サビアンシンボルをホロスコープリーディングで用いるとき、月星座だけではなく、10天体全てを読むことをおすすめしています。
なぜなら、サビアンシンボルをずらっと10個並べてみることであなたの魂のストーリーが浮かび上がってくるからです。
しかしながら、サビアンシンボルを読むのにまだ慣れていない場合、10天体のサビアンシンボルすべてを読みこなすのは、なかなか大変です。
そこでまずは、太陽星座と月星座のサビアンシンボルを読むことから始めるといいでしょう。
太陽星座のサビアンシンボルは、あなたが地球に生まれてきた目的を表します。
そして、今回の記事でお伝えする月星座のサビアンシンボルからは、素の状態のあなたにとって好ましい・心地よい価値観を知ることができます。
月星座のサビアンシンボルを読むときのポイント
サビアンシンボルの特徴は、詩であらわされていること。
内容も具体的に役立つものというよりは、精神的・スピリチュアル的な事柄をあらわすものが多いです。
シンボルという象徴を通して語りかけられるものなので、解釈にも幅があります。
また、サビアンシンボルには一見ネガティブなイメージを想起させるキーワードが、たびたび含まれます。
たとえば、わたしの月星座は、みずがめ座の18度。
サビアンシンボル
水瓶座19度:「消し止められた山火事」
山火事というキーワードだけ見ると、災難が降りかかってくるのでは?と身構えてしまいそうですよね。しかし、サビアンシンボルは単純に吉凶を判断するものではないので、意味を知ることが大切です。
詩の意味
水瓶座的な開かれた生き方では、自分と外界との間に壁を必要とせず、自分の内側と外側の情報の行き来を好みます。
ですから、このサビアンシンボルが意味するのは
- 決めつけたくない、ありのままの現実をみたい
- その都度パターン化しすぎず、状況に応じてしっかり見て対応していく
- 型にはめたくない
といった意識状態です。水瓶座は「世界のなかの一つの現象として存在している自分」でありたいと考えます。
また実際に生きていくと、現実的にはトラブルに巻き込まれたり大変な目にあうこともありますが、その都度それに対応していく、冷静に対応していく能力を培っていきます。
そうした大変なトラブルや不測の事態を、このサビアンシンボルでは「山火事」と表現しているのです。
つまり、山火事のような不測の事態に、全力で対応するという意味です。
そして月星座のサビアンシンボルは、自分自身の「快・不快」にも関わってきます。
私の場合、サビアンシンボル水瓶座19度が表すような環境に身を置くことができているときは心が落ち着きますが、そうではない場合は、ざわざわとした嫌な気分になります。
サビアンシンボルの読み方(1度繰り上げ)
さて、月星座のサビアンシンボルを確認してみましょう。
ホロスコープから月のサインと度数を確認します。なお、サビアンシンボルはチャートに表示された度数に+1度して読むのが、一般的な方法です。
例:月が牡羊座1度の場合
月星座のサビアンシンボルは、牡羊座2度 となります。
サビアンシンボルは、星座ごとに30度ずつ(つまり、30個)意味があります。
ホロマムでもサビアンシンボルについては研究と実践を続けております。
また、以下のサイトでは、松村潔先生による12サイン×30度すべてのサビアンシンボルの意味が解説されています。
http://www.246.ne.jp/~apricot/sabian/sabianfr.html
より詳しいサビアンシンボルの解釈を学びたい方はこちらの書籍がオススメです。松村潔先生の定番、サビアン本です。一冊手元に置いておくと便利ですよ。