ホロスコープを作成すると、天体がどこかに偏って配置されているケースがあります。
人によっては、天体がホロスコープの上半分や下半分に、また右半分や左半分に集中して配置されていることがあります。
この天体の配置の偏りをハウスを基準に見てみると、わかることがあります。
ハウスの偏りから何がわかるのか。また、偏りが意味することについてお伝えします。
ハウスの偏りの見方
天体の偏りを見るときは、ホロスコープを1ハウスの始まりと7ハウスの始まりを結んだ線を水平に置いて見ます。
1ハウスと7ハウスを結んだ線を水平線とすると、大まかに以下のような区分となります。
1ハウス~6ハウス:下半分
7ハウス~12ハウス:上半分
4ハウス~9ハウス:右半分
10ハウス~3ハウス:左半分
ハウスの偏りは、天体が上下左右のどのハウスに偏っているかを見ていきます。
ハウスの偏りが意味すること
ハウスの偏りからは、大まかな個人の性格や傾向を知ることができます。
それでは、ハウスの偏り別に、個人の性格や傾向について紹介していきますね。
上半分のハウスに天体が偏っている
ホロスコープの上半分のハウスに天体の分布が偏っている人は、上昇志向が高く、社会的な価値や世間からの評価を大切にします。
ホロスコープの上半分は「陽の当たる昼の世界」でもあるので、社会的に認知され評価される生き方が、その人にとって大切だからです。
下半分のハウスに天体が偏っている
ホロスコープの下半分のハウスに天体の分布が偏っている人は、社会的な評価や、世間からどう見られるかよりも、自分自身が納得しているか、満足できるかどうかを大事にしています。
左半分のハウスに天体が偏っている
ホロスコープの左半分のハウスに天体の分布が偏っている人は、主体性が強く、自分の主張や考えを基準にして、物事を考えたり行動します。
あまり、環境や他者からの影響を受けず、自己責任で決めていく人です。
右半分のハウスに天体が偏っている
ホロスコープの右半分のハウスに天体の分布が偏っている人は、他者との出会いや、関係性を重視する傾向があります。
人からどのように見られているか、どんな関係を築けるか、相手にあわせて思考したり行動する傾向があります。
ハウスに偏りがなく、全体に散らばっている場合
ハウスに偏りがある人がいる一方で、ホロスコープ全体に天体が散らばっている人も、もちろんいます。
その場合は、複合アスペクトが形成されやすい傾向があるため、よりアスペクトを意識してホロスコープを読んでいくといいでしょう。