占星術用語

【ホロスコープ】価値観が変わる?風の時代の特徴を占星術師がわかりやすく解説

2020年頃から「風の時代」と言う言葉をよく耳にした方も多いと思います。

風の時代とは、占星術的な視点での新しい時代を指しています。

占星術に詳しくない方にもわかりやすく、風の時代の基礎知識や特徴について解説しますね。

風の時代とは

風の時代の<風>とは、占星術の12星座(サイン)と関係しています。

星占いでおなじみの12星座は、占星術で火・地・風・水の4つのエレメントに分類されています。

■火のエレメント(牡羊座、獅子座、射手座)

■地のエレメント(牡牛座、乙女座。山羊座)

■風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)

■水のエレメント(蟹座、蠍座、魚座)

風の時代とは、双子座、天秤座、水瓶座に関連した星の動きがあるということ。

その星の動きが、グレートコンジャンクションです。

グレートコンジャンクション

グレートコンジャンクションとは占星術に使用される10個の天体の中で、木星と土星が、地球から見ると重なるように見える(コンジャンクション)状態をさし、20年に一度の周期で起きます。

ホロスコープ上でグレートコンジャンクションが起こるサインは移動していきますが、これが不思議なことに、200年周期でほぼ同じエレメントのサイン上で起きるんです。

つまり、グレートコンジャンクションが風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)で起きる200年間のことを、風の時代と呼ぶんですね。

ミューテーション

グレートコンジャンクションが起こるエレメントが切り替わることを、ミューテーションと呼びます。

この図は、

  • 1782年の射手座グレートコンジャンクション(火)
  • 1821年牡羊座グレートコンジャンクション(火)

の火の時代のあとに、

  • 1802年乙女座グレートコンジャンクション(地)
  • 1842年山羊座グレートコンジャンクション(地)
  • 1861年乙女座グレートコンジャンクション(地)
  • 1881年牡牛座グレートコンジャンクション(地)
  • 1901年山羊座グレートコンジャンクション(地)
  • 1921年乙女座グレートコンジャンクション(地)
  • 1940年牡牛座グレートコンジャンクション(地)
  • 1961年山羊座グレートコンジャンクション(地)

と、地のサインでのグレートコンジャンクションが続いたことを表しています。

その後、

  • 1981年天秤座グレートコンジャンクション(風)

にて、風の時代に先駆けて風エレメントでのグレートコンジャンクションがあり、

  • 2000年牡牛座グレートコンジャンクション(地)

が、地の時代最後のグレートコンジャンクションで、この後、風の時代へミューテーションして、風の時代へ切り替わっています。

風の時代で何が起きる?

2020年12月22日。グレートコンジャンクションがみずがめ座で形成され、風の時代が始まりました。

その一つ前のグレートコンジャンクションまでは、地のエレメントで起きていたため、地の時代と呼ばれています。

これまでの200年間、地のエレメントで起きていたグレートコンジャンクションが、風のエレメントで起きる時代に変わったんですね。

グレートコンジャンクションのエレメントが変わると何が変わるのかというと、人々の意識が大きく変化します。

これは、過去の歴史を振り返ってみても、知ることができます。

グレートコンジャンクションが起きるエレメントが変わるたびに、パラダイムシフトが起きていることが見て取れるからです。

風の時代の特徴

風の時代の特徴は、エレメントの性質から知ることができます。

風のエレメント:アートな世界観

・コントロールされないもの
・創造的
・芸術的
・知的
・革新的
・様々なことに次々にチャレンジ
・インスピレーションが大事
・アート的な在り方が見直される

風の時代は、一人ひとりがインスピレーションを受け取り「自我・魂」を、表現する時代になるのでは?と予想しています。

地の時代の特徴

一方、これまでの地の時代は、現実的な努力と成功を重視する時代であったと言えます。

地のエレメントの性質:ロジカル・サイエンス・クラフト的な世界観
・コントロールできる
・富や権力を蓄積
・物質的
・物を持っていることに価値がある
・実用性・着実性を重んじる
・合理的な正解を見つける
・再現性があり、誰がやっても同じ

過去のグレートコンジャンクションから知る風の時代の傾向

2020年から始まった風の時代が「どのような時代になるのか」を、前回、風のサインで起きたグレートコンジャンクションから読み解いてみましょう。

地の時代であった1981年に、風の時代の予告編のように、風サインでグレートコンジャンクションが起きています。

そのころに次のような出来事が起きました。

【1980-2000年の通信技術の革命】

ー1980年代 携帯電話

ー1990年代 メール、インターネットが使われ始める

ー2000年代 SNS普及

そのため、2020年からの風の時代は、通信技術の革命がベースになり、成り立っていくと考えられます。

風の時代の生き方

風の時代は、ひと言で言うと、ひとりひとりが魂を表現しようとするアートの時代です。

ですが、地の時代から風の時代に変わったとは言え、突然価値観が一気に変わるということではありません。

風の時代は始まったばかり。これから200年かけて新しい価値観が築かれていくと考えてみてください。

  • 水瓶座の最初の度数は、水瓶座としてはまだ若いため、衝動的で後先を考えない傾向
  • これまでの名誉や地位を捨てることもいとわない
  • 理想と現実がぶつかり合いながら、試行錯誤の続く20年になっていく
  • それでもいくつかの新しいアイデアに芽が出て育ち、人々をあっと驚かせていく。

「今、わたしたちはどう生きたらいいのか」

2020年からの20年間、わたしたちは地サインから離れ、風サインが導く新しい理想を目指して進みはじめます。

風の時代は、ある意味とてもシビアです。

これまで社会的に通用していた「肩書」「経歴」「職歴」「資格」「会社の看板」などが通用しなくなってくるからです。

社会的な地位や名誉よりも、今後は「自分らしく魅力的」でなければ、誰からも振り向かれなくなる時代に変わっていきます。

ですが、今の学校教育や会社は、あなたの自分らしい生き方を見つけてはくれません。

「自分らしさ」が何かわからない状態で、突然、社会に放り出されます。そして、他者との関係のなかや、SNS等のインターネット空間のなかで、自分で自分らしさ見つけて、アピールしなければいけません。

2040年には、これまでの地vs風の価値観の間で混乱起きるはずです。

揺り戻し現象なのか、変化を拒む抵抗勢力によるものなのかはわかりませんが、確実に風の時代になっていく流れは止められません。そのため、ひとりひとりが風の時代に適応していく必要が出てきます。

「自分らしさとは?」

「自分らしい生き方とは?」

今まで、意識を向けたことがなかった人も、今から自分らしさについて目を向けてみてください。

ホロマムでは、「本当の自分らしさ」をホロスコープから見つける方法をお伝えしています。

自分を見つけて、使命を生きたい方は、よかったらメルマガをご登録くださいね。

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ハウスに天体が集中するステリウムとは?読み方を解説

ホロスコープ上で、特定のハウスに天体が集中している場合があります。

一か所に天体が集中しているのは、何か意味ありげに感じますよね。

天体が一か所に固まってる状態は、西洋占星術ではステリウムと呼ばれています。

どういう状態をステリウムと呼ぶのかの定義と、ステリウムの読み方について解説します。

 ステリウムとは?

