ドラゴンテイルは、過去生から受け継いだカルマを表すことで知られています。
そのため、ドラゴンテイルとのアスペクトに対して良い印象を持たない人もいます。
しかし、カルマは悪いことばかりではなく、過去生の過ちを清算するチャンスであるとも考えることができます。「現世で魂をどう成長させるか」という視点で、ドラゴンテイルを理解することもできます。
この記事では、ネイタル、シナストリー、トランジットの3つのケースにおいて、ドラゴンテイルと火星の合(コンジャンクション)である場合の意味を説明します。
ネイタルチャートでドラゴンテイルと火星が合の人の特徴
ドラゴンテイルと火星のコンジャンクションを持つ人は、高いエネルギーを持っている人です。
これは肉体的なエネルギーや性的なエネルギーを含み、異性から魅力的に映ることもあります。
ただ、エネルギーがあふれすぎると攻撃的になりやすく、トラブルを引き起こす可能性もあるので、適切な方法で消費することが必要です。
スポーツやクリエイティブな活動などでエネルギーを燃やすことが有効です。
シナストリーチャートでドラゴンテイルと火星が合の相性
火星に限らず、シナストリーチャートで、あなたの出生時のドラゴンテイルと相手の天体や感受点が合(コンジャンクション)の場合は、過去生でつながりがある人物だと考えられます。
過去生での関係
シナストリーチャートで、火星とドラゴンテイルがコンジャンクションしてる二人は、過去生で3つの可能性が考えられます。
・性的な関係のある恋人同士だった
・戦いの場で、敵もしくは味方だった
・火星の側の人がドラゴンテイル側の人に対して、攻撃的だった
性的な関係であった場合は、今世でも二人の間に情熱的な性的欲求が芽生える可能性があります。
火星側の人がドラゴンテイル側の人に攻撃的に振舞っていた過去生がある場合は、今世で過去生の怒りが持ち越されている可能性もあります。
魂に怒りを抱えながらも、ドラゴンテイル側の人は火星側の人に強烈に惹かれてしまうでしょう。
今世での関係
今世では、性的な欲求が芽生える関係であったり、ともに協力して目的を達成しようとする仲間になる可能性があります。
ですが、二人の間には憎しみや怒りがある場合もあるでしょう。
また、ドラゴンテイルは天体ではなく実体のないポイントなので、二人の間の課題(カルマ)が解消されると、自然と二人の間に距離ができていきます。
火星とトランジットチャートのドラゴンテイルが合の意味
ネイタルチャートの火星とトランジットチャートのドラゴンテイルが合のとき、過去に失われたものを取り戻そうとするエネルギーがあるときです。
また、過去生において縁があったような人と再会したり、出会いやご縁を結ぶことに積極的になるタイミングでもあります。
ドラゴンテイルのポジティブな影響
これまで上手くいかなかったことに、再挑戦しやすくなります。過去の努力を振りかえり、上手くいかなかったことを見直せるタイミングだからです。
たとえば、当初の野心や目的を思い出したり、過去の行いの何がいけなかったのかなどを振り返ることで、これまでのやり方を修正し、再挑戦に向かうことができるでしょう。
ドラゴンテイルのネガティブな可能性
対人関係や金銭など、なんらかのトラブルが起こりやすいかもしれません。この時期は、怒りっぽい人は自制心を持つように心がけましょう。
普段から自制心がある人は、トラブルになりにくいので、それほど気にしなくても大丈夫でしょう。
ドラゴンテイルとトランジットの火星が合の意味
ネイタルチャートのドラゴンテイルは、過去や人との縁を示すことがあります。そのため、ネイタルチャーとのドラゴンテイルとトランジットの火星が合の時期は、過去の怒りを思い出すことがあったり、攻撃的な人との出会いや再会などがあるかもしれません。
あるいは、活力が沸いてきてエネルギーに満ちるのを感じたり、何かに情熱をかけていたり、多忙な時期となる場合もあります。