2020年頃から「風の時代」と言う言葉をよく耳にした方も多いと思います。
風の時代とは、占星術的な視点での新しい時代を指しています。
占星術に詳しくない方にもわかりやすく、風の時代の基礎知識や特徴について解説しますね。
風の時代とは
風の時代の<風>とは、占星術の12星座(サイン)と関係しています。
星占いでおなじみの12星座は、占星術で火・地・風・水の4つのエレメントに分類されています。
■火のエレメント(牡羊座、獅子座、射手座)
■地のエレメント(牡牛座、乙女座。山羊座)
■風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)
■水のエレメント(蟹座、蠍座、魚座)
風の時代とは、双子座、天秤座、水瓶座に関連した星の動きがあるということ。
その星の動きが、グレートコンジャンクションです。
グレートコンジャンクション
グレートコンジャンクションとは占星術に使用される10個の天体の中で、木星と土星が、地球から見ると重なるように見える(コンジャンクション)状態をさし、20年に一度の周期で起きます。
ホロスコープ上でグレートコンジャンクションが起こるサインは移動していきますが、これが不思議なことに、200年周期でほぼ同じエレメントのサイン上で起きるんです。
つまり、グレートコンジャンクションが風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)で起きる200年間のことを、風の時代と呼ぶんですね。
ミューテーション
グレートコンジャンクションが起こるエレメントが切り替わることを、ミューテーションと呼びます。
この図は、
- 1782年の射手座グレートコンジャンクション(火)
- 1821年牡羊座グレートコンジャンクション(火)
の火の時代のあとに、
- 1802年乙女座グレートコンジャンクション(地)
- 1842年山羊座グレートコンジャンクション(地)
- 1861年乙女座グレートコンジャンクション(地)
- 1881年牡牛座グレートコンジャンクション(地)
- 1901年山羊座グレートコンジャンクション(地)
- 1921年乙女座グレートコンジャンクション(地)
- 1940年牡牛座グレートコンジャンクション(地)
- 1961年山羊座グレートコンジャンクション(地)
と、地のサインでのグレートコンジャンクションが続いたことを表しています。
その後、
- 1981年天秤座グレートコンジャンクション(風)
にて、風の時代に先駆けて風エレメントでのグレートコンジャンクションがあり、
- 2000年牡牛座グレートコンジャンクション(地)
が、地の時代最後のグレートコンジャンクションで、この後、風の時代へミューテーションして、風の時代へ切り替わっています。
風の時代で何が起きる?
2020年12月22日。グレートコンジャンクションがみずがめ座で形成され、風の時代が始まりました。
その一つ前のグレートコンジャンクションまでは、地のエレメントで起きていたため、地の時代と呼ばれています。
これまでの200年間、地のエレメントで起きていたグレートコンジャンクションが、風のエレメントで起きる時代に変わったんですね。
グレートコンジャンクションのエレメントが変わると何が変わるのかというと、人々の意識が大きく変化します。
これは、過去の歴史を振り返ってみても、知ることができます。
グレートコンジャンクションが起きるエレメントが変わるたびに、パラダイムシフトが起きていることが見て取れるからです。
風の時代の特徴
風の時代の特徴は、エレメントの性質から知ることができます。
風のエレメント:アートな世界観
・コントロールされないもの
・創造的
・芸術的
・知的
・革新的
・様々なことに次々にチャレンジ
・インスピレーションが大事
・アート的な在り方が見直される
風の時代は、一人ひとりがインスピレーションを受け取り「自我・魂」を、表現する時代になるのでは?と予想しています。
地の時代の特徴
一方、これまでの地の時代は、現実的な努力と成功を重視する時代であったと言えます。
地のエレメントの性質:ロジカル・サイエンス・クラフト的な世界観
・コントロールできる
・富や権力を蓄積
・物質的
・物を持っていることに価値がある
・実用性・着実性を重んじる
・合理的な正解を見つける
・再現性があり、誰がやっても同じ
過去のグレートコンジャンクションから知る風の時代の傾向
2020年から始まった風の時代が「どのような時代になるのか」を、前回、風のサインで起きたグレートコンジャンクションから読み解いてみましょう。
地の時代であった1981年に、風の時代の予告編のように、風サインでグレートコンジャンクションが起きています。
そのころに次のような出来事が起きました。
【1980-2000年の通信技術の革命】
ー1980年代 携帯電話
ー1990年代 メール、インターネットが使われ始める
ー2000年代 SNS普及
そのため、2020年からの風の時代は、通信技術の革命がベースになり、成り立っていくと考えられます。
風の時代の生き方
風の時代は、ひと言で言うと、ひとりひとりが魂を表現しようとするアートの時代です。
ですが、地の時代から風の時代に変わったとは言え、突然価値観が一気に変わるということではありません。
風の時代は始まったばかり。これから200年かけて新しい価値観が築かれていくと考えてみてください。
- 水瓶座の最初の度数は、水瓶座としてはまだ若いため、衝動的で後先を考えない傾向
- これまでの名誉や地位を捨てることもいとわない
- 理想と現実がぶつかり合いながら、試行錯誤の続く20年になっていく
- それでもいくつかの新しいアイデアに芽が出て育ち、人々をあっと驚かせていく。
「今、わたしたちはどう生きたらいいのか」
2020年からの20年間、わたしたちは地サインから離れ、風サインが導く新しい理想を目指して進みはじめます。
風の時代は、ある意味とてもシビアです。
これまで社会的に通用していた「肩書」「経歴」「職歴」「資格」「会社の看板」などが通用しなくなってくるからです。
社会的な地位や名誉よりも、今後は「自分らしく魅力的」でなければ、誰からも振り向かれなくなる時代に変わっていきます。
ですが、今の学校教育や会社は、あなたの自分らしい生き方を見つけてはくれません。
「自分らしさ」が何かわからない状態で、突然、社会に放り出されます。そして、他者との関係のなかや、SNS等のインターネット空間のなかで、自分で自分らしさ見つけて、アピールしなければいけません。
2040年には、これまでの地vs風の価値観の間で混乱起きるはずです。
揺り戻し現象なのか、変化を拒む抵抗勢力によるものなのかはわかりませんが、確実に風の時代になっていく流れは止められません。そのため、ひとりひとりが風の時代に適応していく必要が出てきます。
「自分らしさとは?」
「自分らしい生き方とは?」
今まで、意識を向けたことがなかった人も、今から自分らしさについて目を向けてみてください。
ホロマムでは、「本当の自分らしさ」をホロスコープから見つける方法をお伝えしています。
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