占星術用語

ホロスコープにおける惑星の品位(エッセンシャル・ディグニティ)

ホロスコープにおける惑星の品位(エッセンシャル・ディグニティ)

12感覚と占星術

ホロスコープにおける天体にはそれぞれ「居心地の良いサイン」「居心地の悪いサイン」があります。

このサインと天体の関係を「天体の品位(エッセンシャル・ディグニティ)」といいます。

難しく思われがちな「品位」ですが、深刻に考える必要はありません。

惑星たちは、わたしたち人間と一緒だと思えばいいのです。

たとえば、あなたが外で運動することが好きな人なのに「ずっと家のなかで大人しくしていなさい」と言われれば辛いのと一緒です。

現代の占星術では品位はさほど重視されていませんが、品位もまた、ホロスコープを感じることができる、面白い切り口ですよ。

記事の最後には、品位と具体的なチャートについても言及しています。

品位(エッセンシャル・ディグニティ)の種類

品位にはいくつか種類があり、よく認識されているものは

  • ドミサイル
  • エグザルテーション
  • デトリメント
  • フォール

の4つです。他にも、

  • トリプシティー
  • ターム
  • フェイス

の3つが加わり、全部で7つあります。

品位(エッセンシャル・ディグニティ)の一覧

品位をすべて一覧表にまとめています。本記事では、すべての品位について解説をします。

画像が見にくい場合は、品位一覧表PDFよりご覧ください。

惑星の強さ(尊厳)を表す品位

惑星が「居心地がよい」「力を発揮できる」と感じる品位のことです。

強いものから弱いものまで、ドミサイル、エグザルテーション、トリプシティー、ターム、フェイスの5つがあります。

ドミサイル:影響度【大】

ドミサイルは、現在の占星術においてルーラーと呼ばれるものです。いわゆる支配星です。

たとえば、火星が牡羊座にあるとき、火星にとって「牡羊座」は自分の家です。惑星がいつでも帰るべきホームのことを、ドミサイル(ルーラー)と呼びます。

エグザルテーション:影響度【中】

エグザルテーションは「高揚」という意味で、この場所では惑星は「強化」「昇格」されます。

エグザルテーションは、ホームほとではないものの、のびのびと自己表現することができる場所です。

たとえば、愛の女神である金星は、ロマンチックで思いやりのある水のサインである魚座ではのびのびと自己表現ができます。

トリプリシティー:影響度【小】

各エレメントごとに「昼」「夜」「控え」として惑星を割り当てたものが、トリプリシティーです。惑星が、そのエレメントの「昼」「夜」「控」トリプシティーにあるとき、快適に過ごせる場所です。

※本記事においては、ルネッサンス期のギリシャで活躍したドロテーウスが提唱した伝統的なトリプリシティーを採用しています。他にも「控」を定義せず「昼」「夜」のみで定義されトリプリシティーもあり、そちらでは水サインが、昼♀:夜♂ではなく、昼♂:夜♂となっていることにご注意ください。

ターム:影響度【極小】

タームは「境界線」を意味します。タームでは、1つのサインを5つに分けます。なぜ分割するのか?いまやその理由は謎に包まれているのですが、ここではサインという王国を守る、王の5人の臣下がいることをイメージしてみてください。

それぞれに権力をもち、それぞれが領土を支配しているようなものです。

たとえば、山羊座のサインでは、山羊座の0~6度については金星という<臣下1>が、6~12度までは水星という<臣下2>が、12~19度までは木星という<臣下3>が、19~25度までは火星という<臣下4>が、25~30度までは土星という<臣下5>が、山羊座王国をまもっているのです。

フェイス:影響度【極小】

フェイスは、サインを10度ずつに区切ったシステムです。割り当てられる天体の順序は、土星→木星→火星→太陽→金星→水星→月となっています。この順序は「カリディアンオーダー」と呼ばれます。

惑星の強さ(尊厳)を表す品位の活用

現代の占星術において、特に影響度の小さいタームやフェイスを活用するのは、非常に困難かと思います。

ですが、ここで覚えておいていただきたいテクニックがあるので紹介します。

それは、品位の強さ・尊厳は累積的であるということです。

たとえば、蠍座の火星は、副支配星でありながら、トリプリシティーの夜に割り当てられています。そして、タームにおいて0~6度の領土を持ち、フェイスの0~10度の面を持ちます。

これはつまり、火星はとくに蠍座のはじめの度数において、非常に強く、威厳があるということです。

このように、品位を累積的に見る視点をもつと、複雑でわかりにくい品位を統合的によく理解することができます。

惑星の弱さ(衰弱)を表す品位

惑星が「居心地が悪い」「力を発揮できない」と感じる品位もあります。

デトリメント

デトリメントは、基本的にはドミサイルの反対の意味になります。惑星に支配権がなく、思うように力を発揮できません。

たとえば、双子座にある木星や、牡羊座の金星などです。

このとき、惑星自体が力を発揮できないのはもちろん、そのサインの感覚もまた弱くなります。

フォール

フォールは、エグザルテーションの反対のサインにあるときに、その惑星の本質的な力を表現することができない状況に置かれます。

たとえば、牡羊座の太陽はのびのびと自己表現ができますが、牡羊座の反対サインである天秤座では、太陽の表現力は抑制されてしまいます。

たいしかに一般的に、牡羊座が自己らしく生きること(太陽)を好む一方、天秤座は、自分らしさ(太陽)よりも「他者からどう見えるか」を意識する傾向はありますよね。

惑星の強さ(尊厳)と弱さ(衰退)の混在について

強さを表す品位と、弱さを表す品位、それぞれに同じ惑星が入っているケースがあります。

たとえば、蠍座の月は、フォールでありながらトリプリシティーの控えの品位です。

ですが、これは矛盾ではなく、現実の複雑さを反映しているものだと考えてください。

たとえば「ティファニーで朝食を」を書いた小説家であるトルーマン・カポーティは、月と土星が蠍座でコンジャンクションしています。彼は、幼いころに母親に育児放棄され、晩年はアルコール依存に苦しみました。また、太陽星座は天秤座で、太陽もまたフォールの位置にあります。

