ホロスコープでは、12サインを用いることで一人ひとりの性格を読み取ることができます。
性格を読み取る際におさえておきたい4つの鑑定法について、紹介しますね。
そもそも性格とは?
性格とは「行動のしかたに現れる、その人に固有の感情・意志の傾向」のことですが、この記事では、その人固有の「感覚」を「性格」と捉えて、読む方法を紹介します。
性格を幅広く解釈すると、ホロスコープで500パターン以上の読み方があり、ここでは紹介しきれないためです。
たとえば「身内の悪口を言われると、怒りを感じやすい」というのは蟹座的な感覚です。
しかし、怒りを感じた後に、スマートな言い返しで怒りを波風立てずに表明できる人もいれば、すぐに喧嘩腰になり反撃する人もいます。
怒りを感じた後に、どんな反応をするか?については他の天体との位置関係によって、異なってくるんですね。
そこで、この記事ではシンプルに12サインから読み取れる感覚を「性格」と捉えて、性格を読む方法として次の四つを紹介します。
1.太陽のエレメントと12サイン
2.月星座
3.アセンダント
4.シグネチャー
太陽のエレメントと12サインから性格を知る
まず、一番おおまかに自分を知る方法として、太陽のエレメントと星座(サイン)からあなたの性格を把握するのがいいでしょう。
12星座は火・地・風・水の4つのエレメントに区分され、エレメント毎に性質や特徴があります。
■火のエレメント(牡羊座、獅子座、射手座)
自分の意見があり、人から一目置かれるような魅力の持ち主です。
■地のエレメント(牡牛座、乙女座。山羊座)
実用性・着実性を重んじ、目的意識を明確に持っています。
■風のエレメント(双子座、天秤座、水瓶座)
クリエイティブでアイデアに溢れ、さまざまなことにチャレンジします。周囲の状況をよく観察しています。
■水のエレメント(蟹座、蠍座、魚座)
全体的にゆったりとした時の流れに身を置いている人が多く、繰り返しの作業、コツコツ同じことを続けることに楽しみを見出します。
以上は、エレメントごとの特徴の一部となります。
さらに詳しく、各エレメントの特徴を知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
月星座からプライベートの素の性格を知る
太陽が社会の中の自分の看板だとすると、月はプライベートのときに、素でリラックスしている状態の自分の性格です。
つまり、月星座からはもっとも自然体な自分の状態を知ることができます。
他にも、月星座は次のようなことを表します。
・あなたの性格
・感情や本能
・無意識下ではたらく繰り返しパターン(潜在意識)
・母親のこと
・親から受け継いでいる気質
・前世の影響
アセンダントから、無自覚の性格を知る
アセンダントとは、生まれた瞬間の東の地平線と黄道の交点のことです。
ホロスコープをよく見ると、第1ハウスが始まるところにACとかASCと書かれていますよね。
性格を読む際にとくに重要なポイントとなるのが、このアセンダント。
アセンダントは人生の出発点でもあるため、その人の人格の土台を示しているとも言えるからです。
アセンダントからは、自覚はしていないけれど「言われてみれば、そういうところあるかも・・・」と感じるような性格を知ることができます。
自分ではよくわからなくても、他人から見た時に当たっていると言われる部分でもあります。
シグネチャーから総合的な性格を知る
総合的な性格をあらわすサインのことを、シグネチャーサインと言います。
日本ではあまり使われない概念ですが、ホロスコープチャートから総合的な「あなたらしいサイン」を見つけることができます。
シグネチャーサインを知る方法
1.まず、あなたの10個の天体(月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)のサインが、火・地・風・水のどのエレメントに分類されるかを確認しましょう。
火:牡羊座、獅子座、射手座
地:牡牛座、乙女座、山羊座
風:双子座、天秤座、水瓶座
水:蟹座、蠍座、魚座
一番多くの天体が属しているエレメントをチェックします。
もし、1番多いエレメントが1つではない場合、それぞれメモしておいてください。
2.あなたの10個の天体の、クオリティ(活動宮・不動宮・柔軟宮)を確認します。
活動宮:牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座
不動宮:牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座
柔軟宮:双子座、乙女座、射手座、魚座