ホロスコープで天体が特定のハウスに集中しているステリウムの定義は、西洋占星術の専門家の間でも見解の相違があります。

・1つのハウスに3つ(もしくは4つ)の天体が集中している状態

・ハウスに関係なく、5~6度以内で星が集まっている状態

などが、よく言われている見解です。

一般的にステリウムと呼ぶときは、だいたい3つか4つの天体が一か所に固まっている状態を指すことが多く、特定のサインやハウスに収まる場合もあれば、またがることもあります。

私自身も、3つ以上の天体がグル―プとして機能する場合をステリウムという、と考えています。

より厳密な定義としては、日本の占星学研究者である石川源晃氏は、ステリウムを次のように定義されています。

ステリウムはホロスコープの天体がグループになって、アスペクトを形成するような特殊な場合である

ステリウムからわかること

ステリウムの場合は、天体一つひとつの働きだけではなく、ステリウムを形成する「天体のグループ」という新しい単位での働きがあると考えてみてください。

ステリウムがあると、ホロスコープから使命を読み解く大きな手がかりとなります。

なぜなら、ステリウムに対する他の天体とのアスペクトがあると、そのステリウムは人生において、「なんらかのやるべき仕事、天命」を果たすための役割を担っているはずだからです。

とくに、ステリウムのグループと、土星以降の天体(天王星、海王星、冥王星)とのアスペクトがあれば、よりその傾向は強化されるようです。

1ハウスに集中するステリウム

一般的に、力強く魅力的な人が多いので、その魅力を活かしていくといいですね。

多くの天体が人格の領域に入ってくるので、上手く使いこなす自制心と忍耐力を身に着ける必要があります。

自分を中心として物事を考えやすいので、他人からの客観的なアドバイスをもらいながらも、自分の在り方を整えるといいです。

2ハウスに集中するステリウム

自分の資質を活かして働くことや、お金を稼ぐこと・使うこと、何かを所有することなどに対して、強く天体が働きます。

うまく使いこなせば成功することもありますし、そうでなければ財政的な危機に陥ることもあります。

3ハウスに集中するステリウム

学ぶこと、好奇心を満たすことに対して、エネルギーを注ぎやすいです。

次から次へと学んでばかりで、成果につながらないこともよくあるので、何かを達成したい場合は、点を線につなげて伴走してくれるような、サポーターの力を借りるといいです。

4ハウスに集中するステリウム

家の問題、家族のこと、心の安定というものに、多くのエネルギーを注ぎます。

不動産に関わる人もいます。家族を心理的にサポートするような仕事をしている人もいますし、歴史などの「ルーツ」に関わることをしている人もいます。

5ハウスに集中するステリウム

「楽しいことは何でもする」というように、あらゆる選択肢をやってみる人になりやすいです。

子どものように、いつまでもエネルギーに溢れるタイプか、あるいは出産子育てを通してその力を使っていく人もいます。

6ハウスに集中するステリウム

あまりにたくさんの仕事(とくに他者を手助けするようなサービス業や、労働など)を請負いすぎる傾向があります。

たくさんの仕事を請け負いすぎると、どこかで限界がくることもあります。限界がきたときに「相手に委ねる」といった、自分の手から離すことを学ぶことが必要なときがあるでしょう。

7ハウスに集中するステリウム

特定の相手に自分の判断を委ねる傾向があるので、相手選びだけは慎重に。

よいパートナー、理解者になれます。その一方、相手に振り回されたり、あるいは振り回したりすることもあるので、定期的に自分を客観的に見つめる時間が必要です。

8ハウスに集中するステリウム

8ハウスは、生、性、金融、死後の世界など、コントロールできないものの領域です。普通の人にとってはコントロールできないものですが、8ハウスステリウムであれば、それに向き合い、付き合い、その人なりのやり方で逆に「支配」していくような生き方になっていきます。

9ハウスに集中するステリウム

9ハウスは思想や哲学の領域ですが、ここに集中しすぎると「頭のなか」「理想の中」だけで生きがちです。

道徳や倫理を説く人もいますが、できれば、より具体的な知識や情報を、人に教えることもあわせて行っていくと、バランスがとれるようになります。

10ハウスに集中するステリウム

10ハウスステリウムの人は、自分にとっての権威者、たとえば父親や母親、上司との関係に悩みをもつことがあるでしょう。

上手く使いこなせない天体エネルギーは、他人の形を使って表れてくることがあるからです。時間はかかるかもしれませんが「自分の責任者は自分である」という環境をつくりだせるといいです。

11ハウスに集中するステリウム

11ハウスステリウムの場合、集団や団体の思想を強化してしまいがちです。自分や相手の、ひとりの個人としての考えを置き去りにしてしまうような面がでてきます。

理想に向かってまい進する力があるとともに、極端に走りすぎないように「個としての表現の場」なども持っておくといいです。

12ハウスに集中するステリウム

12ハウスは貢献、奉仕のハウス。12ハウスステリウムは、誰かのために捧げるための時間を持つといいです。

前世から修道院などの暮らしを経験しているかもしれません。同じくらい、自分の世界、ひとりの世界も必要なので、自分のために引きこもることも大切です。

ステリウムとオーバーロードの違い

同じように天体が集中している状態を指す言葉に「オーバーロード」があります。

オーバーロードはひとつのサインに天体が集中している状態を呼びます。

オーバーロードからわかること

オーバーロードの場合、12サインのうちの特定のサインが強調されることになります。

そのため、オーバーロードがあるサインの良い面と、欠点のようなものを同時に表れてきます。

サインの力を上手く使えていると、強力なパワーとなりますが、飲み込まれると許容できないリスクを生み出すこともあります。

だから、オーバーロードを持つ人は、そのサインの扱いを注意したほうがいいとされています。

また、サインが偏っていると、その人の持っている世界観が偏りやすく、周りから見ると「個性的な人」になりやすいです。

オーバーロードを持つひとは、自分に足りないサインを補う人と出会って協力関係を築けると、人生がうまく運ぶようになります。

これまでたくさんの方のホロスコープを見ていて、オーバーロードのサインの性質が強調されすぎると「底が抜ける」みたいな状況になることがあると感じてます。

わたし自身、山羊座に3つ天体がありますが、会社で働き過ぎて過労になったり、「家族の時間を大切にしたい!」「もっと人と感情的な交流がしたい!」と、社会的信用の高い会社をドロップアウトして、突然占い師になりました。

