龍頭図でわかる無意識の本音|ドラコニックチャートの出し方、読み方

本記事では、龍頭図(ドラコニックチャート)を用いてリーディングする方法について解説します。

人によっては稀に、西洋占星術の出生図に示された内容が「しっくり来ない」と感じることがあります。そうした人は、龍頭図に示されている自分の方が、より自分らしいと感じることがあります。

自分自身の無意識を敏感に感じ取り、素直に無意識を表現できる人ほど、龍頭図の方が「しっくりくる」と感じる傾向があるようです。

自分の深いところにある無意識の本音が示される龍頭図の出し方や読み方のポイントについて解説します。

目次

龍頭図(ドラコニックチャート)とは

龍頭図は、真の自己やハイヤー セルフについて深く知る方法として用いられてきました。

通常の出生図(トロピカル・ゾディアック方式)が、個人の日常、性格や行動を示すのに対して、龍頭図(ドラコニック・ゾディアック方式)は、魂の目的、過去生の関連性、霊的な動機を示します。出生図とりも、非物質的な自己を知る方法です。

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龍頭図の特徴

龍頭図は、北のノードであるドラゴンヘッドを基準としたチャートで、出生図におけるドラゴンヘッドの位置を牡羊座の0度と定めるのが特徴です。

ドラゴンヘッド、ドラゴンテイルのノード軸は、月の軌道(白道)と太陽の軌道(黄道)が交わる交点です。

 月の軌道はソウルを示し、太陽の軌道はスピリットを示します。ソウルは過去を維持する魂であり、スピリットは未来を作る精神です。その二つが交わるところから、はじまっていくチャートが龍頭図なのです。

龍頭図には「過去と未来の間に存在する、非地上的な自己」が示されるのでしょう。

なお、ドラコニックチャートの形式としては、天体の位置するハウスとアスペクトは出生図と変わりません。サインと度数だけが出生図と異なります。また、天体のサビアンシンボルは変わります。

ですからサビアンシンボルを読むことができれば、龍頭図は読み解きやすいでしょう。

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出生図と龍頭図の違い

出生図(ネイタルチャート)が、「肉体の自分を使って社会でどう生きるか」を知るチャートだとすると、龍頭図は、「魂の自分」を深く知るためのチャートだと言えます。

たとえば、あなたの性格や置かれている環境などとは関係なく「魂の深い部分ではどう感じているのか」など、自分では気づいていない無意識の思いを龍頭図から知ることができます。

龍頭図の出し方

龍頭図は出生図のドラゴンヘッドが基準となるため、ドラゴンヘッドを牡羊座0度にすることで作成できます。

龍頭図を無料で作成できるサイト

無料で龍頭図が作成できるおすすめのサイトを紹介します。

●Astrodienst
https://www.astro.com/horoscopes/ja

<調べ方>

1.ホロスコープ各種作成>出生データによるいろんなチャートのページへ
2.必要事項を記入し、チャートタイプから龍頭図を選択
3.クリックしてチャートを表示 をクリック
4.龍頭図が表示されます

龍頭図からわかること

龍頭図は、私たちの深いところにある「自分の行動が何からきているのか」その動機に関連しています。なぜなら、龍頭図は、出生図に影響を与える記憶や過去から継承したもの、過去の習慣、ルーツなどを表すからです。

出生図が人生の「表の顔」であるとしたら、龍頭図は人生の「裏の顔」のようなものです。

出生図からは、性格や心理的な特徴がわかりますが、龍頭図からは、私たちがコントロールできないと感じる感情的な反応や衝動が示されます。

龍頭図のシナストリーチャートからわかる相性

龍頭図同士のシナストリーチャート(相性図)におけるアスペクトは、前世からの魂の繋がりを示します。出生前からの魂の合意あるいは契約のような、非常に強い繋がりがあります。

とくに太陽と月のアスペクトがある場合、その絆はとても強いです。

また、一方の龍頭図(ドラコニックチャート)と、もう一方の出生図のシナストリーも見ていくことができます。

  •  出生図のアングルに近い、ドラコニック天体があるか
  •  出生図の天体に、ハードアスペクト(コンジャンクション、スクエア、オポジション)となるドラコニックの天体があるか

といったポイントを見ていくといいでしょう。

特に出生図側のアセンダントに、もう一方ドラコニック太陽あるいは月との間にタイトなアスペクトがある場合も、前世からの魂の繋がりを示します。

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どんな時に、龍頭図を読むといい?

出生図は、「今世どう生きるか?」の手がかりを知ることができますが、龍頭図は、出生図に示されている魂が過去生から抱えてきたものの理由、背景のようなものを知るときに読みます。

龍頭図に示されるものは、今世においては自覚やコントロールができないような感情や衝動として表れます。

龍頭図が、しっくりくるかは、人それぞれの感受性の差によっても違います。

自分自身の無意識を敏感に感じ取れるタイプの人は、出生図よりも龍頭図のほうが、よりしっくりくると感じることがあるようです。

出生図だけでは理解できなかった、自分の深いところにある本来の姿を知りたいときに、龍頭図と向き合うという使い方もできるでしょう。

龍頭図の読み方のポイント

占星術独学本

龍頭図を読むときは、まず出生図と向き合って、自分を知ることが最初のステップです。

とくに人生に生きづらさを感じている人ほど、出生図に描かれた自分を知り、受け容れていくプロセスを大切にしてください。

そのうえで、龍頭図に描かれた自己を知ると「なぜ今世、自分がこの出生図を選んできたのか?」「過去生からの集大成として、何を成していこうとしているのか?」が見えてくることがあります。

なお、龍頭図では、天体の位置するハウスやアスペクトは変化しません。

サインと天体やアングルの度数が変化しますので、サインの性質をよく知り、サビアンシンボルリーディングに慣れていると、龍頭図は読みやすくなると思います。

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