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バーテックス/アンチバーテックスについて
バーテックス・アンチバーテックスは、感受点のひとつです。完全マスター西洋占星術によると、アセンダントやMCと同じくらい重要性の高い感受点と書かれています。
この記事では、
- バーテックス
- アンチバーテックス
の定義と意味について、解説します。
アンチバーテックス(AVt)とは
アンチバーテックス(Avt)とは、天球の真東(子午線上)と黄道の接点です。アセンダント(ASC)のそばにありますが、アセンダントは天球の真東と真西をつなぐ線と接しています。
アンチバーテックスの占星術的な意味
アンチバーテックスは、子午線という地球的な集合意識と、生命の源である太陽の通り道が接する点です。それゆえ、集団から押し付けられる個人の使命として解釈します。
ホロスコープ上で宿命的なことを表す要素は、それほど多くはないのですが、このアンチバーテックスは、数少ない宿命的なものを示すポイントでもあります。
アセンダントとの違い
アセンダントは生まれつきの個人の資質を表すのに対して、アンチバーテックスは、集団から押し付けられるものを示します。「自分としてはアセンダントの資質で生きたいのに、周囲からはアンチバーテックス的なことを要求される」と解釈します。
バーテックス(Vt)とは
一方で、バーテックスは天球の真西と黄道の接点です。ちょうどアンチバーテックスの真反対に位置するのがバーテックスです。
アンチバーテックスとして集団から与えられた(押し付けられた)使命を果たすために、いかに道を模索するか?
その方向性を示しています。そのため「集団社会との関わり方」を示すのが、バーテックスです。
こちらもまた、自分の意志というよりは、社会集団との関わりの中で「そうせざるを得ない」ものとして読みます。
ディセンダントとの違い
ディセンダントは個人の資質からもっとも遠い資質を表します。つまり他者から学ぶ=対人関係を表します。一方で、バーテックスは、同じ対人関係でも、集団との関わりから自ずと生じる環境を表します。
まとめ
少し難しい概念でしたが、アセンダントやディセンダントと同様に大切だと言われる感受点について紹介しました。
アンチバーテックスやバーテックスもまた、他の感受点と同様、単体で読むというよりも
- どのサインか?
- 意味のあるアスペクトをとっているか?
という点も読んでいくと、より深いリーディングの手助けとなるはずです。