山羊座の底が抜けてしまうと、180度反対にあるサインの性質(山羊座の場合はかに座)も、入り込んでくるようです。

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ホロスコープのMCまるわかり|12星座別の意味と読み方のコツ

ホロスコープを総合的に読むうえで、抑えておきたいのがMC(エムシー)。

特に、ホロスコープから使命を読むときに、MCの情報は欠かせません。

MCを調べる方法や、12星座別の意味について紹介しますね。

 ホロスコープにおけるMCとは

MCとは、Medium Coeli(メディウムコエリ)の略で、日本語に訳すと、天頂です。

見かけ上の太陽の通り道の、もっとも高いところにあるのがMCです。

ホロスコープで見たときには、10ハウスの始点(9ハウスと10ハウスの境目)がMCにあたります。

MCの調べ方

MCを調べるために、必要な情報は

・生年月日

・出生時間

・出生場所

出生時間が不明でも、ホロスコープを作成することができますが、MCを調べるには出生時間が必ず必要となります。

母子手帳などで、出生時刻を調べたうえで、ホロスコープを作成してください。

ホロスコープが無料で作れるサイトがいろいろありますが、中にはMCを表示しないものもあります。
そこで、MCを調べるのにおすすめなサイトを紹介しますね。

●Astrodienst
https://www.astro.com/horoscopes/ja

ホロスコープ各種チャート作成の中の、「出生図・上昇点(アセンダント)」からホロスコープを作成します。

※登録しなくても、ゲストで利用することができます。

MCからわかること

MCは、社会的にあなたが目指す方向性。
あなたがこの世界においてどうやって社会に貢献していくといいのか。その方向性が示されています。

ホロスコープでMCが重要視されるのは、特に使命を読むとき。

わたしたちは誰もが、MCという社会的なものを自分の中にもっています。社会と関わらないで生きる、自分の中に閉じこもって生きる、ということを選ぶと、肉体は魂の牢獄のようになってしまいます。

世界、世の中、社会に開かれてつながっていく姿勢が大切だからこそ、人生の使命を知るために、MCは重要視されています。

アセンダント(ASC)が、生まれる前から持っている気質だとすると、その気質からスタートして、社会のなかで揉まれながらMCを目指して進んでいく。それが、人生なんですね。

また、MCは、この地上における「肩書」「名刺」としての役割もあります。
そのため、最初は、MCは「名刺なんだ」と思って読むと、読みやすいですよ。

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MCがおひつじ座の意味

MCがおひつじ座にある人は、まったく新しい分野を切り開くクリエイターであることが求められています。

数字や哲学といった抽象的なものを扱うこと、デザインやプランニング、企画なども方向性としてあっています。

実際の現場よりも、現場から一歩離れたポジションを目指していけるといいでしょう。

MCがおうし座の意味

MCがおうし座にある人は、趣味を極めたような技能によって、社会とつながっていくことが求められています。

資格制度、金融関係にも縁があります。

MCがふたご座の意味

MCがふたご座にある人は、専門分野を一つだけ持つのではなく、複数もって軽やかに世の中と付き合っていく姿勢となっていくでしょう。

MCがかに座の意味

MCがかに座にある人は、親しい仲間や特定の人たちを守るような役割を担っていくでしょう。協会の代表のようなイメージです。

家やコミュニティの結束を固めていくことが必要で、カウンセラーのような包容力が求められます。

MCがしし座の意味

MCがしし座にある人は、個性を打ち出した生き方を求められるでしょう。

平凡であることはストレスになりやすいです。ときには、日々を演出していくことも必要です。起業家や芸術家など、自分自身として生きることが求められるタイプです。

MCがおとめ座の意味

MCがおとめ座にある人は、有能であること、鋭い才腕を求められるでしょう。

調べること、分析することも得意で、社会的に信頼される役割を得ていくでしょう。

MCがてんびん座の意味

MCがてんびん座にある人は、人間関係を調停するような立場を求められやすいでしょう。

営業や社交、団体のなかで人をまとめるような役割です。

MCがさそり座の意味

MCがさそり座にある人は、社会や組織のなかで実力を発揮して、影響力をもっていくことが求められるでしょう。

MCがいて座の意味

MCがいて座にある人は、出版、文学、思想分野に関わり、より広く大きくな視点で物事をとらえていくことが求められるでしょう。

豊かな知識を、著書などにより広めていくイメージです。

MCがやぎ座の意味

MCがやぎ座にある人は、社会的に評価されるようなポジションを目指すことになるでしょう。

信頼される役職を得ていきます。

MCがみずがめ座の意味

MCがみずがめ座にある人は、自由な経歴で、肩書きがよくわからない人になるでしょう。

ボランティア活動や、市民活動など、独自の形で社会に貢献していくといいですね。

MCがうお座の意味

MCがうお座にある人は、絵画、俳優、演劇などの芸術分野に携わっていたり、客商売にも向いています。

混沌としたもの事のなかの真実を見つけていくので、肩書がわかりにくいタイプでしょう。

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ホロスコープにおける惑星の品位(エッセンシャル・ディグニティ)

ホロスコープにおける惑星の品位(エッセンシャル・ディグニティ)

