あるいは天頂か天底に位置する。(コンジャンクションに近い関係)
- ある天体が上昇したときある天体が沈む、あるいはある天体が天頂に位置するとき、ある天体が天底に位置する。(オポジションに近い関係)
ロイヤルスター(幸運の星)
恒星占星術では、64個の恒星との関係を見ていきますが、中でもとくに力強い4つの星をロイヤルスター(王家の星)と言います。4つのロイヤルスターは、古代ペルシャ時代から神聖視され、4つの方角、4つの季節を司る星として扱われてきました。
ロイヤルスターが、出生図の天体と関係しているとき、幸運に導いてくれますが、幸運までの道のりで必ず試練を伴います。ホロスコープを出したら、まずロイヤルスターがあるかをチェックしてみてください。
アルデバラン(Aldebaran)
- 位置: 牡牛座
- 方位: 東
- 象徴: 契約の神、ビジネス、交換、勝利
アンタレス(Antares)
- 位置: 蠍座
- 方位: 西
- 象徴: 世界的な大きな成功。集中力、強迫観念
レグルス(Regulus)
- 位置: 獅子座
- 方位: 南
- 象徴:生まれながらの王者
フォーマルハウト(Fomalhaut)
- 位置: 南の魚座
- 方位: 北
- 象徴: カリスマ性、神秘、魔法
恒星一覧
64個の恒星の意味とあわせて、それぞれの恒星がどの星座に位置するかを紹介します。
Achernar(アケルナル)
- 位置:エリダヌス座
- 意味:「河の端」を意味し、歳差運動による地軸の移動に伴い、天の巨大な石臼がこの河へ落ちたと考えられてきました。そのため、この星は激動や危機に関連づけられます。
Acrux(アクルックス)
- 位置:南十字座
- 意味:全天で最も小さい星座。物質化や実体化を象徴します。この星は、制度や財産の形成、形あるものを創造する力を示しています。
Acubens(アキュベンス)
- 位置:かに座
- 意味:魂が地球に降り立つ場所で、生命の循環を象徴します。宗教的・霊的な魂の再生を表し、新たな生命をもたらすことに関連した職業や興味を示します。
Aculeus(アキュレウス)
- 位置:さそり座(さそりの尾の根元)
- 意味:物理的・精神的・霊的な攻撃と結びつき、個人に試練を与えることで、強さを増すこと、批判を乗り越える力を象徴します。
Acumen(アキュメン)
- 位置:さそり座(尾の針)
- 意味:アキュレウスと対をなす関係で、物理的・精神的・霊的な攻撃と結びつき、攻撃がもたらす影の部分を象徴します。
Agena(アゲナ)
- 位置:ケンタウルス座(ケンタウルスの足)
- 意味:成長のために必要な犠牲を象徴します。個人や集団の課題解決に関心が向けられ、日常生活に関連する星です。
Al Rescha(アル・リシャ)
- 位置:うお座(2匹の魚を繋ぐリボンの結び目)
- 意味:「結び目」の概念を象徴し、二種類の知識が交わる接点となり、異なる考えを結びつけます。分離したものを統合へと導く性質があります。
Alcyone(アルシオン)
- 位置:おうし座(プレデアス星団 牡牛の首筋のあたり)
- 意味:内なる知恵や洞察力、「第三の目」に関連する星です。運命や神秘と結びつく一方で、無慈悲さや批判、怒りも象徴します。
Aldebaran(アルデバラン)
位置:おうし座(牡牛の目)
意味:ロイヤルスターの一つ。契約やビジネス、取引、勝利を象徴します。成功するためには誠実さや純粋さ、倫理的であることが求められます。
Alderamin(アルデラミン)
位置:ケフェウス座
意味:地球や女性性と調和した、バランスのとれた男性的なエネルギーを持ちます。集中力と力強さを備えつつも、生命との調和を保つ穏やかな力を象徴します。
Algol(アルゴル)
位置:ペルセウス座
意味:男性が女性に抱く恐れの象徴とされ、女神の母なる自然の原初的な力を表現しています。アラビアではアルゴルは魔王の妻、ユダヤ教ではアダムの最初の妻リリスとして知られています。
Alhena(アルヘナ)
位置:ふたご座(双子の踵)
意味:誇りを持って地上に現れる存在を象徴します。主義や信念を抱きながら前進することに関係します。天職や使命を追求し、理想の自分へと進んでいく過程での痛みにも関連します。
Alkes(アルケス)
位置:コップ座
意味:聖杯を象徴し、スピリチュアルや神秘、予言、思想、哲学、芸術表現に関連しています。貴重なものを受け継ぎ伝えていく役割を担い、家系や遺伝、才能、相続とも結びついています。
Alnilam(アルニラム)
位置:オリオン座(オリオンのベルト)
意味:着実で信頼のおける歩みを象徴します。持続力があり、既存のものを理解して発展させる技術、物事をまとめる力を持っています。