もちろん品位だけで読み解けるものではないのですが、人はそれぞれ、ある一面では強くもあり、また弱くもあり、複雑な存在なのだと思います。

カポーティの場合は、獅子座に金星と海王星がコンジャンクションしています。彼の月は明らかに欠乏していましたし、太陽の力も強くなかったでしょう。それゆえに素晴らしい作品が表現できたのかもしれません。

矛盾を超えて、感じるようにホロスコープを読むことができると、占星術はもっと自由に楽しくなりますね。

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【ソーラーリターン図の読み方】ソーラーリターンとは

ソーラーリターンとは

ソーラーリターンの意味

ソーラーリターンとは、太陽回帰という意味です。

つまり、ソーラーリターン・チャートは、トランジット太陽が出生図の太陽と同じ位置に戻る時点のチャートです。

一年に一度、太陽は出生図と同じサイン・同じ度数に戻ります。

そのときの天体配置を読むことで、その人のむこう1年の運勢を読むことができます。

なお、毎年のソーラーリターン日時は、出生日・出生時刻とはズレが生じます。

ソーラーリターン図をつくる場所

ソーラーリターン図は、出生図で作成する場合・現住所で作成する場合、あるいはその年に旅行を予定している場所の緯度経度で作成する場合もあります。

一般的には、ソーラーリターン図の時点でいる場所で作成することが多いようです。

ソーラーリターン図の読み方

ソーラーリターン図では、まず最初にアセンダント(ASC)とエムシー(MC)を重点的に読んでいきます。

占星学者の石川源晃氏は、書籍のなかで、次のように言及しているほどです。

ソーラー・リターンの天体位置がソーラーリターンのASCまたはMCとタイトなアスペクトを形成する場合に限って、その1年の重要な指針とします。

参考文献

とはいえ実際のところは、ASCとMCとの天体のアスペクトのみを重点的に読む占星術師は稀かもしれません。

ですが、アセンダント(ASC)とエムシー(MC)は、ソーラーリターン図を読むときに、重要なポイントであることは間違いありません。

ソーラーリターン図を読むときには、その点を意識していただければよいと思います。

また、それ以外の天体については、次のように書かれています。

それ以外の天体の表示はその年に発生する事件で本人の身に直接的な影響のない問題を表示します。

この場合、そのアスペクトのオーブが狭い場合、事件が重大ですが、本人の生命財産には大きな影響はありませんから、表示されたハウスの性質で予想されるような事件がその年内に発生したとしても、あわてないで冷静に処置すれば直接の被害はありません。

つまり順序としては、アセンダントやMCに関わるもの、次にオーブの狭い天体を中心に読んでいけば良いということです。

なお、わたし自身がソーラーリターン図を読むときには、必ずアセンダントとMCのサビアンシンボルを確認します。

というのも、これまでのデータを振り返ってみても、サビアンシンボルが表すことは、驚くほどよく、その年の状況を表していることが多いからです。

ソーラーリターン図を読むときの注意点

ソーラーリターン図を読むときに、プログレス・チャートと掛け合わせて読むなどといった複雑な読み方は、あまりオススメしません。

必要以上に拡張解釈してしまうと、飛躍しすぎてしまう懸念があるからです。

まずは、いきなり深入りするのではなく、シンプルに読んでいくことを心がけてみてくださいね。

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【宇宙元旦とは】宇宙元旦の意味は『地球元旦』だった!

宇宙元旦とは。宇宙元旦の意味

近年、SNSを中心に春分の季節になると宇宙元旦という単語をよく目にするようになりました。

占星術に関係する用語ですから、占星術を勉強している人なら正しく把握しておきたいですよね。

この記事では、宇宙元旦について説明します。

宇宙元旦とは春分の日のこと

宇宙元旦というのは、春分の日を指します。春分の日は、1年に1回。

その年によって日付は違うのですが、現在は3月20日あるいは3月21日のいずれかが春分の日となります。

春分の日は、西洋占星術の始まりの日

では、春分の日というのは、西洋占星術的にどのような意味を持つのでしょうか。

それを知るためには、まず、春分の天球図を見てみましょう。

春分と天球図

春分とは、太陽が春分点を通過するときのことです。また、その日が春分日となります。

春分点というのは、天の赤道(地球の赤道を拡大したライン)と黄道(太陽の一年の見かけ上の通り道)の交わる点のうち、太陽が南から北へと昇る方の交点のことです。

文章で説明すると、わかりにくですよね。以下の図に赤い字で春分点と描いてある箇所です。

そして、この春分点を太陽の中心が通る瞬間が春分となります。

春分点_太陽の位置

占星術と春分の日

天球図を見るとわかるのですが、赤道という地球の地軸に対して水平なライン(=地球・大地)と黄道という1年間の太陽の軌道(=宇宙・太陽)が交わる箇所が、春分点です。春分のタイミングで、そこを太陽が通過します。