12感覚と占星術

ホロスコープにおける天体にはそれぞれ「居心地の良いサイン」「居心地の悪いサイン」があります。

このサインと天体の関係を「天体の品位(エッセンシャル・ディグニティ)」といいます。

難しく思われがちな「品位」ですが、深刻に考える必要はありません。

惑星たちは、わたしたち人間と一緒だと思えばいいのです。

たとえば、あなたが外で運動することが好きな人なのに「ずっと家のなかで大人しくしていなさい」と言われれば辛いのと一緒です。

現代の占星術では品位はさほど重視されていませんが、品位もまた、ホロスコープを感じることができる、面白い切り口ですよ。

記事の最後には、品位と具体的なチャートについても言及しています。

品位(エッセンシャル・ディグニティ)の種類

品位にはいくつか種類があり、よく認識されているものは

  • ドミサイル
  • エグザルテーション
  • デトリメント
  • フォール

の4つです。他にも、

  • トリプシティー
  • ターム
  • フェイス

の3つが加わり、全部で7つあります。

品位(エッセンシャル・ディグニティ)の一覧

品位をすべて一覧表にまとめています。本記事では、すべての品位について解説をします。

画像が見にくい場合は、品位一覧表PDFよりご覧ください。

惑星の強さ(尊厳)を表す品位

惑星が「居心地がよい」「力を発揮できる」と感じる品位のことです。

強いものから弱いものまで、ドミサイル、エグザルテーション、トリプシティー、ターム、フェイスの5つがあります。

ドミサイル:影響度【大】

ドミサイルは、現在の占星術においてルーラーと呼ばれるものです。いわゆる支配星です。

たとえば、火星が牡羊座にあるとき、火星にとって「牡羊座」は自分の家です。惑星がいつでも帰るべきホームのことを、ドミサイル(ルーラー)と呼びます。

エグザルテーション:影響度【中】

エグザルテーションは「高揚」という意味で、この場所では惑星は「強化」「昇格」されます。

エグザルテーションは、ホームほとではないものの、のびのびと自己表現することができる場所です。

たとえば、愛の女神である金星は、ロマンチックで思いやりのある水のサインである魚座ではのびのびと自己表現ができます。

トリプリシティー:影響度【小】

各エレメントごとに「昼」「夜」「控え」として惑星を割り当てたものが、トリプリシティーです。惑星が、そのエレメントの「昼」「夜」「控」トリプシティーにあるとき、快適に過ごせる場所です。

※本記事においては、ルネッサンス期のギリシャで活躍したドロテーウスが提唱した伝統的なトリプリシティーを採用しています。他にも「控」を定義せず「昼」「夜」のみで定義されトリプリシティーもあり、そちらでは水サインが、昼♀:夜♂ではなく、昼♂:夜♂となっていることにご注意ください。

ターム:影響度【極小】

タームは「境界線」を意味します。タームでは、1つのサインを5つに分けます。なぜ分割するのか?いまやその理由は謎に包まれているのですが、ここではサインという王国を守る、王の5人の臣下がいることをイメージしてみてください。

それぞれに権力をもち、それぞれが領土を支配しているようなものです。

たとえば、山羊座のサインでは、山羊座の0~6度については金星という<臣下1>が、6~12度までは水星という<臣下2>が、12~19度までは木星という<臣下3>が、19~25度までは火星という<臣下4>が、25~30度までは土星という<臣下5>が、山羊座王国をまもっているのです。

フェイス:影響度【極小】

フェイスは、サインを10度ずつに区切ったシステムです。割り当てられる天体の順序は、土星→木星→火星→太陽→金星→水星→月となっています。この順序は「カリディアンオーダー」と呼ばれます。

惑星の強さ(尊厳)を表す品位の活用

現代の占星術において、特に影響度の小さいタームやフェイスを活用するのは、非常に困難かと思います。

ですが、ここで覚えておいていただきたいテクニックがあるので紹介します。

それは、品位の強さ・尊厳は累積的であるということです。

たとえば、蠍座の火星は、副支配星でありながら、トリプリシティーの夜に割り当てられています。そして、タームにおいて0~6度の領土を持ち、フェイスの0~10度の面を持ちます。

これはつまり、火星はとくに蠍座のはじめの度数において、非常に強く、威厳があるということです。

このように、品位を累積的に見る視点をもつと、複雑でわかりにくい品位を統合的によく理解することができます。

惑星の弱さ(衰弱)を表す品位

惑星が「居心地が悪い」「力を発揮できない」と感じる品位もあります。

デトリメント

デトリメントは、基本的にはドミサイルの反対の意味になります。惑星に支配権がなく、思うように力を発揮できません。

たとえば、双子座にある木星や、牡羊座の金星などです。

このとき、惑星自体が力を発揮できないのはもちろん、そのサインの感覚もまた弱くなります。

フォール

フォールは、エグザルテーションの反対のサインにあるときに、その惑星の本質的な力を表現することができない状況に置かれます。

たとえば、牡羊座の太陽はのびのびと自己表現ができますが、牡羊座の反対サインである天秤座では、太陽の表現力は抑制されてしまいます。

たいしかに一般的に、牡羊座が自己らしく生きること(太陽)を好む一方、天秤座は、自分らしさ(太陽)よりも「他者からどう見えるか」を意識する傾向はありますよね。

惑星の強さ(尊厳)と弱さ(衰退)の混在について

強さを表す品位と、弱さを表す品位、それぞれに同じ惑星が入っているケースがあります。

たとえば、蠍座の月は、フォールでありながらトリプリシティーの控えの品位です。

ですが、これは矛盾ではなく、現実の複雑さを反映しているものだと考えてください。

たとえば「ティファニーで朝食を」を書いた小説家であるトルーマン・カポーティは、月と土星が蠍座でコンジャンクションしています。彼は、幼いころに母親に育児放棄され、晩年はアルコール依存に苦しみました。また、太陽星座は天秤座で、太陽もまたフォールの位置にあります。

もちろん品位だけで読み解けるものではないのですが、人はそれぞれ、ある一面では強くもあり、また弱くもあり、複雑な存在なのだと思います。

カポーティの場合は、獅子座に金星と海王星がコンジャンクションしています。彼の月は明らかに欠乏していましたし、太陽の力も強くなかったでしょう。それゆえに素晴らしい作品が表現できたのかもしれません。

矛盾を超えて、感じるようにホロスコープを読むことができると、占星術はもっと自由に楽しくなりますね。

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【ソーラーリターン図の読み方】ソーラーリターンとは

ソーラーリターンとは

ソーラーリターンの意味

ソーラーリターンとは、太陽回帰という意味です。

つまり、ソーラーリターン・チャートは、トランジット太陽が出生図の太陽と同じ位置に戻る時点のチャートです。

一年に一度、太陽は出生図と同じサイン・同じ度数に戻ります。

そのときの天体配置を読むことで、その人のむこう1年の運勢を読むことができます。

なお、毎年のソーラーリターン日時は、出生日・出生時刻とはズレが生じます。

ソーラーリターン図をつくる場所

ソーラーリターン図は、出生図で作成する場合・現住所で作成する場合、あるいはその年に旅行を予定している場所の緯度経度で作成する場合もあります。

一般的には、ソーラーリターン図の時点でいる場所で作成することが多いようです。

ソーラーリターン図の読み方

ソーラーリターン図では、まず最初にアセンダント(ASC)とエムシー(MC)を重点的に読んでいきます。

占星学者の石川源晃氏は、書籍のなかで、次のように言及しているほどです。

ソーラー・リターンの天体位置がソーラーリターンのASCまたはMCとタイトなアスペクトを形成する場合に限って、その1年の重要な指針とします。

参考文献

とはいえ実際のところは、ASCとMCとの天体のアスペクトのみを重点的に読む占星術師は稀かもしれません。

ですが、アセンダント(ASC)とエムシー(MC)は、ソーラーリターン図を読むときに、重要なポイントであることは間違いありません。

ソーラーリターン図を読むときには、その点を意識していただければよいと思います。

また、それ以外の天体については、次のように書かれています。

それ以外の天体の表示はその年に発生する事件で本人の身に直接的な影響のない問題を表示します。

この場合、そのアスペクトのオーブが狭い場合、事件が重大ですが、本人の生命財産には大きな影響はありませんから、表示されたハウスの性質で予想されるような事件がその年内に発生したとしても、あわてないで冷静に処置すれば直接の被害はありません。

