支配星とハウスの関係性―ホロスコープをより深く読む方法―

支配星とハウスの関係性

西洋占星術において、支配星とは?

サインと天体には、互いに関係があります。

そして、それぞれのサインに縁の深い天体が関連付けられています。これが、支配星という概念になります。

なお、世界の物事は「形」と「力」の両面で成り立っています。「静」と「動」の両面ともいえるでしょう。

占星術においては”空間”が「形」を表し、”時間”が「力」を表します。

12サインが「形」の面に相当します。そして、天体が「力」の活動に表されます。

12サインの静的な状態は、天体によってハウスに運ばれて、ハウスからハウスへのエネルギーの流れを作り出します。

現代の支配星一覧

中世までは、天体は7つしか使われていませんでした。しかし近代になって、天王星、海王星、冥王星が相次いで発見されたため、この3天体も支配星としての役割を与えられています。

そのため、現代では次のようなハウスとサイン、支配星の関係となっています。

ハウスとサイン、支配星の表

第1ハウス:牡羊座♈:火星♂
第2ハウス:牡牛座♉:金星♀
第3ハウス:双子座♊:水星☿
第4ハウス:蟹座♋:月☽
第5ハウス:獅子座♌:太陽☉
第6ハウス:乙女座♍:水星☿
第7ハウス:天秤座♎:金星♀
第8ハウス:蠍座♏:冥王星♇/副支配星として火星♂
第9ハウス:射手座♐:木星♃
第10ハウス:山羊座♑:土星♄
第11ハウス:水瓶座♒:天王星♅/副支配星として土星♄
第12ハウス:魚座♓:海王星♆/副支配星として木星♃

なお、水星と金星がについては主の支配星が、被っている(ふたつの天体の支配星を担っている)ことから、将来新たな天体の発見が期待されています。

トランスサタニアンの発見について

サインの支配星がどのハウスにあるか辿る:支配星の読み方

ホロスコープ・リーディングにおいて、サインの支配星がどのハウスにあるかによって、ハウスの活動に大きな違いが出ることが読み取れます。

たとえば、2ハウスのカスプ(ハウスの始まりの位置)の支配星が12ハウスにあれば、あまり現実的ではないことにお金を使うような指向性を表します。

このように2ハウス(金銭関係などを主に表す)のカスプのサインに対応する支配星が、どのハウスに位置しているかによって、金銭の使い道などがわかります。

他にも、たとえば1ハウスのカスプのサインの支配星が10ハウスにあれば、この人は社会的な経歴を向上させることに、個人のエネルギーを消費するでしょう。野心家的な性格が見て取れます。

このケースでは、もし1ハウスのカスプが牡羊座であれば、その支配星である火星の位置するハウスを確認すれば良いです。

このように、それぞれのハウスのカスプのサインの支配星が、どのハウスに存在しているかを確認することにより、ハウスからハウスへのエネルギーの流れがわかります。

参考文献:最新占星術入門/松村潔 著

ホロスコープのなかで、どのハウスからハウスへとエネルギーが注がれているのか、全てのパターンが網羅的・完結に記載されています。

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