つまり春分とは、地球・大地のライン>と<宇宙・太陽ライン>が交わり、太陽を通じて、宇宙エネルギーを受け取り始めるとき。

そして、その瞬間を境にして地球に対する太陽の力は強まっていきます。春分の日は、おおよそ昼と夜が同じ長さなのですが、春分をすぎると夏至へと向かい、だんだんと昼の時間が長くなります。

宇宙の力は、太陽を通して地球へもたらされます。

ですから春分は、宇宙パワーを太陽を通じて地球へとチャージする日なのです。

ホロスコープと春分の日

さて、西洋占星術というのは、黄道を12個に分割したものをサインとして用います。

そして春分点は黄経0度といって、黄道の始まりの位置となります。

ですから、西洋占星術的には春分点がスタート地点なのです。

そして黄経0度は、西洋占星術のサインであるおひつじ座の0度に定められています。

※ただし、実際の空の星座は歳差運動の関係で、春分点はうお座にあります。

宇宙元旦とという言い方は、正しいのか?

宇宙元旦という言葉は、宇宙の1年が始まる日という印象を与える言葉ですよね。

でも、ここまで見てきたように、実際の春分は、宇宙そのものの始まりの日というよりは、地球と太陽の位置関係によって決まります。

ですから個人的には宇宙元旦というよりは、地球元旦という言葉がしっくり来てます。

でも、普段占星術をやらない方までもが、宇宙元旦と言うキーワードを使って春分という占星術的なスタートの日を祝ってくれることは、占星術を愛するものとして、とても嬉しいことだなと思います。

なので、宇宙元旦は盛大に祝いましょう! Happy New Astrological YEAR!!!

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ドラゴンヘッド・リターン(ノード回帰)の意味と読み方

ノード回帰・ドラゴンヘッドリターンについて

この記事では、ノード回帰の意味について解説します。

また、ノード回帰を読む方法についてもお伝えします。

そもそも、ノースノード(ドラゴンヘッド)とは?

ノードとは、占星術でいうドラゴンヘッドのことです。

ドラゴンヘッドとは、あなたの太陽(=魂)あなたの月(=前世)の軌道が交わる点のひとつです。

ですから、ドラゴンヘッドにはあなたの魂が、前世を経て、今世で向かうべき方向性が示されています。

ドラゴンヘッドと前世

ノード回帰(ノードリターン)とは何か

ノード回帰というのは、ドラゴンヘッドがあなたの出生の位置からホロスコープ上を一周し、元の位置に戻ってくるタイミングのことです。

このとき、出生図上のドラゴンヘッドと、現在運行中のドラゴンヘッドが重なります。

また、ドラゴンヘッドは天体とは逆向きの方向(時計回り)にホロスコープ上を移動していく点に注意が必要です。

ドラゴンヘッドの周期

ドラゴンヘッドの周期は、約18.6年です。つまり、18年~19年に一度、誰にでもノード回帰のタイミングが訪れます。

一度目は、18歳頃。2度めは37歳頃です。

ノード回帰・ドラゴンヘッドリターンの読み方

さて、ここで気になるのは、ノード回帰の具体的な読み方について。

リターン図の読み方については、詳しく解説されている書籍は多くないように思います。

ですので、私自身が鑑定を通して気がついたポイントをお伝えしますね。

ノード回帰を読むヒント

ノード回帰を読む方法について解説します。

ノードの読み方は天体などに比べると特殊でして、一筋縄ではいかないと感じています。

もちろん通常の天体のように、サインやハウス・アスペクトを読むのは良いのですが、どうも天体を読むよりも現象や出来事がわかりにくいと感じてます。

その理由として、ノード回帰は18~19年に一度のタイミングで起こるので、日常レベルの視野で考えると「???」という現象が起こったりするからなのです。わたしたちの人生という縮尺においては、18年というのはあまりに長いですよね。

ただその一方で、ドラゴンヘッドと同じように周期の長い天体に木星や土星がありますが、これらは比較的わかりやすいんですよね。

木星はラッキースターで、わかりやすく幸運をもたらすことがあるし、土星は現実化が得意ですから、サターンリターンは、ものすごくシビアに現実に反映されます。

ですが、ドラゴンヘッドはカルマとの関わりが強いからなのか、読み解きが容易ではありません。

人間の視点で理解するのは、困難なのではないか?と感じるほどです。

ドラゴンヘッドとカルマ

ですが、だからといって読めないわけじゃありません。

本当に人それぞれなのですが、やはりノード回帰による影響はあらわれるからです。

ノード回帰の例、体験談

先日鑑定にいらした方は、ちょうど2度目のノード回帰の真っただ中でした。

この数か月間、不気味なくらいに似たような現象が起こり続け(個人情報なので、詳しいことは伏せさせていただきますが)

「これって、不吉なことが起こる予兆なのでは?」と、心配して鑑定に来て下さったのでした。

結果的に、それは予兆というのではなくて、ノード回帰にともなう不思議な現象だったわけです。

ノード回帰を読む手がかりは、サビアンシンボル

これも個人的な鑑定の経験によるものなので、参考程度に受け取っていただきたいのですが、

ノード回帰を読むときに、ハウスはあまり役に立たないように感じています。

説明が難しいのですが、どうもノードはハウスという地球ならではの枠組みには沿わない感じがします。

では、何を読めばいいのか?