つまり順序としては、アセンダントやMCに関わるもの、次にオーブの狭い天体を中心に読んでいけば良いということです。

なお、わたし自身がソーラーリターン図を読むときには、必ずアセンダントとMCのサビアンシンボルを確認します。

というのも、これまでのデータを振り返ってみても、サビアンシンボルが表すことは、驚くほどよく、その年の状況を表していることが多いからです。

ソーラーリターン図を読むときの注意点

ソーラーリターン図を読むときに、プログレス・チャートと掛け合わせて読むなどといった複雑な読み方は、あまりオススメしません。

必要以上に拡張解釈してしまうと、飛躍しすぎてしまう懸念があるからです。

まずは、いきなり深入りするのではなく、シンプルに読んでいくことを心がけてみてくださいね。

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【宇宙元旦・春分の日をどう過ごす?】占星術的な意味とやるといいこと

宇宙元旦とは

近年、SNSを中心に春分の季節になると宇宙元旦という言葉をよく目にするようになりました。

宇宙元旦とは、占星術による「星の動き」を元に、考えられた言葉です。

宇宙元旦は、なぜ、宇宙元旦と呼ばれているのか。その理由や意味を解説するとともに、宇宙元旦に向けてどんなことを心がけたらいいのか、宇宙元旦の過ごし方についてなどを紹介します。

宇宙元旦とは春分の日のこと

宇宙元旦というのは、春分の日を指します。

その年によって日付は違うのですが、現在は3月20日あるいは3月21日のいずれかが春分の日となります。

春分の日は、昼と夜の時間の長さが同じであることで知られていますが、なぜ、春分の日が宇宙元旦と呼ばれているのでしょうか?

春分の日=宇宙元旦の理由

春分の日が、宇宙元旦と呼ばれている理由について、西洋占星術から説明しますね。

西洋占星術では、太陽の見かけ上の通り道(黄道)を12等分にしたサイン(星座)を用います。サインの始まりである牡羊座に太陽が入る日が、春分にあたります。

そして春分は、西洋占星術的には、太陽を通じて宇宙のエネルギーを受け取り始める日。

そうしたことから、春分の日が、宇宙元旦と呼ばれるようになったのでしょう。

 

宇宙元旦を西洋占星術的に詳しく解説

西洋占星術を学ばれている方のために、さらに詳しく説明をしますね。

まず、春分の天球図を見ていきましょう。

春分とは、太陽が春分点を通過するときのことです。また、その日が春分日となります。

春分点というのは、天の赤道(地球の赤道を拡大したライン)と黄道(太陽の一年の見かけ上の通り道)の交わる点のうち、太陽が南から北へと昇る方の交点のことです。

文章で説明すると、わかりにくですよね。以下の図に赤い字で春分点と描いてある箇所です。

そして、この春分点を太陽の中心が通る瞬間が春分となります。

春分点_太陽の位置

そして春分点は黄経0度といって、黄道の始まりの位置となります。

ですから、西洋占星術的には春分点がスタート地点なのです。

そして黄経0度は、西洋占星術のサインであるおひつじ座の0度に定められています。

※ただし、実際の空の星座は歳差運動の関係で、春分点はうお座にあります。

占星術と春分の日

天球図を見るとわかるのですが、赤道という地球の地軸に対して水平なライン(=地球・大地)と黄道という1年間の太陽の軌道(=宇宙・太陽)が交わる箇所が、春分点です。春分のタイミングで、そこを太陽が通過します。

つまり春分とは、地球・大地のライン>と<宇宙・太陽ライン>が交わり、太陽を通じて、宇宙エネルギーを受け取り始めるとき。

そして、その瞬間を境にして地球に対する太陽の力は強まっていきます。春分の日は、おおよそ昼と夜が同じ長さなのですが、春分をすぎると夏至へと向かい、だんだんと昼の時間が長くなります。

宇宙の力は、太陽を通して地球へもたらされます。

ですから春分は、宇宙パワーを太陽を通じて地球へとチャージする日なのです。

宇宙元旦にやるといいこと

「元旦」と聞くと、大みそかに大掃除をして、1年の厄を落とす、とか、新年の抱負を語るなど、1年を幸福に過ごすためにやった方がいいことがあるように感じますよね。

宇宙元旦も、何かやっておくといいことがあるのかもと気になる方のために、過ごし方について紹介しますね。

宇宙元旦までに準備しておくといいこと

宇宙元旦までに、何か特別なことをする必要はりません。

ですが、過去1年のうちに抱えてしまった不要なものは、清算しておくといいでしょう。

片付けをする、ダラダラ続けていたことを辞める、諦める、捨てる・・どんな形でもいいです。不要なものをさっぱりさせておくと、宇宙からの力の入り込む余白ができますよ。

宇宙元旦当日(春分)の過ごし方

心静かに「自分はこの1年何をしたいのか」、胸に手をあてて感じてみることをお勧めします。

なぜなら、宇宙元旦当日は、1年の始まりであり、春の季節。

ちょうどこの季節は、無意識のなかにある「これから新しくやってみたいこと」が、ふつふつと少しずつ、心の奥底そこから浮き上がってくるみたいな感覚を得られるはずです。

植物が芽吹く準備、開花する準備を、地底や枝の中でしているのと同じように、人の身体のなかにも、なにか新しい意志が芽吹く準備が進められています。

それらが芽吹くのをせき止めず、優しく見守ってあげるようなイメ―ジで、自分の心も扱ってあげてください。

まだ、それが何かはわからなくても大丈夫です。だんだんと、具体的になっていきますよ。

宇宙元旦にやるといいこと

宇宙元旦だからと言って、お正月に初詣に行くような、特別な行いをする必要はありません。

ですが、宇宙元旦の春分の日は、背筋を伸ばしてまっすぐに立ち、前を見据えることをお勧めします。

わたしたち人間はと宇宙とのつながりを保つため、かなりの部分を植物が担ってくれています。

植物が地から天に向かって伸びる=地と天をつなぐ存在だからです。

そして人間もまた、まっすぐに立って、直立できます。

足は大地を踏みしめ、頭はまあるく、宇宙そのものです。

もし、最近あなたが塞ぎがちだったとしても、宇宙元旦当日だけでも、下を向いてうつむくのではなく、しっかり身体の上に頭をのっけてみてください。

そして、植物と触れあう機会があれば、ぜひ、それも。

宇宙元旦にやることは、それだけで十分です。

宇宙元旦という言い方は、正しいのか?

