ドラゴンテイルは過去生からのカルマを表すことから、ドラゴンテイルとのアスペクトにあまり良い印象がない人もいるでしょう。
ですが、実はカルマ自体は悪いことばかりではありません。過去生の過ちを清算するチャンスであるととらえることもできるからです。
「現世で魂をどんなふうに成長させていくか」という視点で、ドラゴンテイルについて理解を深めていけるといいですね。
ネイタル、シナストリー、トランジットの3つのケースにおけるドラゴンテイルと冥王星が合(コンジャンクション)の意味を紹介します。
ネイタルチャートでドラゴンテイルと冥王星が合の人の特徴
ドラゴンテイルと冥王星のコンジャンクションは、およそ16~17年の周期で形成されるため、世代的な配置と言えます。
近年ですと、1952年頃、1969年頃、1986年頃、2002年頃、2019年頃にドラゴンテイルと冥王星のコンジャンクションが形成されていました。
世代的な配置の場合、その特徴や影響が表れる人もいれば、表れない人もいます。また、月~土星までの個人天体の配置によっても影響は異なります。
そのため「ドラゴンテイルと冥王星が合の人は、こんな特徴があります」と一括りにするのは難しいです。ですが、もしこのアスペクトの影響を受け取って発揮した場合は、強い影響力を持ちます。たとえば、強い権力を持ったり、一世を風靡する、栄華を誇るといったことができるほどでしょう。
ドラゴンテイルと冥王星が合の有名人
ドラゴンテイルと冥王星が合の場合をイメージしやすいように、参考までに芸能人や有名人を紹介しますね。
小池百合子
浜田省吾
中島みゆき
坂本龍一
さだまさし
松坂慶子
村上龍
夏木マリ
小柳ルミ子
水谷豊
吉幾三
井筒和幸
1952年生まれの人たちは、そうそうたるたるメンバーですよね。とくに、1952年のドラゴンテイルと冥王星のコンジャンクションは獅子座だったため、他の年代に比べても、よりパワフルで目立った力のある人が多い世代だったと言えます。
シナストリーチャートでドラゴンテイルと冥王星が合の相性
冥王星に限らず、シナストリーチャート(相性図)で、あなたの出生時のドラゴンテイルと相手の天体や感受性が合である場合、過去生でつながりがあった人と言えるでしょう。
過去生での関係
シナストリーチャートで、冥王星とドラゴンテイルがコンジャンクションしてる二人は、過去生で、共依存といってもよいほど強い絆で結ばれていたでしょう。
今世での関係
出会ったとたんに強烈に惹かれあうでしょう。
ドラゴンテイルは実体のないポイントのため、過去生の課題を解決したあと、二人は別々の道を進むことが多いのですが、冥王星とのシナストリーだけは、少し違います。
二人の縁は、過去生の課題を解決したとしても、ずっと続いていきます。ただし、ずっと一緒にいる縁というよりも、離れても再び引き合ってしまうような縁が繋がっていきます。
たとえば、遠距離で思い合っていたり、別れてから数年後、数十年後に再び出会うようなイメージです。そのため、もし二人の関係が破滅的に壊れたとしても、関係が自然と修復されていきます。
そんな強い縁で結ばれている関係だと言えるでしょう。
冥王星とトランジットチャートのドラゴンテイルが合の意味
ネイタルチャーとの冥王星とトランジットチャートのドラゴンテイルが合のときは、ドラゴンテイルを通して、過去に行ったことの結果がやってくる時期です。過去の行いとは、過去生や今世における過去の行いです。
ですが、ネイタルチャートの冥王星は、世代的な配置です。そのため、トランジットチャートとのアスペクトも、個人の人生には大きな影響を与えないことのほうが多いでしょう。
ドラゴンテイルのポジティブな影響
過去のよい行いの結果であれば、ネイタルの冥王星を通して、仕事などでパワーを発揮する活力としてあらわるでしょう。
たとえば、大失敗してしまったような物事ですら、上手く修復されることがあります。
ドラゴンテイルのネガティブな可能性
過去のよくない行いが結果としてやってくる場合は、権力が地に落ちるなど、徹底的に打ちのめされるほどの大きなインパクトを与える可能性があります。
ドラゴンテイルとトランジットの冥王星が合の意味
ネイタルチャートのドラゴンテイルとトランジットチャートの冥王星が合のときは、これまでの自分の考え方や行動など、過去のパターンを壊し、新しい道を切り開くタイミングです。
たとえば、過去にとらわれた想いがある人は、それを手放し、前に進むときかもしれません。
この時期は、自分にとっての既存の価値観や考え方を見直す機会が与えられ、新しい選択肢やアイデアを生み出すことができるでしょう。
なお過去のパターンは、自分にとってポジティブなこともネガティブなことも含まれます。これまでは、自分自身の成長や発展にとって必要だったものかもしれません。ですが、今後の目標や夢を達成するためには、それらを手放す必要がある場合もあります。