ハーブ・アロマと星座は、たびたび関連付けられます。ただし、星座とハーブの分類については諸説あるため、この記事では星座とハーブの特徴を捉えていただければと思います。
牡羊座・蠍座に対応するハーブ【惑星:火星】【性質:熱・乾】
牡羊座支配星は火星です。蠍座は副支配星が火星となります。
火星は、積極的な行動力・能動性を表します。男性性の強い惑星です。この火星に対応するハーブは、葉の先が尖がっていて、成長するにつれ赤くなったり、辛味のあるものが多いとされます。主にスパイス類が対応します。
- 温熱作用
- 刺激作用
- 血行促進作用
などを持つハーブが対応となります。
精油
牡牛座・天秤座に対応するハーブ【惑星:金星】【性質:冷・湿】
牡牛座と天秤座の支配星は、金星です。そして、愛と美の象徴である金星のハーブは、甘い香りと白い花を持つ植物であるとされています。葉の形も丸くなめらかな植物が多いようです。
- 内分泌調整作用
- 皮膚分泌調整作用
- 細胞修復促進作用
などを持つハーブが対応します。女性の美や健康に関わるハーブと考えると良いでしょう。
精油
双子座・乙女座に対応するハーブ【惑星:水星】【性質:冷・乾】
双子座・乙女座の支配星は水星です。知性やコミュニケーションに関係する惑星である水星は、人間の大脳や肺、舌、記憶、腸と関連があるとされます。神経系や呼吸器系に作用するハーブが主に対応となっています。
痩せた砂地で育つハーブが多く、シード類のハーブも多いです。
精油
蟹座に対応するハーブ【惑星:月】【性質:冷・湿】
蟹座の支配星である月は、体の体液や水分量に関係する星です。また月は女性性の象徴でもあり、月経周期にも密接な関係があります。そのため、蟹座に対応するハーブは、水の多い場所でよく育つハーブが多いです。少し甘味のあるハーブも多いようです。
- ホルモン作用
- 鎮静作用
- 鎮痛作用
- 健胃作用
などがある精油が、主に蟹座に対応するハーブとされています。
ハーブ(精油)
獅子座に対応するハーブ【惑星:太陽】【性質:熱・乾】
太陽の光をいっぱいに浴びて成長する植物が、太陽の支配星とする獅子座のハーブです。柑橘類などが太陽のハーブとされます。太陽のような形をしたキク科の植物もまた、獅子座のハーブに分類されます。
太陽は自己の輝きの象徴であることから、病原菌を寄せ付けずない作用があるハーブが多いとされます。
- 免疫促進作用
- 抗菌作用
- 抗炎症作用
- 細胞修復作用
などがあるハーブが獅子座のハーブとされています。
ほかにも瞑想、儀式などに使用されてきた、樹脂系のハーブも、獅子座に対応するハーブであると言わます。
ハーブ(精油)
射手座・魚座に対応するハーブ【惑星:木星】【性質:熱・湿】
射手座の支配星は木星です。魚座は副支配星が木星となります。
また、木星は肝臓と関連があることから、
- 胆汁分泌作用
- デトックス作用
などを持つハーブとなります。
精油
山羊座・水瓶座に対応するハーブ【惑星:土星】【性質:冷・乾】
山羊座の支配星は土星です。水瓶座は副支配星が土星となります。
人生における制限や厳しさ、人生をかけて到達する物事を象徴する土星に対応するハーブは、冷乾の性質を持ちます。そのため、冷やす作用を持ちます。また厳しい星であることから、毒性を持つ植物もあてはまります。
- 解熱作用
- 毒性をもつハーブ
精油
ハーブの種類と4元素
四元素もまた、ハーブと関連付けられることも多いです。
四気質とハーブの関係
ハーブは「熱・冷・湿・乾」といった特性を有しています。それぞれ、元素と気質との関係を表にまとめます。
気質 | 四大元素 | 性質 |
胆汁質 | 火 | 熱・乾 |
粘液質 | 水 | 冷・湿 |
多血質 | 風 | 熱・湿 |
憂鬱質 | 土 | 冷・乾 |