実は「宇宙元旦」と言う言葉は、西洋占星術の正式な言葉ではありません。

占星術師のKeikoさんが最初に使い始めた言葉が、広まったようですね。素敵な言葉ですよね。

宇宙元旦という言葉は、宇宙の1年が始まる日という印象を与える言葉ですよね。

なお、ここまで見てきたように、実際の春分は、宇宙そのものの始まりの日というよりは、地球と太陽の位置関係によって決まります。

ですから、個人的には地球元旦という言葉がしっくり来てます。

ですが、宇宙元旦という言葉が広まり、普段、占星術をやらない方までもが、春分という占星術的なスタートの日を祝ってくれることは、占星術を愛するものとして、とても嬉しいことです。

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ドラゴンヘッド・リターン(ノード回帰)の意味と読み方

ノード回帰・ドラゴンヘッドリターンについて

この記事では、ノード回帰の意味について解説します。

また、ノード回帰を読む方法についてもお伝えします。

そもそも、ノースノード(ドラゴンヘッド)とは?

ノードとは、占星術でいうドラゴンヘッドのことです。

ドラゴンヘッドとは、あなたの太陽(=魂)あなたの月(=前世)の軌道が交わる点のひとつです。

ですから、ドラゴンヘッドにはあなたの魂が、前世を経て、今世で向かうべき方向性が示されています。

ドラゴンヘッドと前世

ノード回帰(ノードリターン)とは何か

ノード回帰というのは、ドラゴンヘッドがあなたの出生の位置からホロスコープ上を一周し、元の位置に戻ってくるタイミングのことです。

このとき、出生図上のドラゴンヘッドと、現在運行中のドラゴンヘッドが重なります。

また、ドラゴンヘッドは天体とは逆向きの方向(時計回り)にホロスコープ上を移動していく点に注意が必要です。

ドラゴンヘッドの周期

ドラゴンヘッドの周期は、約18.6年です。つまり、18年~19年に一度、誰にでもノード回帰のタイミングが訪れます。

一度目は、18歳頃。2度めは37歳頃です。

ノード回帰・ドラゴンヘッドリターンの読み方

さて、ここで気になるのは、ノード回帰の具体的な読み方について。

リターン図の読み方については、詳しく解説されている書籍は多くないように思います。

ですので、私自身が鑑定を通して気がついたポイントをお伝えしますね。

ノード回帰を読むヒント

ノード回帰を読む方法について解説します。

ノードの読み方は天体などに比べると特殊でして、一筋縄ではいかないと感じています。

もちろん通常の天体のように、サインやハウス・アスペクトを読むのは良いのですが、どうも天体を読むよりも現象や出来事がわかりにくいと感じてます。

その理由として、ノード回帰は18~19年に一度のタイミングで起こるので、日常レベルの視野で考えると「???」という現象が起こったりするからなのです。わたしたちの人生という縮尺においては、18年というのはあまりに長いですよね。

ただその一方で、ドラゴンヘッドと同じように周期の長い天体に木星や土星がありますが、これらは比較的わかりやすいんですよね。

木星はラッキースターで、わかりやすく幸運をもたらすことがあるし、土星は現実化が得意ですから、サターンリターンは、ものすごくシビアに現実に反映されます。

ですが、ドラゴンヘッドはカルマとの関わりが強いからなのか、読み解きが容易ではありません。

人間の視点で理解するのは、困難なのではないか?と感じるほどです。

ドラゴンヘッドとカルマ

ですが、だからといって読めないわけじゃありません。

本当に人それぞれなのですが、やはりノード回帰による影響はあらわれるからです。

ノード回帰の例、体験談

先日鑑定にいらした方は、ちょうど2度目のノード回帰の真っただ中でした。

この数か月間、不気味なくらいに似たような現象が起こり続け(個人情報なので、詳しいことは伏せさせていただきますが)

「これって、不吉なことが起こる予兆なのでは?」と、心配して鑑定に来て下さったのでした。

結果的に、それは予兆というのではなくて、ノード回帰にともなう不思議な現象だったわけです。

ノード回帰を読む手がかりは、サビアンシンボル

これも個人的な鑑定の経験によるものなので、参考程度に受け取っていただきたいのですが、

ノード回帰を読むときに、ハウスはあまり役に立たないように感じています。

説明が難しいのですが、どうもノードはハウスという地球ならではの枠組みには沿わない感じがします。

では、何を読めばいいのか?

まずは、アスペクトを読むと、他天体との連携がわかります。

それと個人的には何よりもまずサビアンシンボルを読んで意味をとらえるのが良いと思っています。

サビアンシンボルの示唆する不思議な現象が、ノード回帰の前後数か月間にて、実際に起こることがあるからです。

まずは、ホロスコープ上のあなたのドラゴンヘッドのサビアンシンボルを読んでみて、前回のノード回帰のタイミングで起きた出来事と照らし合わせてみてほしいと思います。

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惑星とアスペクトの読み方【占星術/ホロスコープ】

惑星・天体に対するアスペクトの読み方

この記事では、惑星・天体に対するアスペクトの読み解きについて、説明していきます。

もちろんすべてのパターンを紹介することはできないので、天体に対するおおまかなアスペクトの傾向をまとめます。

おおまかな読み方の方針を知っておけば、まずは大枠からホロスコープを読みやすくなります。

そもそもアスペクトとは?については、こちらの記事をご覧ください。

アスペクトの本当の意味

それでは、具体的に惑星間のアスペクトを見ていきましょう。

太陽のアスペクトの読み方

太陽に対するソフトアスペクト

太陽が他の惑星から良いアスペクト、つまりソフトアスペクトを持っている場合には、自立・自己信頼・他者からの圧力に負けない強さに繋がります。また、健康と肉体的な活力の源ともなります。

たとえば、太陽と火星のセクスタイルやトラインは、人生において活発な力をもたらすでしょう。

ほかにも、たとえば太陽と木星がトラインであれば、楽天的で明るい本性を持つでしょう。ですが一方で、場合によっては「ことが上手く運びすぎて、人生にたいして受動的」にもなりかねない配置です。