まずは、アスペクトを読むと、他天体との連携がわかります。

それと個人的には何よりもまずサビアンシンボルを読んで意味をとらえるのが良いと思っています。

サビアンシンボルの示唆する不思議な現象が、ノード回帰の前後数か月間にて、実際に起こることがあるからです。

まずは、ホロスコープ上のあなたのドラゴンヘッドのサビアンシンボルを読んでみて、前回のノード回帰のタイミングで起きた出来事と照らし合わせてみてほしいと思います。

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惑星とアスペクトの読み方【占星術/ホロスコープ】

惑星・天体に対するアスペクトの読み方

この記事では、惑星・天体に対するアスペクトの読み解きについて、説明していきます。

もちろんすべてのパターンを紹介することはできないので、天体に対するおおまかなアスペクトの傾向をまとめます。

おおまかな読み方の方針を知っておけば、まずは大枠からホロスコープを読みやすくなります。

そもそもアスペクトとは?については、こちらの記事をご覧ください。

アスペクトの本当の意味

それでは、具体的に惑星間のアスペクトを見ていきましょう。

太陽のアスペクトの読み方

太陽に対するソフトアスペクト

太陽が他の惑星から良いアスペクト、つまりソフトアスペクトを持っている場合には、自立・自己信頼・他者からの圧力に負けない強さに繋がります。また、健康と肉体的な活力の源ともなります。

たとえば、太陽と火星のセクスタイルやトラインは、人生において活発な力をもたらすでしょう。

ほかにも、たとえば太陽と木星がトラインであれば、楽天的で明るい本性を持つでしょう。ですが一方で、場合によっては「ことが上手く運びすぎて、人生にたいして受動的」にもなりかねない配置です。

太陽に対するハードアスペクト

太陽へのハードアスペクトは、人生に深い影響をもたらす場合があります。

たとえば、太陽に対して火星がスクエアであれば、自己主張が行き過ぎたり、衝動的になりやすい面が表れるかもしれません。

他にも、太陽と天王星のオポジションは、強いこだわりを発揮したり、刺激的な人生を求めてしまうこともあります。

ですが、ハードアスペクト「悪」というわけではありません。容易なアスペクトからではなく、むしろ人生における困難なパターンを経験し超えていくことで、人は偉大なことを達成していきます。

太陽に対するアスペクトは、意識的な努力を必要とすることがわかるのです。

月のアスペクトの読み方

月に対するソフトアスペクト

月がソフトアスペクトを持っていると、一般的に自己感情の表現のスムーズさとして表れます。

たとえば、月と太陽がセクスタイルであれば、人生において心の調和を保ちやすいでしょう。ですが一方で、その「居心地の良さ」のために、成長のために必要なきっかけが訪れにくい可能性もあります。

ほかにも、たとえば月と水星がトラインであれば思考と感情がスムーズに連携して働く人でしょう。人の感情にも気が付き、理解する力がありますし、自分自身の気持ちも素直に表現することができます。

月に対するハードアスペクト

月に対するハードアスペクトは、一般的に孤独に陥りやすい傾向があります。なぜなら、こうしたアスペクトを持つ人は、他者に対して自分の感情を表すことが簡単ではないからです。

一例として、たとえば月と火星のスクエアの配置を持つ人であれば、自分の感情のコントロールが苦手な傾向があります。つい、感情的になってしまって、怒りっぽくなってしまうことも。

ほかにも、月と土星のオポジションもまた、孤独感を抱きやすい配置でしょう。

ただ、実際に本当に孤独なのかというと、そういうわけでもないのです。ただ、そのように感じやすい傾向があるということなのです。

水星のアスペクトの読み方

水星に対するソフトアスペクト

水星のソフトアスペクトは、論理的な思考や明瞭な表現力としてあらわれます。

たとえば、水星と火星のセクスタイル活発で才気あふれる頭脳を表し、人生に対して前向き姿勢をもたらすでしょう。

ほかにも水星と海王星のトラインは、豊かな想像力や創造性をもたらします。

水星に対するハードアスペクト

水星のアスペクトがハードである場合、傾向としては神経質であったり、リラックスできない状態になります。

というのも、水星は人体の神経系を支配しているからです。

水星の配置によっては、話をし続けてしまう・意識を集中できない・考えと感情の分離が困難などの状態を生じさせます。

たとえば、水星と火星のスクエアは癇癪(かんしゃく)として表れることもあります。

金星のアスペクトの読み方

金星に対するソフトアスペクト

金星のソフトアスペクトは、社交性や人気運、人に好まれる楽しい人柄などを表します。

たとえば、金星と月のトラインは、感情が豊かで表現がスムーズです。人から好かれたり、美しいものを選ぶ感性を持ち合わせる場合もあるでしょう。その一方で、そうした気楽さに流されてしまう可能性もあります。

ほかにも金星と火星のトラインであれば、尽きない情熱の源泉となり得ます。

金星に対するハードアスペクト

金星に対するハードアスペクトは孤独を感じやすいものの、芸術的な創造性にもつながります。より、精力的に自己の感性を表現した結果だからです。

ほかにも金星と土星のスクエアは、楽しみや愛を受け取ることが最初は上手くいかない場合も。束縛されているような感覚や義務感、内向性を抱えるからです。

火星のアスペクトの読み方

火星に対するソフトアスペクト

火星へのソフトアスペクトは、自己主張に関わります。つまりそれは、他者からの不当な要求を退けたり、自分自身を公正に扱い、他者や社会に正当な分け前として自分の取り分を要求することができる力です。