Alphard(アルファード)
位置:うみへび座
意味:古代の女性性エネルギーと結びついています。創造の象徴である偉大な蛇を表し、制御されない暴力的なエネルギーや感情の爆発、混沌、情熱を象徴します。
Alphecca(アルフェッカ)
位置:かんむり座
意味:女性の花の冠を象徴し、穏やかで受動的な成功と関連しています。愛や幸運によって得られる栄光を示し、その栄光に伴う対価も意味します。また、共同体での役割の変化にも関連します。
Alpheratz(アルフェラッツ)
位置:アンドロメダ座(アンドロメダの頭部)
意味:驚きや自由、迅速な行動を象徴します。喜びに満ち、ペガスス座と重なるため、飛翔する馬のようなスピードと自由を好む性質を持っています。
Altair(アルタイル)
位置:わし座
意味:大胆さ、決断力、行動力を象徴し、目標を達成する力を持っています。他者のために危険を顧みず決断し、行動に移す強さがあります。神聖なインスピレーションの炎をもたらします。
Ankaa(アンカー)
位置:ほうおう座
意味:変容、超越、復活を象徴します。生命と死の大きなサイクルの中で物事を見つめる視点を持ち、サイクルに従って意図的に手放しや破壊を行う力とも関連しています。
Antares(アンタレス)
位置:さそり座(蠍の心臓部)
意味:ロイヤルスターの一つ。世界的な大成功を象徴します。強い集中力や執着、激しさなど極端な性質を持ち、生と死に関する困難を乗り越えた先に成功がもたらされることを示しています。
Arcturus(アルクトゥルス)
位置:うしかい座
意味:人の意識の根本的な変化に関わり、道を示す存在として広い知恵を持っています。先見の明があり、教え導く力を備え、最初の一歩を踏み出す人を象徴します。
Bellatrix(ベラトリックス)
位置:オリオン座(オリオンの左肩)
意味:「勝利の星」として知られ、征服者や女性戦士(アマゾネス)とも結びつきますが、成功には代償としての影が伴い、精神の困難な側面や苦悩も象徴します。
Betelgeuse(ベテルギウス)
位置:オリオン座(オリオンの右肩)
意味:「神の右腕」を象徴し、輝かしい成功をもたらし、才能や能力を増大させます。名声や評判を高め、成功に対して見返りや対価を求めないことを示しています。
Canoupus(カノープス)
位置:りゅうこつ座
意味:指導力やリーダーシップを象徴し、土星的な支配力を備えた導き手、水先案内人としての役割を表しています。
Capella(カペラ)
位置:ぎょしゃ座
意味:自由奔放さと行動力を象徴し、穏やかに独立・自立を追求する姿勢を持っています。女神アルテミスとも結びつき、その性質を表しています。
Capulus(カプルス)
位置:ペルセウス座
意味:男性的なエネルギーを象徴し、直接的で貫くような行動力、明確で情熱的な性質を持っています。時に、暴力的や残虐性を帯びることもあります。
Castor(カストール)
位置:ふたご座
意味:ギリシャ神話の双子の英雄、カストールとポルックスに由来します。対極を統合し、相反するものをまとめる能力があり、人生の明るい側面を象徴します。研究や探求、語学、物語、文章表現に関連しています。
Deneb Adige(デネブ・アディジェ)
位置:はくちょう座
意味:神秘的で超自然的な性質を持ち、霊的な気づきや目覚めを求める星です。シャーマンの星ともされ、霊的な戦士を象徴します。
Deneb Algedi(デネブ・アルゲディ)
位置:やぎ座
意味:太古の神を象徴し、立法や権力者、法律と秩序に関連しています。権威主義的で保守的な性質を持ち、知恵や制度、法則を司る星です。
Denebola(デネボラ)
位置:しし座
意味:型にはまらず、調和しないことを象徴します。主流から外れ、服従せず、一般的な基準の枠外で生きることを意味します。
Diadem(ディアデム)
位置:かみのけ座
意味:女性的な強さと、名声を求めず静かに尽力する姿勢を象徴します。女性的な奉仕を表し、自ら進んで犠牲を払う力を持ちます。惜しみなく自分を差し出し、寄付する精神を意味しています。
Dubhe(ドゥーベ)
位置:おおくま座
意味:忍耐強く受動的な力を象徴し、穏やかに問題を解決する姿勢を持ちます。洞察力と永続性に優れ、太古の女神や動物、地球上の生命と深く結びついています。
El Nath(エル・ナト)
位置:おうし座(牡牛の角の先端)
意味:攻撃や武器、自然の強大な力を象徴します。生命を滅ぼしかねない破壊的なエネルギーを秘める一方で、生命を与える力も備えています。
Facies(ファーシーズ)
位置:いて座