太陽に対するハードアスペクト

太陽へのハードアスペクトは、人生に深い影響をもたらす場合があります。

たとえば、太陽に対して火星がスクエアであれば、自己主張が行き過ぎたり、衝動的になりやすい面が表れるかもしれません。

他にも、太陽と天王星のオポジションは、強いこだわりを発揮したり、刺激的な人生を求めてしまうこともあります。

ですが、ハードアスペクト「悪」というわけではありません。容易なアスペクトからではなく、むしろ人生における困難なパターンを経験し超えていくことで、人は偉大なことを達成していきます。

太陽に対するアスペクトは、意識的な努力を必要とすることがわかるのです。

月のアスペクトの読み方

月に対するソフトアスペクト

月がソフトアスペクトを持っていると、一般的に自己感情の表現のスムーズさとして表れます。

たとえば、月と太陽がセクスタイルであれば、人生において心の調和を保ちやすいでしょう。ですが一方で、その「居心地の良さ」のために、成長のために必要なきっかけが訪れにくい可能性もあります。

ほかにも、たとえば月と水星がトラインであれば思考と感情がスムーズに連携して働く人でしょう。人の感情にも気が付き、理解する力がありますし、自分自身の気持ちも素直に表現することができます。

月に対するハードアスペクト

月に対するハードアスペクトは、一般的に孤独に陥りやすい傾向があります。なぜなら、こうしたアスペクトを持つ人は、他者に対して自分の感情を表すことが簡単ではないからです。

一例として、たとえば月と火星のスクエアの配置を持つ人であれば、自分の感情のコントロールが苦手な傾向があります。つい、感情的になってしまって、怒りっぽくなってしまうことも。

ほかにも、月と土星のオポジションもまた、孤独感を抱きやすい配置でしょう。

ただ、実際に本当に孤独なのかというと、そういうわけでもないのです。ただ、そのように感じやすい傾向があるということなのです。

水星のアスペクトの読み方

水星に対するソフトアスペクト

水星のソフトアスペクトは、論理的な思考や明瞭な表現力としてあらわれます。

たとえば、水星と火星のセクスタイル活発で才気あふれる頭脳を表し、人生に対して前向き姿勢をもたらすでしょう。

ほかにも水星と海王星のトラインは、豊かな想像力や創造性をもたらします。

水星に対するハードアスペクト

水星のアスペクトがハードである場合、傾向としては神経質であったり、リラックスできない状態になります。

というのも、水星は人体の神経系を支配しているからです。

水星の配置によっては、話をし続けてしまう・意識を集中できない・考えと感情の分離が困難などの状態を生じさせます。

たとえば、水星と火星のスクエアは癇癪(かんしゃく)として表れることもあります。

金星のアスペクトの読み方

金星に対するソフトアスペクト

金星のソフトアスペクトは、社交性や人気運、人に好まれる楽しい人柄などを表します。

たとえば、金星と月のトラインは、感情が豊かで表現がスムーズです。人から好かれたり、美しいものを選ぶ感性を持ち合わせる場合もあるでしょう。その一方で、そうした気楽さに流されてしまう可能性もあります。

ほかにも金星と火星のトラインであれば、尽きない情熱の源泉となり得ます。

金星に対するハードアスペクト

金星に対するハードアスペクトは孤独を感じやすいものの、芸術的な創造性にもつながります。より、精力的に自己の感性を表現した結果だからです。

ほかにも金星と土星のスクエアは、楽しみや愛を受け取ることが最初は上手くいかない場合も。束縛されているような感覚や義務感、内向性を抱えるからです。

火星のアスペクトの読み方

火星に対するソフトアスペクト

火星へのソフトアスペクトは、自己主張に関わります。つまりそれは、他者からの不当な要求を退けたり、自分自身を公正に扱い、他者や社会に正当な分け前として自分の取り分を要求することができる力です。

火星は仕事への姿勢も表します。たとえば、火星とMCがトラインであれば、仕事に多くのエネルギーを注ぐようになります。

火星に対するハードアスペクト

火星へのアスペクトがハードであれば、自己主張のエネルギーが容易には循環しない状態を生じさせます。

たとえば、極度に闘争的になる場合もありますし、その反対に極端に引っ込み思案になることも。

木星のアスペクトの読み方

木星に対するソフトアスペクト

木星へのソフトアスペクトは、肯定的、楽天的な快活さを表します。

たとえば、木星とMCがトラインであれば、この人は人生を前向きにとらえて有意義なことを成し遂げようとするでしょう。

木星とASC(アセンダント)がセクスタイルであれば、寛大な人柄で、多くの良き人間関係に助けられることでしょう。

木星に対するハードアスペクト

木星へのハードアスペクトは、ときに怖れや臆病さ、あるいはその反対に過剰な自尊心をもたらすことがあります。

土星のアスペクトの読み方

土星に対するソフトアスペクト

土星のアスペクトは、非常に重要です。とくに、MCやASCとのアスペクトは重要視されます。

土星へのソフトアスペクトは、適度な規律・効果的なエネルギーの循環を表します。

土星に対するハードアスペクト

土星とハードアスペクトの関係にある惑星は、その働きが土星によって抑制される傾向があります。その結果、心理的あるいは身体的な課題・問題を引き起こすことがあります。

天王星のアスペクトの読み方

天王星に対するソフトアスペクト

天王星とのソフトアスペクトは、人生に対する自由さや柔軟さを表します。良い形で天王星の力が影響するとき、その人は、混乱せずにいかなる状況にも直面できる強さを持つでしょう。

また、天王星は新しく過激なものを表します。ソフトアスペクトであれば、これらを肯定的に利用することもできるでしょう。

たとえば、天王星と水星がトラインやセクスタイルであれば、創造的で明晰な頭脳をもっています。

天王星に対するハードアスペクト

ハードアスペクトの場合、自分の独自性を主張しようとします。この場合、親や教師のような権威者と人間関係をうまくやっていけない場合も多々あるのです。

あるいは、そのようなタイプの人を引き寄せることもあり得ます。

海王星のアスペクトの読み方

海王星に対するソフトアスペクト

海王星のソフトアスペクトは、想像力や創造性の源泉となり得ます。芸術的才能は、海王星からもたらされることが多くあります。その場合、加えて金星が良い配置であると、より良いでしょう。

海王星に対するハードアスペクト

海王星のハードアスペクトは、扱いが難しい配置です。海王星の強力なパワーを受け入れるのは大変なことですから、こうした配置をもつ人は、ときに混乱してしまったり、現実逃避をするような場合があります。

