ドラゴンテイルに金星が合の場合|特徴や相性

ドラゴンテイルは過去生からのカルマを表すことから、ドラゴンテイルとのアスペクトにあまり良い印象がない人もいるでしょう。

ですが、実はカルマのすべてが過ちや悪い経験とは限りません。過去生での経験を積み重ねた結果、なんらかの偏りが生まれてしまった。その偏りがカルマだからです。

また、カルマが過去生の過ちであったとしても、カルマを清算するチャンスであるととらえることもできます。

「現世で魂をどんなふうに成長させていくか」という視点で、ドラゴンテイルについて理解を深めていけるといいですね。

ネイタル、シナストリー、トランジットの3つのケースにおけるドラゴンテイルと金星が合(コンジャンクション)の意味を紹介します。

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目次

ネイタルチャートでドラゴンテイルと金星が合の人の特徴

金星とドラゴンテイルの合は、おもに次の特徴があります。

  • 贅沢あるいは快適なライフスタイルを好む
  • 人からの心無い反応によって傷つきやすい
  • 自分のことを尊重してくれない人に惹かれてしまう

それぞれ、詳しく説明しますね。

贅沢あるいは快適なライフスタイルを好む

美や愛に関する価値観について、過去生から今世や未来に向かって変化していく流れを示しています。

たとえば、過去生から引き継いだ金星的な価値観により、今世でも贅沢や快適なライフスタイルを求めます。ファッション、美容、化粧品などでも、高価なものを好むでしょう。

それは悪いことではありませんが、ドラゴンテイルはあくまで過去のもの。今世においては、今、そして未来へ向かって新たな価値観や感受性にアップデートしていく必要があります。

過去生あるいは人生における過去にて、あなたが美しいと感じたものを否定する必要はありません。ですが、今世においては「贅沢すること」から「あなたにとってより本質的に美しいと感じるもの」「価値があると感じられるもの」を求めるような流れが理想的です。

私たちは今世で、ドラゴンテイル側に偏りすぎた過去生を、ドラゴンヘッドの方向へと歩んでいく必要性があるからです。

ドラゴンヘッドに向かうために、たとえば贅沢なものではなくても、精神的に豊かさを感じられるような感受性を磨いていくと良いでしょう。

人からの心無い反応によって傷つきやすい

金星とドラゴンテイルのアスペクトは、過去生や幼少期に、自分自身を「好ましい存在」「愛すべき存在」として見ていなかったことを示します。

そのため、ドラゴンテイルと金星がコンジャンクションしている人は、人からの心無い反応によって傷つきやすい傾向があります。

自分の魂を成長させるためには、自分で自分を愛する方法を学ぶ必要があります。

それは、ドラゴンテイルと金星がコンジャンクションしている人にとっては、とても難しいと感じられるかもしれません。それでも自分を愛していく歩みが大切です。

あなたは、そのままで十分に満たされ、愛される存在です。自分の価値を自分で信じられたらそれでいいのです。

そのためにも、自分を愛することを教えてくれる人と付き合いましょう。少なくとも、価値観を広げてくれるような充実した人間関係を見つけていくことが、とても大切です。

たとえば、自分を尊重してくれる人と人間関係を築くことや、今までなら付き合わなかったタイプの人との付き合いをしていくといいでしょう。

自分のことを尊重してくれない人に惹かれてしまう

金星とドラゴンテイルのアスペクトは、過去に自分自身を「愛すべき存在」として見ていなかったことを示し、自己肯定感が低めです。

もしかすると、自分のことを尊重してくれない人と恋愛したり、友人になる傾向があるかもしれません。過去生からの価値観に留まりがちのため、どうしてもそのほうが、居心地がよく感じてしまうからです。

また、過去生からのカルマ的な縁のある人と繋がりがちです。

ですが、今世は新たな人生です。カルマ的な縁がある人だけではなく、新たな出会いを楽しみ、新たな絆を築き、新たな価値観や美意識を、その人たちと一緒に学んでいきましょう。