火星は仕事への姿勢も表します。たとえば、火星とMCがトラインであれば、仕事に多くのエネルギーを注ぐようになります。

火星に対するハードアスペクト

火星へのアスペクトがハードであれば、自己主張のエネルギーが容易には循環しない状態を生じさせます。

たとえば、極度に闘争的になる場合もありますし、その反対に極端に引っ込み思案になることも。

木星のアスペクトの読み方

木星に対するソフトアスペクト

木星へのソフトアスペクトは、肯定的、楽天的な快活さを表します。

たとえば、木星とMCがトラインであれば、この人は人生を前向きにとらえて有意義なことを成し遂げようとするでしょう。

木星とASC(アセンダント)がセクスタイルであれば、寛大な人柄で、多くの良き人間関係に助けられることでしょう。

木星に対するハードアスペクト

木星へのハードアスペクトは、ときに怖れや臆病さ、あるいはその反対に過剰な自尊心をもたらすことがあります。

土星のアスペクトの読み方

土星に対するソフトアスペクト

土星のアスペクトは、非常に重要です。とくに、MCやASCとのアスペクトは重要視されます。

土星へのソフトアスペクトは、適度な規律・効果的なエネルギーの循環を表します。

土星に対するハードアスペクト

土星とハードアスペクトの関係にある惑星は、その働きが土星によって抑制される傾向があります。その結果、心理的あるいは身体的な課題・問題を引き起こすことがあります。

天王星のアスペクトの読み方

天王星に対するソフトアスペクト

天王星とのソフトアスペクトは、人生に対する自由さや柔軟さを表します。良い形で天王星の力が影響するとき、その人は、混乱せずにいかなる状況にも直面できる強さを持つでしょう。

また、天王星は新しく過激なものを表します。ソフトアスペクトであれば、これらを肯定的に利用することもできるでしょう。

たとえば、天王星と水星がトラインやセクスタイルであれば、創造的で明晰な頭脳をもっています。

天王星に対するハードアスペクト

ハードアスペクトの場合、自分の独自性を主張しようとします。この場合、親や教師のような権威者と人間関係をうまくやっていけない場合も多々あるのです。

あるいは、そのようなタイプの人を引き寄せることもあり得ます。

海王星のアスペクトの読み方

海王星に対するソフトアスペクト

海王星のソフトアスペクトは、想像力や創造性の源泉となり得ます。芸術的才能は、海王星からもたらされることが多くあります。その場合、加えて金星が良い配置であると、より良いでしょう。

海王星に対するハードアスペクト

海王星のハードアスペクトは、扱いが難しい配置です。海王星の強力なパワーを受け入れるのは大変なことですから、こうした配置をもつ人は、ときに混乱してしまったり、現実逃避をするような場合があります。

冥王星のアスペクトの読み方

冥王星に対するソフトアスペクト

冥王星のソフトアスペクトは、よい意味での野心をもたらします。また、世界に対して肯定的なインパクトを与えたいと感じることでしょう。

冥王星に対するハードアスペクト

冥王星のハードアスペクトは、ときに権力闘争を意味します。こうした他者との戦いのなかで、自分自身の強さと力を育てることにつながります。

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惑星と金属【占星術/ホロスコープ】

天体と金属の対応関係

私たちの世界に在るあらゆるものが、惑星の影響を受けています。

人間はもちろんのこと、自然の象形やその性質にもまた惑星の作用を見て取ることができます。

この記事では、とりわけ7つ惑星が支配する金属についてまとめます。

太陽金属:金

太陽が支配する金属はです。

金は、健全な生命力、たくましい勇気を象徴します。

月金属:銀

銀は、その大部分が海洋の中に溶けた状態で存在します。

月は母性、生命を象徴します。そして、海もまた生命の母です。

また、月は太陽光を反射するのような天体ですが、銀もまた古くから鏡に用いられてきました。

水星金属:水銀

水星が支配する金属は、水銀です。

水銀は、常温常圧で液状で存在する珍しい金属です。その形態の柔軟が、水星の機敏性をイメージさせます。

金星金属:銅

金星が支配する金属は、銅です。

銅は受容性や女性性と深く関わります。

女性は一般的に、男性と比べて血中の銅の濃度が高いのです。とくに妊娠中はより濃度が高まります。それにより母胎の受容性が高まり、胎児を受け入れることができるようになるのです。

また、銅は内なる暖かさを表します。

火星金属:鉄

火星が支配する金属は、鉄です。

人体においては、火星諸力は赤い血液、とくに赤血球の中の鉄分(ヘモグロビン)と強く結びついています。

また火星=マルスは軍神として知られています。鉄は武器にも使われました。

木星金属:錫(すず)

木星が支配する金属は、錫(すず)です。

木星は、味覚に関係するのですが、錫は伝統的に金属食器の材料として用いられてきました。

なお錫には、体や魂を乾きから守るような働きがあるようです。

土星金属:鉛(なまり)

土星が支配する金属は、鉛(なまり)です。

鉛は、レントゲン照射のときに身体を保護するために使われる素材です。鉛は、あまりに強い刺激から身体を保護してくれる金属なのです。一方で、毒として働く側面もあります。

それは、土星の輪(リング)とも似ています。

土星の輪は、外界から自らを閉ざすためのものです。それによって個体(人間)は、強大すぎる宇宙の力から保護され肉体的にも魂的にも固有の活動を行うことができるようになります。

参考文献

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【占星術の基礎】カーディナルサイン・フィクスドサイン・ミュータブルサインとは?