意味:他者に左右されず自分の信念を貫く姿勢を象徴します。指導者ですが、独裁者的な無慈悲さが現れることがあります。ただし、穏やかに発揮される場合は、強く集中したエネルギーとなります。
Fomalhaut(フォーマルハウト)
位置:みなみのうお座(壺から流れる水を飲む魚)
意味:魅力やカリスマ性、神秘性、魔法を象徴します。高い理想と豊かな想像力を持ち、芸術や詩、美、夢と深く結びついていますが、現実の世界では狂気をはらむこともあります。
Hamal(ハマル)
位置:おひつじ座
意味:意志の強さ、決断力、集中力、そして独立心を象徴し、指導力を備えています。押しの強い行動力を持ち、積極的に前進し、言葉よりも行動で道を切り開く姿勢を示しています。
Markab(マルカブ)
位置:ペガスス座(ペガススの馬の鞍()
意味:堅実さや確実さ、誠実さを象徴します。重圧の中でも安定を保つ力を持ち、指導者としての資質と危機に対処する能力を示します。また、強い意志と頑固さも特徴としています。
Menkar(メンカル)
位置:くじら座
意味:人間の歴史と文化の基盤にある集合無意識の力を表しています。集団のために成し遂げる潜在的な能力を持ちながらも、時流や集合無意識の大きな波に翻弄されることもあります。
Mirach(ミラク)
位置:アンドロメダ座
意味:受容性や女性的な力、直感力、芸術的な感性を象徴します。受け入れることと豊かさに結びつき、他者の意見に耳を傾けながらも、自分の意思で行動する傾向を持っています。
Murzims(ムルジム)
位置:おおいぬ座
意味:告知や音を立てることを象徴し、必要なメッセージを伝える役割を持ちます。重要な事柄や情報、事実を広める役割を担っています。
Phact(ファクト)
位置:はと座
意味:探検や未知の世界を求めることを象徴します。未知の状況に飛び込む姿勢や、大胆な発言、知的な探求や調査を表し、新しいものとの出会いを意味します。
Polaris(ポラリス)
位置:こぐま座
意味:北極星として、道しるべの象徴とされ、先導者としての資質を持ちます。特定の道に集中して進む力を表しています。
Pollux(ポルックス)
位置:ふたご座
意味:ギリシャ神話の双子の英雄カストールとポルックスに由来します。対極を統合し、相反するものを一つにまとめる力を持ちます。特に暗く困難な側面に向き合い、苦悩を通じて理解と知恵を深め、実際的なアプローチで問題解決を図ることを表します。
Procyon(プロキオン)
位置:こいぬ座
意味:素早くチャンスを掴み、早期に利益を得ることを象徴します。成功体験に固執せず変化し続けることや、物事が移り変わる過程に関連しています。
Ras Algethi(ラス・アルゲティ)
位置:ヘラクレス座
意味:神への敬意や祈りを捧げる行為を象徴します。神や自然、天体への深い畏敬の念、崇拝する心を抱き、自然や生命の正しい秩序に関心を寄せます。
Ras Alhague(ラス・アルハゲ)
位置:へびつかい座
意味:ギリシャ人にとってアポロンの息子であり医療の神であるアスクレピオスを象徴します。賢者ケイロンを師にもち、治療者や世の中をよくする方向へ導く者としての役割をもちます。
Regulus(レグルス)
位置:しし座
意味:ロイヤルスターの一つ。生まれつき王者の資質を備えています。強敵に立ち向かうことで大きな成功を収める力を持ちますが、嫉妬を受けたときに、復讐してはならないとされています。
Rigel(リゲル)
位置:オリオン座(オリオンの足元)
意味:行動的で教育的な星で、多くの人々の利益のために発展を促します。学びや教育、知識を他者に伝えることに関連し、教育者の役割を象徴します。
Rukbat(ルクバト)
位置:いて座(ケンタウロスの足)
意味:安定性、着実さ、頑固さ、堅実さ、信頼性、一貫性を象徴します。人生における安定した基盤を示し、哲学や理念、家族、共同体の結びつきや物事の成長を支える土台となります。
Sadalmelek(サダルメルク)
位置:みずがめ座(水を運ぶ「大いなるもの」の右肩)
意味:運を高め、生命の力をもたらす水や河の象徴です。生命の豊かさや肥沃さに関連し、自ら創造する力、思考を育み夢を形にすることを表します。
Sadalsuud(サダルスード)
位置:みずがめ座(水を運ぶ「大いなるもの」の左肩)
意味:直感的または無意識の運の流れを象徴します。自然な流れや調和、共感に結びつき、幸運の中のさらなる幸運を表します。魂が満ちていることを示す星です。
Scheat(シェアト)
位置:ペガスス座
意味:知性の本質を象徴し、真実を追い求めることを示します。知的な挑戦と愛に関連し、自由な思考や独立した心で、型にとらわれず新たな知識を生み出します。精神的な努力を重んじる星です。