冥王星のアスペクトの読み方

冥王星に対するソフトアスペクト

冥王星のソフトアスペクトは、よい意味での野心をもたらします。また、世界に対して肯定的なインパクトを与えたいと感じることでしょう。

冥王星に対するハードアスペクト

冥王星のハードアスペクトは、ときに権力闘争を意味します。こうした他者との戦いのなかで、自分自身の強さと力を育てることにつながります。

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惑星と金属【占星術/ホロスコープ】

天体と金属の対応関係

私たちの世界に在るあらゆるものが、惑星の影響を受けています。

人間はもちろんのこと、自然の象形やその性質にもまた惑星の作用を見て取ることができます。

この記事では、とりわけ7つ惑星が支配する金属についてまとめます。

太陽金属:金

太陽が支配する金属はです。

金は、健全な生命力、たくましい勇気を象徴します。

月金属:銀

銀は、その大部分が海洋の中に溶けた状態で存在します。

月は母性、生命を象徴します。そして、海もまた生命の母です。

また、月は太陽光を反射するのような天体ですが、銀もまた古くから鏡に用いられてきました。

水星金属:水銀

水星が支配する金属は、水銀です。

水銀は、常温常圧で液状で存在する珍しい金属です。その形態の柔軟が、水星の機敏性をイメージさせます。

金星金属:銅

金星が支配する金属は、銅です。

銅は受容性や女性性と深く関わります。

女性は一般的に、男性と比べて血中の銅の濃度が高いのです。とくに妊娠中はより濃度が高まります。それにより母胎の受容性が高まり、胎児を受け入れることができるようになるのです。

また、銅は内なる暖かさを表します。

火星金属:鉄

火星が支配する金属は、鉄です。

人体においては、火星諸力は赤い血液、とくに赤血球の中の鉄分(ヘモグロビン)と強く結びついています。

また火星=マルスは軍神として知られています。鉄は武器にも使われました。

木星金属:錫(すず)

木星が支配する金属は、錫(すず)です。

木星は、味覚に関係するのですが、錫は伝統的に金属食器の材料として用いられてきました。

なお錫には、体や魂を乾きから守るような働きがあるようです。

土星金属:鉛(なまり)

土星が支配する金属は、鉛(なまり)です。

鉛は、レントゲン照射のときに身体を保護するために使われる素材です。鉛は、あまりに強い刺激から身体を保護してくれる金属なのです。一方で、毒として働く側面もあります。

それは、土星の輪(リング)とも似ています。

土星の輪は、外界から自らを閉ざすためのものです。それによって個体(人間)は、強大すぎる宇宙の力から保護され肉体的にも魂的にも固有の活動を行うことができるようになります。

参考文献

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【占星術の基礎】カーディナルサイン・フィクスドサイン・ミュータブルサインとは?

はじめに

ホロスコープは、複雑に読み込めばいくらでも難しくすることができます。

ですが、『パターン』をつかえば、簡単に、チャート全体の要領を得ることができます。

この『パターン』にはいくつか方法がありますが、ここではCFM(カーディナル・フィクスド・ミュータブル)というサインのクオリティ(三区分)から行動パターンを読む方法を紹介します。

ホロスコープの行動パターンを読む

まず、出生図より10天体のサインの位置を確認します。

そして、それそぞれのサインを以下に分類します。

  • カーディナルC(おひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座)
  • フィクスドF(おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座)
  • ミュータブルM(ふたご座、おとめ座、いて座、うお座)

カーディナルの比率が大きい人ほど「攻撃的」になり、ミュータブルが多いほど「回避的」になります。

また、フィクスドの割合が大きい人は「守り」に入ることが多くなります。

まずは、ご自身のチャートあから、CFMの割合を確認してみてくださいね。

たとえば、4:3:3であれば、やや積極的な人物の標準像です。一方で、3:3:4であれば、状況や空気を読む人物の標準像ということになります。

ここから大きく突出する数字があれば、それはその人の特徴的な一面となります。

なお注意点として、ここに10天体以外の小惑星など他のものをいれないようにしてください。

この方法は、簡略化されていて要領を得ているからよいのです。複雑にすべきでありません。

サインのクオリティ(カーディナル・フィクスド・ミュータブル)

  • カーディナルC
  • フィクスドF
  • ミュータブルM

これらのクオリティについて、説明します。

カーディナル・サイン(活動宮)

占星術においてカーディナル・サインといわれるものは、おひつじ座/かに座/てんびん座/やぎ座の4つのサインです。

カーディナルは、積極的・行動的・何かを始めるパターンですが、本来のカーディナルという言葉は、ラテン語で「要点」「目につきやすい」という意味でした。

たとえば、おひつじ座は、一番目立つ人間の頭や顔をあらわします。

遠くからでも、その人物を認識できてしまうほどに「目につく」のがおひつじ座です。もちろん、行動パターンも「何かを始める」エネルギーに満ちていて、とても積極的です。

かに座の場合は、人間の胃袋をあらわします。

胃という臓器は人間の感情の起伏にもっとも敏感に反応します。ストレスや緊張で「胃が痛くなる」など、実際に痛みとて表れるほどです。

また、かに座のマーク♋は、女性の乳房を表すともいわれますが、これは優しい母性と同時に、激しい気性を抱えています。

かに座は大人しいイメージを持つ人も多いのですが、実際はとても内面や感情の動きが活発なのです。

そして、てんびん座。てんびん座は、腰を意味します。

踊り、ダンスなどでは「腰」がポイントとなりますが、腰の動きというのは人間の動き・行動の基盤となるものです。また、常に動きまわるてんびん座は、とても目立ちます。

最後に、やぎ座ですが、やぎ座があらわすのは骨格です。人間は骨があり、骨格があるから、動けるわけです。

フィクスド・サイン(固定宮)

占星術においてフィクスド・サインといわれるものは、おうし座/しし座/さそり座/みずがめ座の4つのサインです。

着実な努力と安定志向を示すサインです。また急激な変化を望みません。

とはいえ、ただそこに留まっているだけがフィクスドサインではないのです。何かを受け継ぐ・継承する・続けるというのが、フィクスドサインの行動パターンです。

おうし座であれば、なにか職人技を。しし座であれば、たとえば王位のようなものを。さそり座であれば、事業を引き継ぐなど。みずがめ座は、理念を。

始めるのは、カーディナル・サインだとすれば、それを引き継ぐのがフィクスド・サインです。

ミュータブル・サイン(柔軟宮)

占星術においてミュータブル・サインといわれるものは、ふたご座/おとめ座/いて座/うお座の4つのサインです。

ミュータブル・サインは、変化を好むサインです。

ふたご座であれば、新しい情報を取り込むことで変化します。(ふたご座は肺を表します。外の世界から新しい空気を取り入れるということです)

おとめ座であれば、他者との折衝のなかで、自己を鍛え変化させます。

射手座は己の脚をつかって自分の見る景色を変え、うお座は他者の世界観を取り入れることで、自分というのもを曖昧に変化させていきます。

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