はじめに

ホロスコープは、複雑に読み込めばいくらでも難しくすることができます。

ですが、『パターン』をつかえば、簡単に、チャート全体の要領を得ることができます。

この『パターン』にはいくつか方法がありますが、ここではCFM(カーディナル・フィクスド・ミュータブル)というサインのクオリティ(三区分)から行動パターンを読む方法を紹介します。

ホロスコープの行動パターンを読む

まず、出生図より10天体のサインの位置を確認します。

そして、それそぞれのサインを以下に分類します。

  • カーディナルC(おひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座)
  • フィクスドF(おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座)
  • ミュータブルM(ふたご座、おとめ座、いて座、うお座)

カーディナルの比率が大きい人ほど「攻撃的」になり、ミュータブルが多いほど「回避的」になります。

また、フィクスドの割合が大きい人は「守り」に入ることが多くなります。

まずは、ご自身のチャートあから、CFMの割合を確認してみてくださいね。

たとえば、4:3:3であれば、やや積極的な人物の標準像です。一方で、3:3:4であれば、状況や空気を読む人物の標準像ということになります。

ここから大きく突出する数字があれば、それはその人の特徴的な一面となります。

なお注意点として、ここに10天体以外の小惑星など他のものをいれないようにしてください。

この方法は、簡略化されていて要領を得ているからよいのです。複雑にすべきでありません。

サインのクオリティ(カーディナル・フィクスド・ミュータブル)

  • カーディナルC
  • フィクスドF
  • ミュータブルM

これらのクオリティについて、説明します。

カーディナル・サイン(活動宮)

占星術においてカーディナル・サインといわれるものは、おひつじ座/かに座/てんびん座/やぎ座の4つのサインです。

カーディナルは、積極的・行動的・何かを始めるパターンですが、本来のカーディナルという言葉は、ラテン語で「要点」「目につきやすい」という意味でした。

たとえば、おひつじ座は、一番目立つ人間の頭や顔をあらわします。

遠くからでも、その人物を認識できてしまうほどに「目につく」のがおひつじ座です。もちろん、行動パターンも「何かを始める」エネルギーに満ちていて、とても積極的です。

かに座の場合は、人間の胃袋をあらわします。

胃という臓器は人間の感情の起伏にもっとも敏感に反応します。ストレスや緊張で「胃が痛くなる」など、実際に痛みとて表れるほどです。

また、かに座のマーク♋は、女性の乳房を表すともいわれますが、これは優しい母性と同時に、激しい気性を抱えています。

かに座は大人しいイメージを持つ人も多いのですが、実際はとても内面や感情の動きが活発なのです。

そして、てんびん座。てんびん座は、腰を意味します。

踊り、ダンスなどでは「腰」がポイントとなりますが、腰の動きというのは人間の動き・行動の基盤となるものです。また、常に動きまわるてんびん座は、とても目立ちます。

最後に、やぎ座ですが、やぎ座があらわすのは骨格です。人間は骨があり、骨格があるから、動けるわけです。

フィクスド・サイン(固定宮)

占星術においてフィクスド・サインといわれるものは、おうし座/しし座/さそり座/みずがめ座の4つのサインです。

着実な努力と安定志向を示すサインです。また急激な変化を望みません。

とはいえ、ただそこに留まっているだけがフィクスドサインではないのです。何かを受け継ぐ・継承する・続けるというのが、フィクスドサインの行動パターンです。

おうし座であれば、なにか職人技を。しし座であれば、たとえば王位のようなものを。さそり座であれば、事業を引き継ぐなど。みずがめ座は、理念を。

始めるのは、カーディナル・サインだとすれば、それを引き継ぐのがフィクスド・サインです。

ミュータブル・サイン(柔軟宮)

占星術においてミュータブル・サインといわれるものは、ふたご座/おとめ座/いて座/うお座の4つのサインです。

ミュータブル・サインは、変化を好むサインです。

ふたご座であれば、新しい情報を取り込むことで変化します。(ふたご座は肺を表します。外の世界から新しい空気を取り入れるということです)

