目次
はじめに
アスペクトの根底にあるのは幾何図形であると考えられます。
アスペクトについては、アスペクト―幾何学図形から理解する―もご覧ください。
メジャーアスペクト
マイナーアスペクト
加えて、近年は、150度(クインカンス/インコンジャンクト)が取り上げられることが多いようです。このページでは、72度(クインタイル)、45度(セミスクエア)について記載します。
クインタイル:72度
72度は円の5分割です。つまり五角形の一辺です。5の数字は、遊びの精神や創造的な意欲を表します。また、五角形とは人間そのものを表す図形です。
クインタイルを形成する天体のサインやハウス、他の天体とのアスペクトの状況などによって、具体的な読み方は変わります。そのパターンは膨大になるため、ここではクインタイルの基本的な意味や性質を記載します。
- 遊び精神、クリエイティビティ
- 自分の主観を外に表現しようとすること(内側→外側への流れであり、外からの影響を跳ね飛ばす)
- 自分の都合のよい視点で物事を捉え、外からの要求には応えない(自分勝手さ)
- 外敵に強い(ペンタゴンや、五稜郭など、防衛に関係する建物が五角形であることからもわかる。また西洋魔術では防御の印となる。)
- 劇的でロマン的な気分
- 自発的な個人的な主張(一方で、要求されて発揮するのはセクスタイル)
- 自由にのびのびと好きなことをしようとする
- 表現意欲
- 傍若無人で好き勝手(他人が見て、マネしたいと思うような楽しむ姿勢)
- 思い込みが強い
- 常に吐き出し続ける。(関連する天体によっては、より高次な領域から内的な力をチャージしているケースも)
- あまりへこまず、人生を元気に生きる
- 通常起こるような場面でも、ネタにして笑いに変えるようなリアクション
- 性に目覚めていない子どものような状態 など
セミスクエア:45度
45度は円の8分割です。八角形は、力の圧縮を意味します。凝縮されたため圧力を持ち、押しの強い性質です。スクエアが正四角形となり、それを重ね合わせた形となります。また、たとえば、クオリティが活動サイン-固定サインといった組み合わせとなるため、この2種類の活動パターンの落差を取り込むことができるアスペクトです。
他の天体とどのようにアスペクトをとっているかによって、現れ方は変わりますが。ここでは、以下にセミスクエアの基本的な意味や性質を記載します。
- 月が関わっている場合、濃密な濃い感情
- エネルギーの圧縮や凝縮
- 強いパワーの蓄積とそれによる充足感
- (結果的に)殻を破る
- 水星が関わると、より強い実感や説得力、地上的な力
- 縛りの強さ
- 土星が関わると社会的に揺るがないもの
- 強い集中力 など
マイナーアスペクトのオーブ
オーブについては決まりはありません。読み手の好みを反映しても良いでしょう。とはいえ、一般的にマイナーアスペクトについてはオーブ3度以内を目安にすることが多いようです。