そのためには、自分に良い影響を与えてくれそうなのにこれまで付き合わなかったような人と交流したり、新しい出会いの機会を増やしていくといいでしょう。

なお、「つき合いが楽だから」という消極的な理由で出会った人は、発展性がなく、カルマ的な縁である可能性も高いです。

恋愛については、自分を愛することを教えてくれる相手に、自分から勇気を出して踏み込んでいかなければいけません。

もし恋愛で傷ついた場合は、自分で自分を受け容れて愛し、身の回りを自分の好きなもので満たしていくことを少しずつやっていきましょう。

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シナストリーチャートでドラゴンテイルと金星が合の相性

金星に限らず、シナストリーチャートで、あなたの出生時のドラゴンテイルと相手の天体や感受性が合である場合、過去生でつながりがあった人と言えるでしょう。

過去生での関係性

シナストリーチャートで、金星とドラゴンテイルが合の人たちは、過去生で必ずしも結婚していたとは言えませんが、ロマンチックな関係性だった可能性が高いです。

今世での相性

今世では、お互いに出会ってすぐに惹かれる感覚を持つでしょう。出会って最初のころは特に「ずっと一緒にいたい」と感じるかもしれません。

過去生で縁があるため、ふたりとも最初は運命の出会いだと思うでしょう。

どちらも親しみやすいエネルギーを感じ、はじめて会ったような気がせず、知っている人のようにも感じます。

金星側の人は、ドラゴンテイル側の人が前進することを望まないかもしれません。今の関係に留まりたいと思うでしょう。

ドラゴンテイル側の人は、時間がたつにつれて、金星側の人の「このままの関係でいたい」という気持ちに引っ張られがちです。ですが、自分が前に進めていないことに気がつくことがあります。

金星側の人も、一緒にいることに居心地の良さを感じる一方で、そのままでは進歩がないような気持ちをだんだんと抱くようになるでしょう。

お互いに前に進めない閉塞感を感じたとき、二人の関係性は卒業していくようなことがあるかもしれません。

閉塞感を感じる関係性を卒業して、前に進んでいく場合もあれば、別れの可能性も。

一方で、ふたりが一緒に成長するために踏み出しチャレンジした時は、きっとその挑戦は上手くいくでしょう。

チャレンジのタイミングで、金星側の人はドラゴンテイル側の人を応援し、励ませられるようになっている必要があるでしょう。

この関係性は、お互いが依存し合うケースもあります。良い関係ではないと感じながらも、現状を変えるよりも維持するほうが楽なため、発展性のない、または不健全な状況を続けてしまう恐れがあります。

そのため、依存傾向を克服して相手との楽な関係性に留まるのではなく、自分のなかに「自分の人生に幸せがあるのだ」と見いだしていくことが必要です。

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金星とトランジットチャートのドラゴンテイルが合の意味

トランジットのドラゴンテイルと出生図の金星が合(コンジャンクション)のときは、今世における過去、あるいは前世や過去生に交わした、何らかの約束が出現する可能性があります。それは、過去に縁のあった誰かとの出会いという形であらわれることもあります。

ドラゴンテイルのポジティブな影響

・ドラゴンテイルは過去からのカルマの到来を示します。金星と重なることで、慣れ親しんだ快適な人間関係、人脈がもたらされることがあります。

・過去や過去生に交わした約束を果たすための、最終出現(カルマの解消、あるいは過去からの成果)の場合もあります。

ドラゴンテイルのネガティブな可能性

・この時期に出会った人は、お互いに発展性のない依存的な関係性となることがあります。

・古い人脈を断ち切れず、前進を邪魔されるような状況になることがあります。

ドラゴンテイルとトランジットチャートの金星が合の意味

ネイタルチャートのドラゴンテイルとトランジットチャートの金星が合のときは、古い友人や人脈との再会があるかもしれません。

あるいは、過去の楽しかった思い出に気持ちが向くようなタイミングかもしれません。感傷的な気分になる可能性がありますが、すぐに過ぎ去りますので、深刻に考える必要はありません。

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