ドラゴンテイルは過去生のカルマを表すことから、ドラゴンテイルとのアスペクトに関して、ポジティブ印象を抱かない人が多いかもしれません。
ですが、実はカルマ自体は悪いことばかりではなく、過去生の過ちを清算するチャンスであるととらえることもできます。
この記事では、ネイタル、シナストリー、トランジットの3つのケースにおけるドラゴンテイルと太陽が合(コンジャンクション)の意味を紹介します。
ネイタルチャートでドラゴンテイルと太陽が合の人の特徴
ドラゴンテイルは、過去生で十分にやりきってきたことを示しています。
あなたが無意識でできてしまう得意なことでもあり、過去にやりすぎてしまったことでもあります。
ドラゴンテイルに太陽が合である人は、今世のテーマが過去生から引き継がれています。
魂のなかに過去の経験が複雑に絡んでいるため、古いやり方を手放すことに困難を感じるかもしれません。
過去を切り離すのに戸惑いを感じ、無意識のうちに過去生のパターンを繰り返してしまうこともあります。
また、このタイプの人は、意志が強く創造性があり、リーダーシップを発揮できる人。たとえそれが、人生の前半において、潜在意識の中にあって意識できなかったとしても、大きな力を持った人です。
中には、「自分が何者かに違いない」と子どもの頃からわけもなく感じ続けている人もいるでしょう。過去生で十分に太陽を発揮して生きることができたからこそ、現状と過去生とのギャップにより、今世は戸惑いや既視感を感じていると言えます。
今世においては、ドラゴンヘッドを意識することが大切です。
ドラゴンヘッドのテーマを、サイン、ハウス、サビアンシンボルなどから確認しましょう。過去生から引き継がれた知恵を使って、現世においても前進し、カルマのバランスをとっていくことができます。
シナストリーチャートでドラゴンテイルと太陽が合の相性
前世でやりきったことが示されるドラゴンテイル。
太陽に限らず、シナストリーチャートで、あなたの出生時のドラゴンテイルと相手の天体や感受性が合である場合、過去生でつながりのあった人と言えるでしょう。
太陽が合だった場合は、太陽は父親や夫を意味するため、過去生で親子関係や夫婦関係であったかもしれません。
今世では、太陽に限らず、あなたのドラゴンテイルに天体や感受点が合である人に対して、「ほかの誰よりも自分を理解してくれている」と感じる可能性が高いでしょう。
ドラゴンテイルを通したつながりには、深い親しみを感じるはずです。出会った瞬間からその人を「知っている」感覚があり、相性の良さを感じます。
もちろん、その人との過去生の関係がどうだったかによっても、相性は変わってきます。良いことだけではなく、悪いこともあるでしょう。
もし過去生において悪い関係だった場合は、少なくとも二人のどちらかが、相手に対して不快感や恐怖心を持つかもしれません。良い関係だった場合は、ポジティブな関係になります。
ただ、悪い関係であっても不思議と息があい、運命のいたずらかのように惹かれ合ってしまうこともあるでしょう。お互いに惹かれ合いながらも、この関係性には「成長の可能性がない」とどこかで判断し、別れを決意することも十分にあり得ます。
太陽とトランジットチャートのドラゴンテイルが合の意味
ネイタルの太陽に、トランジットのドラゴンテイルが合である場合、過去生だけではなく今世における過去からの影響もあります。
ドラゴンテイルのポジティブな影響
- 失われた評判が回復する
- 社会的な地位が、再評価される
- 長年の努力が報われる
- 使命を理解する
- スピリチュアルな目覚め
- 父親や母親に関する課題がクリアになる
- 原点や過去に立ち戻る
ドラゴンテイルのネガティブな可能性
- 過去に直面し、何かを返済する必要に迫られる可能性
- 過去や過去生からの影響により、社会的地位が維持できなくなる可能性
- 自己評価が低くなりやすい時期で、無気力になりやすい
おそよ2週間から2ヶ月間ほど、ドラゴンテイルの影響を受けている状態が続く可能性があります。
なお、ドラゴンテイルは1年で約20度、一周するのに約18年かかります。
占星術におけるドラゴンテイルは、わたしたちが今世や過去生で積み重ねてきた過去のカルマと関係しています。
そのためドラゴンテイルの影響は、ドラゴンテイル太陽合の時点ではコントロールが難しいものです。長年の努力が報われるなど、過去からの応答をドラゴンテイルが浮上させます。