一番多くの天体が属しているクオリティをチェックします。
この場合も、一番多いクオリティが1つではない場合は、同列一位の場合はそれぞれメモしておいてください。
エレメントとクオリティから、あなたのシグネチャーサインを特定します。
たとえば、次のような場合
▶一番多いエレメントが地の場合
牡牛座、乙女座、山羊座
▶一番多いクオリティが柔軟宮の場合
双子座、乙女座、射手座、魚座
エレメントにもクオリティにも含まれている乙女座が、シグネチャーサインとなります。
人によっては、太陽星座や月星座ともまったく違うサインになることもありますが、あなたのホロスコープを一面ではなく、総合的にとらえたときには、そのサインがあなたらしい性格と言えるのです。
シグネチャーサインの意味
<シグネチャーサインが牡羊座>
12サインの最初である牡羊座は、衝動的で燃えるような性格で知られています。
待つことが苦手かもしれませんが、活発で、インスピレーショナルな感覚をもっているでしょう。宇宙と純度高くつながる人です。
<シグネチャーサインが牡牛座>
牡牛座は、12サインで最も官能的なサインの一つです。
居心地の良い環境、美味しい食事、贅沢な表現に満たされていると幸福を感じます。
また、習慣を大切にし、変化よりも安定性を好みます。
<シグネチャーサインが双子座>
双子座は社交的で機敏な性格です。
水星との関係が深いので、適度なコミュニケーションが取れる環境があることが大切。
シグネチャーサインが双子座の人もまた、自分の想いを表現する場が必要です。
<シグネチャーサインが蟹座>
蟹座は、周囲の影響を非常に受けやすいサインです。
たとえば、あなたがいる部屋のエネルギーを瞬時に受け取り、非言語的な情報を読み取ることができます。
常に変化しているエネルギーに影響を受けるため、安心して守られていると感じることができる場所が必要です。
<シグネチャーサインが獅子座>
獅子座は、太陽を支配星に持ちます。そのため、暖かさ、寛大さ、創造的な精神を持ちます。
太陽が輝くように、周囲の人に熱を放ちます。
想像的な精神を持つことから、クリエイティブに表現できるステージがあることが、重要です。
<シグネチャーサインが乙女座>
乙女座は、12サインの中で最も分析的なサインです。
したがって、ロジック、組織、および構造が見えることで満足します。
他人のために、自分自身のために、仕組みを創ることに秀でています。
人の役に立つことで、活き活きします。とくに、実用的な方法で貢献できたときに喜びを感じます。
<シグネチャーサインが天秤座>
天秤座は、バランス、調和、視覚的表現を好みます。また、自然と、調整と編集を行う天才です。
波乱万丈になりがちですが、平和を愛しています。
パートナーシップが、人生のカギになるでしょう。
<シグネチャーサインが蠍座>
蠍座は、感情の強さで知られている水のサインです。
他者や組織との深いコネクトによって、自分自身が革新的に変容することを切望しています。一方で、プライバシーが、とても大事。
広く浅い関係ではなく、特定の人との深い関係を望んでいます。
<シグネチャーサインが射手座>
射手座は、大胆な好奇心で知られています。哲学・学問といった知的なものを好みます。
常に探求心をもち、心はいつでも冒険に出かけます。
未知のものを受け入れるための自由を持っている人です。
<シグネチャーサインが山羊座>
勤勉な山羊座は、社会に対してとても献身的です。
そのため、成功と成果によって満たされるでしょう。
常に目標に向かって取り組んでいく、活動的な人です。
<シグネチャーサインが水瓶座>
水瓶座は、人道的な感覚を持つサインです。
自分ひとりのことではなく、集団の一部として自己を認識しているところがあります。
ものごとを判断するときに、自分の感情よりも、価値観を大切にします。
そして、常に、正しいことをしたいと感じています。
<シグネチャーサインが魚座>
魚座は、共感性と精神的な感覚をもっています。
すべてを深く感じ取ることができますが、そこに根は降ろしません。
いつも、感情や無意識の海を漂っています。
自己犠牲的なほどに、愛情深く寛大な人です。
ここで紹介した4つの方法のほかに、誕生時のホロスコープの太陽と月の角度から算出する月相から性格を知ることもできます。
人の性格というのは、十人十色で複雑なものです。
「あなたは蠍座だから〇〇な性格ね」と、1つの視点からだけで性格を断定することは難しいものです。
ホロスコープで一人ひとり固有の性格を知るには、ここで紹介した方法以外に、天体同士の関係性なども含め、様々な視点から読み取ってみてくださいね。