おとめ座であれば、他者との折衝のなかで、自己を鍛え変化させます。

射手座は己の脚をつかって自分の見る景色を変え、うお座は他者の世界観を取り入れることで、自分というのもを曖昧に変化させていきます。

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イングレス【占星術・ホロスコープ】

今回の記事では、占星術用語の「イングレス」を解説します。

イングレスの意味

イングレスとは、英語でingress (侵入)という意味です。イングレスは、天体の位置が変化するときの状況を表す用語です。

たとえば、天体が新しいサインへ侵入することをサイン・イングレスと呼びます。また、新しいハウスに侵入することをハウス・イングレスといいます。

イングレスの注意点

イングレスというのは、アスペクトなどとは違い、実際の物理法則にのっとたルールではありません。人が法則を定めたものです。

そのため、イングレスにはオーブの概念は当てはめません。

新しいサインやハウスに侵入したか or してないか というルールのみが適用されます。

そのため、「新しいサインに侵入する〇度前からイングレス」とはならない点にご注意ください。

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ホロスコープで未来予測する方法【占星術】

ホロスコープと未来予測

はじめに

今日はホロスコープで未来予測する方法について書いていきます。

ただし、最初に大事なことをお伝えしておきます。

ときに、ホロスコープによる未来予測は驚くほど「当たる」こともあります。ですが、星があらかじめすべての正解を知っているわけではないのです。

占星術は面白く、奥深く、予測が的中することもあります。ですが、未来のすべてを星にとらわれては不自由になります。

原則的に、人には自由な意志があり、自分の力で人生を切り開く力があるはずです。運命や宿命に飲み込まれるだけが、人生ではないはずなのです。

どうか、ホロスコープと未来、そして人間の在り方について、あなた自身の考え方を確立した上で未来予測に臨んでください。

占星術の未来予測の技法

ホロスコープを用いて未来予測するための代表的な技法は、主に3つあります。

このページでは、トランジット法の基本をお伝えしていきます。

※トランジットとは、実際そのときに運行している天体のホロスコープチャートです。

トランジット法で、あなたの未来を予想する

まず始めに、あなたの出生図のチャートを表示します。そして、外側に、トランジットチャートを表示して重ね合わせてください。

未来予測の基本は、この2つのチャートの相関を読みます。

すべての惑星、小惑星、感受点の組み合わせが対象となりますが、まずは以下のポイント同士のアスペクトを確認してください。

出生図

  • アセンダント(ASC)
  • MC
  • 太陽
  • 水星
  • 金星
  • 火星

占いたい日時のトランジット図

  • 木星
  • 土星
  • 天王星
  • 海王星
  • 冥王星

これらの組み合わせは、つまり、出生図の動きの速い天体トランジットの動きの遅い惑星の関係を優先的にみていくということです。

さらに、これらの組み合わせのなかでオーブの狭いものを中心に確認していきます。

オーブについて

オーブ(アスペクトの許容度)については諸説ありますが、以下の目安で拾い上げればよいでしょう。

  • 出生図のアセンダント、MC、太陽、月に対して大惑星のトランジット→6,7度
  • 出生図の水星、金星、火星に対しての大惑星のトランジット→5度くらい
  • その他の惑星に対しての大惑星のトランジット→1,2度

オーブの狭いものほど有効に働くので、2度以内のものから順に確認していくのがおすすめです。

具体的な読み方

さて、トランジットのあらゆるパターンで読んでいくことができるので、すべてを書き尽くすことはできません。

なので、ここでは代表的なトランジットと出生図の惑星の組み合わせパターンを解説します。

また、当ホームページの他の記事も参考にされてください。

トランジット木星

出生図アセンダントとトランジット木星のアスペクト

12年に一度、あなたのアセンダントの上にトランジット木星が重なります。これは、あなた自身が社会へ開かれるタイミングであり、新しい人生の始まりでもあります。

また、アセンダントに対して180度の位置に木星が通過するタイミングでは、人生における大切な出会いが期待できるタイミングです。

出生図MCとのトランジット木星のアスペクト

MCをトランジット木星が通過するときは、社会的な事柄を達成しやすい時期です。昇進、栄転なども可能性があります。

180度の場合は、直接的に仕事運が上がるというよりも、普段の暮らしが整うタイミングです。引っ越し、家族との関係、ライフスタイル・・それが仕事にも影響を与えてくるでしょう。

出生図太陽とのトランジット木星のアスペクト

太陽は、あなたの基本的なエネルギーです。そこに幸運の星である木星が重なってくるタイミングでは、あなた自身をストレートの表現できるようになります。新しい自分と出会える、そういったチャンスが巡ってくるはずです。

出生図月とトランジット木星のアスペクト

月はプライベートの生活を表します。木星が0度で重なってくるときは、より生活が充実するいタイミングです。

一方でハードアスペクトのときは、多忙になったり感情の浮き沈みが激しい可能性があります。

トランジット土星

出生図アセンダントとのトランジット土星のアスペクト

アセンダントに対して土星がアスペクトすると、良くも悪くもプレッシャーとして感じます。とくに0度のときは、自分自身の在り方を今一度問われるタイミングです。

そして、このタイミングでどう向き合ったかによって、その後の30年にわたる人生のスタートをつくりあげます。

出生図MCとトランジット土星のアスペクト

トランジット土星がMCに重なるタイミングについては、その人の経験値によって現れ方が異なるでしょう。

たとえば、ある程度の年齢になってからネイタルMC+トランジット土星のタイミングを迎える場合は、人生の到達点のような形になります。努力が実り完成したと感じる出来事があるでしょう。

一方で、まだ若いときにこの配置を迎えると、大きなプレッシャーや責任を感じるでしょう。やり遂げれば、人生における大きな糧となるはずです。

出生図太陽とトランジット土星のアスペクト

出生図太陽にトランジット土星が0度となるときは、人生の節目。あなた自身の力が試されるときです。現実に直面せざるを得ないでしょう。そうして、人生を生きる力が磨かれるはずです。

出生図月とトランジット土星のアスペクト

月の表す気分が、土星によって抑圧されます。不安を感じたり、緊張する日々が続くかもしれません。この期間に、逃げずにテーマに向き合うことで情緒的に成熟していくのです。

トランジット天王星

出生図アセンダントとトランジット天王星のアスペクト

天王星がアセンダントにトランジットするとき、人生が劇的に変わる可能性があります。一生に一度、あるかないかのタイミングです。

また、アセンダントに対して180度のときは人間関係が刷新されます。とくにパートナーとの関係についても、大きく生まれ変わるはずです。

出生図MCとトランジット天王星のアスペクト

MCとのアスペクトによって、社会的な立ち位置が大きく変わります。わたし自身も、自分のMCに対してトランジット天王星が120度のタイミングで、会社を退職し独立しました。

出生図太陽とトランジット天王星のアスペクト

人生が大きく方向転換するタイミングです。とくに、0度、90度、180度では、影響が大きいかもしれません。環境が大きく変わるときです。

出生図月とトランジット天王星のアスペクト

これまで慣れ親しんだ環境やライフスタイルが変化するときです。生活が大きくかわる可能性があります。

トランジット海王星

出生図アセンダントとトランジット海王星のアスペクト

海王星は、現実世界をぼんやりと曖昧にしてしまう作用があります。アセンダントに対して海王星がトランジットするときには、精神的な価値やスピリチュアルなビジョンに夢中になることもあります。宇宙から大きな力が、個人に注がれるときでもあります。

