12サインのひとつずつの性質への理解を深める際に、12サインを4つのエレメント(火・風・水・地)でとらえる視点と、3つのクオリティ(活動宮・不動宮※・柔軟宮)からとらえる紫檀があります。
この記事では、3つのクオリティのうちの柔軟宮について、詳しく解説しますね。
※不動宮は固定宮と呼ばれることもあります。
柔軟宮のサインと性質
<柔軟宮に区分される4つのサイン>
・双子座
・乙女座
・射手座
・魚座
柔軟宮のサインは、周りの状況にあわせて変化するという性質があります。
柔軟宮が多い人の特徴
ホロスコープで、5個以上の天体が柔軟宮のサインにある場合、相対的に柔軟宮が多い人と判断できると思います。
<特徴>
・状況や環境に応じて、柔軟に変化できる
・自分で決断することは苦手
・自分から積極的に行動を起こすことは少ない
柔軟宮に天体を多く持つ人は、その場の状況や、周りの人からのリクエストに応じて柔軟に変化ができる力があります。
状況や環境に応じて、周りにあわせながら動いたり、あるいは動かなかったりするという柔軟性がありますが、一方で「自分で決めなきゃいけない」というような決断力を求められることは、苦手です。
また、何かを自分から始めることも少ないです。だれかの発案に乗ることが多いでしょう。
柔軟宮が多い人は、いつも何かを始めようとするけれど続けるのが苦手な活動宮が多い人と、始めることは苦手だけれど続けることが得意な不動宮が多い人をつなぐ役割の人でもあります。
柔軟宮のサイン別の特徴
柔軟宮が多い人は、自分の意見ではなく、外側の状況によって、考えや進む方向が変わります。サイン別に、特にどんな柔軟性があるのかを見ていきましょう。
双子座:情報を頼りに判断する
乙女座:社会や他者からの要求、リクエストに応える形で動く
射手座:プロセスや過程、道のりの過程によって、どこに進むか決まる(目的地があるわけではない)
魚座:自分と世界の境界線が曖昧で、周りの人や俗世間、スピリチュアルなものなど、あらゆる影響を受けて考えが変わる
柔軟宮が少ない人の特徴
天体が柔軟宮のサインに1~2個の人は、柔軟宮が少ない人と言えるでしょう。
柔軟宮が少ないということは、柔軟宮の性質が薄いということ。
柔軟宮の性質が、その時の状況によって動きを変えるタイプ。その性質が薄いので、周りの状況に関わらず、自分の都合や考えをもとに行動します。
また、柔軟宮が少ない場合は、ほかのクオリティ(活動宮・不動宮)の性質が強くなりますが、活動宮と不動宮の割合のバランスにより、性質の現れ方が異なります。
<活動宮の性質>
・とにかく動いてみる
・考える前に動き出す
<不動宮の性質>
・自分の信念を曲げない
・容易に変化したくない
柔軟宮がまったくない人の特徴
柔軟宮に天体が一つもない人は、人に合わせることが少なく、自分のやりたいこと・やるべきことがハッキリ決まっているほうが、迷わずに進めます。
自分がブレることはありませんが、一方で人の意見をあまり聞かない傾向もあるので、人生の大まかな方針についてはホロスコープから確認しておくといいでしょう。