Schedar(シェダル)
位置:カシオペア座
意味:女王としての気品や名誉、礼儀正しさを象徴し、威厳があり、オーラのある存在感で尊敬を集める力強い女性を表します。直感と神秘的な側面も備えており、女性的な指導者としての役割を担います。
Sirius(シリウス
位置:おおいぬ座
意味:夜空で最も明るく輝きます。女神イシスと結びつき、神聖な行いや日常の中で神聖さを見出すことと関連しています。崇高な目的に自らを捧げ、神と共に生きることを象徴します。
Spica(スピカ)
位置:おとめ座(女神が手に持つ麦)
意味:農耕に関する知恵を象徴します。女神や天から授けられた才能や、特別な能力、知識と洞察力を表し、優れた技量や能力を備えていることを示します。
Sualocin(スアロキン)
位置:いるか座
意味:知性に裏打ちされた遊び心を持ち、熟達した能力への自信を象徴します。生まれ持った才能を大きく成長させ完成させる力を持ち、空間や環境に対する直感的な知識、強い好奇心にも関わります。
Thuban(トゥバン)
位置:りゅう座
意味:宝の管理や慎重な守護、収集や貯蔵に関連しています。貴重なものを守る力を持つ一方で、それを使い果たすリスクも含んでいます。
Toliman(トリマン)
位置:ケンタウルス座(ケンタウルス族の賢者ケイロンの右足)
意味:傷を負った治療者であり教師を象徴します。教育を通じて世界を広げ、治療が必要な原因や問題に取り組み、教育によって問題を解決しようとする力を示しています。
Vega(ヴェガ
位置:こと座
意味:古代ギリシャでは、ヘルメスが作り出した竪琴と考えられていました。芸術的で精神的な表現を象徴し、創造的かつ神秘的な才能、カリスマ性、異世界との繋がりを持っています。
Vindemiatrix(ヴィンデミアトリクス)
位置:おとめ座
意味:「ぶどうを集める人」という意味を持ち、蒔いたものを刈り取る収穫を象徴します。また、収集家としての側面も表しています。
Zosma(ゾスマ)
位置:しし座
意味:確立された秩序や権力の影の側面を象徴します。無力で犠牲的な状況にいる人々を救うこと、または救われることを示し、より良い生活を求める意志を表します。
Zuben Elgenubi(ズベン・エルゲヌビ)
位置:てんびん座
意味:ズベン・エシャマリと対をなす星で、社会改革や社会正義に関連しています。高尚な思想を持ち、個人の利益への誘惑に抗い、集団の利益を重視します。改革や政策、法律、社会的な指導役や奉仕活動にも結びつく星です。
Zuben Erchamali(ズベン・エシャマリ)
位置:てんびん座
意味:ズベン・エルゲヌビと対になる星で、社会改革や社会正義に関わりますが、ズベン・エシャマリほど利他的ではなく、仕事としての性質がより強く表れています。
現代のホロスコープと恒星
恒星は数が多い上に、現在の占星術では、恒星の解釈は部分的です。否定的で破壊的なものとして、歪んだ形で表現されている場合も多いです。それは、私達の次元と、恒星の次元があまりにも大きく異なることから生じます。
宇宙の次元を整理すると、次のようになります。
物質界
月
分割前の月
惑星
分割前の惑星
太陽
分割前の太陽
セントラル・サン
ひとつのものは7つに分岐するという法則があるため、「分割前」と「分割後」の天体が生じます。
私たちは基本的に物質界で実際的な生活をしています。そして、月の意識があります。これは無意識下の状態です。そして惑星意識があります。
現在のホロスコープは主に、惑星意識と太陽を扱うものです。その次の分割前の太陽は恒星意識のレベルであり、セントラル・サンが宇宙意識だと考えることができます。
もともとの魂の起源が、宇宙にあることを思い出すために、占星術そして恒星意識を探索することは、とても有意義なプログラムです。
人によっては、地球での転生歴が長い人もいれば、地球に来たばかりの人もいます。このように、地球にきたばかりの人のことをスターピープルと呼びます。
古い時代のスターピープルは、宇宙のはぐれ者のような存在が多かったようですが、1940年代以降にやってきたスターピープルは、様々な目的を持って地球にきています。
スターピープルの場合、地球に馴染めない人も多く、過去生の記憶もアカシックレコードから適当に引き出したものを埋め込んでいる場合があるようです。それゆえスターピープルたちは、地球で生きていくにあたって辛さや、戸惑いを感じます。
自分の魂の故郷である星を探す道中で、生き辛さを少しでも、解放していきましょう。
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