出生図MCとトランジット海王星のアスペクト

仕事の目標などを見失いがちかもしれません。ですが、見失ったように見えて、より大きな夢に近づいているタイミングにもなり得ます。

出生図太陽とトランジット海王星のアスペクト

このアスペクトは、あなたの太陽の状態によって、さまざまな現れ方をします。

夢や理想を追いかけることになる場合もあれば、一方で、アルコールなどに溺れて現実を見失う可能性も。

出生図月とトランジット海王星のアスペクト

イマジネーションが豊になるとき。創造性が高まりますが、一方で妄想に浸ってしまう日々になる可能性も。周囲からの影響を受けやすいときでもあります。

トランジット冥王星

出生図アセンダントとトランジット冥王星のアスペクト

アセンダントを冥王星が通過することによって、人生が根本的に変わる体験をする人もいます。一方で、表面的にはなんら変化を感じない場合も。冥王星は極端な天体なので、0か100か、といった現れ方をする傾向があります。

出生図MCとトランジット冥王星のアスペクト

仕事などで社会的に大成功する、あるいは失墜する、そうした大きな変化を体験することがあります。

出生図太陽とトランジット冥王星のアスペクト

自分で人生を切り開こうとする力が、冥王星によって刺激されます。一見何も起こっていないように見えても、これからの人生を大きく変えることになるタイミングです。そのときにわからなくても、何年もあとに振り返ってみて、ようやく意味がわかるはずです。

出生図月とトランジット冥王星のアスペクト

強い感情体験を経験するかもしれません。過去に抑圧していた感情を解放する場合もあります。自分自身の心の深いところにあるものを受け止めるタイミングです。

参考文献

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マンデン占星術

マンデン占星術とは何か

出生図は「個人」を読むものですが、マンデン占星術では、個人よりも大きな集団を対象とします。

主に、組織や企業、国家を読みます。

古い時代には占星術では、マンデン占星術が主流でした。

あとになって、占星術で個人を対象とするようになったのです。

というのも、昔は現代ほど「個人」という概念が確立されていなかったからです。人間の意識の在り方は進化していて、進化するほどに「個」「自我」の確立へ向かっています。

こんなにも「個」が確立しているのは、近代ならではなのですね。

現代では個人を占うことがホロスコープの使い方の主流となっていますが、占星術の歴史においてはマンデン占星術が主流だったのです。

マンデンチャートの作成

マンデン占星術では、指導者の誕生日や就任式、元号が変わった日など、重要な日付を使用してチャートを作成します。

国家であれば、建国時のホロスコープ(始原図)を読みます。

とはいえ、なにをもって国家の誕生とするかは諸説あり、たとえば憲法の交付のタイミングなどが候補となります。

また、企業の場合であれば、創立日や設立日でチャートを作成します。

ほかにも、次のチャートを読むことで、社会情勢の変化を読みます。

春分図

春分図・夏至図・秋分図・冬至図と呼ばれる四季図を用いて、3カ月ごとに起こる社会情勢の変化を読む方法も一般的です。

四季図のなかでも特に春分図が重要視されています。

春分は太陽が春分点(牡羊座0度)に重なる瞬間のチャートで、占星術における1年の始まりのタイミングだからです。

国の情勢を読む場合、通常、各国の政治的な中枢である首都にロケーションをあわせてチャートを作成します。

新月図と満月図

新月のタイミングのチャートも重要とされます。1年の流れを読む場合は四季図を読み、新月図と満月図については、それぞれ2週間ごとの社会の動向をカバーするという見方もあります。

食図(イクリプス・チャート)

日食や月食のタイミングのチャートです。日食と月食はは平均すると、1年に2度ずつ起こります。

食図は、通常の新月図や満月図よりも重大な出来事を指し示すことが多く、影響力も強いです。

長いときには、1年以上にわたって、食図に示されたことの影響が続く場合もあります。

マンデン占星術の読み方

マンデン占星術で用いる惑星やサイン、ハウスなどのシンボルは、出生図を読むときに使うものと同じ原理にもとづいて解釈をします。
ですが、象意については異なってきます。以下に代表的な象意を記載します。

惑星

太陽

国家元首、政権、社会に影響力を持つリーダー

国民、世論、農作物。女性や子供に関すること。

水星

商取引、貿易、通信、メディア、広告、交通、輸送、出版

金星

レジャー、ファッション、芸術、外交による和平、出生率

火星

軍隊、警察、戦争、テロ、暴力、ストライキ、事故、災害

木星

銀行、金融、司法、宗教、高等教育、国富

土星

不動産、地下資源、高齢者に関すること、農業、抑圧、批判

天王星

改革、崩壊、解放、政治的緊張、分裂、暴動、科学的発見、発明、ITハイテク関連

海王星

石油、化学、薬物、集団幻想、扇動、詐欺、スピリチュアル

冥王星

権力、暴力、組織犯罪、スパイ、核エネルギー

ハウス

第1ハウス

国民、世論

第2ハウス

通過、流通、財政、税制、国民の所得

第3ハウス

交通、輸送、隣国との取引

第4ハウス

国土、農業、天候、環境、自然災害、野党

第5ハウス

娯楽、芸術、スポーツ、出産、子ども

第6ハウス

国民の健康、感染症、労働環境、公務員、軍隊や警察

第7ハウス

外交、条約、同盟国、敵対国、戦争、和平交渉

第8ハウス

国債、関係国の財政

第9ハウス

法廷、法律、宗教、学問、貿易

第10ハウス

国家元首、政府、与党、ビジネスリーダー

第11ハウス

議会、立法、国際的な友好関係

第12ハウス

刑務所、テロ、スパイ、亡命、マイノリティー、国家機密、妨害

参考文献

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